12月末アラミダを2年半振りに訪問してフリッカの数が増えていた事や、フリッカという名のフリッカが帆走を楽しむまでにメンテが進んだ事を目にしたのは良かったが、中には以前より状態が悪くなっている艇もあったのは残念だった。
この125番艇は再会を楽しみにしていたのだが、[前回見た時] より悪化している艇のひとつ。
前回ピカピカだった差し板3枚の姿はない。
一等上は同じ板のニスが剥がれてベアーのまま放置してある印象。しかし2年半でここまで剥がれるのか疑問。下の2枚は外して替わりに間に合わせの合板を入れてある様子。一体何があったのだろう。
この艇は1980年製。PSCがデッキ・モールドを新型に換えたのは1983年秋頃なのでこの艇のコックピットは旧型。
エンジンは1GM。ダッシボードはタコメーターの無い珍しいタイプ。
旧型コックピット艇ではコックピット排水のスルーハルはトランサムに在るが、その数は1個、2個、二つのタイプがあるようだ。これは見ての通り2個のタイプ。
ブロンズ製のスルーハルはエンジン排気排水用。ビルジ兼ホールディング・タンク用スルーハルはハル右舷下に在る。
ラダーは前回見た時と同様外されたまま。
(写真はいずれもPSC製434艇中125番、無名のフリッカです。)
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