2012年10月31日水曜日

セレニティー 10月27日土曜日の風 2

あまりに天気が良いのでセイル・ロッカーから5~6年は取り出していないステイスルを虫干しすることにした。

このステイスルはワイヤー・ラフ(ラフにワイヤー・ロープが入っている)でフォアステイにハンクする必要は無い。



本来はステイスル専用のハルヤードがあるのでそれにセイルヘッドをフックしてホイストしなければならないが、本日はセイリングする訳ではないのでズルしてジブ・ハルヤードをフックして広げる。クルーに仕込んだシート2本はコイル状態でぶら下げたままズルしている。



水面は鏡のようにフラットだが1.2ノットの風が吹き始めた。これによりシート・コイルがぶら下がったままながら艇が僅かながらセイリングを始めた。潮が僅かなエッブ・タイド(引き潮)ということもあり対地艇速は1ノット超。しかし、微風とステイスルで舵に確かな手応えがあり、針路をコントロールできる。

軽い生地の大きなセイル(ドリフター)があればこんな風でも2~3ノットは出るのだろうな、とまたまたドリフターに想いを馳せる。

注: まだ海面に波ひとつ無いので許せるが、本来ならこのように舵が効いて来たらのんびりせず即セイルのシートを伸ばしてクリートに取るべきだ。(というよりどんな場合でもセイルをホイストする前に必ずシートをクリートに取っているべき。)遠方に僅かでも漣が立ち、鏡面状態が無くなったらそれこそ1~2分経たない中に突然7~8ノット以上の風が吹く場合がある。このようにシートをぶら下げた状態ではセイルがヒョイとアウトボードに飛ばされてしまうだろう。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年10月30日火曜日

セレニティー 10月27日土曜日の風

1:30PM頃出航。風も波も無い。



しかし海上に出て来るだけでも気持ち良い。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2012年10月29日月曜日

アイリッシ・ミスト 3

船外機は3枚羽根のホンダ8 ロングシャフト。

船外機が右舷側に付いているのは珍しい。初代オーナーが左利きだったのかも知れない。

画面後方のソーラー・パネルと船外機との間に何か白いロッドが見える。スターン・プルピット・レイルにクランプで装着して途中て折り曲げてあるがこれは何だろう。








コックピット側から見てみよう。

ソーラー・パネルのすぐ横、バックステイに平行して見える白いロッド。気になる。





(写真はPSC製434艇中、番数不明、1982年製の Irish Mist です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2012年10月28日日曜日

アイリッシ・ミスト 2

コックピット周り。

深いコンパニオンウェイには3枚式差し板。真ん中の板には固定式のポートライトを装着。




コックピット後部は船外機用燃料タンクの収納場所。








その上にもコックピット・クッションがあるが、無論停泊時以外はそこには座れない。

ロッカーは船内機のリモート・コントロールやエンジンからの排水・排煙管が無い分、広々としている。



コックピット後部の船外機用燃料タンク置き場のため、ビルジ・ポンプは例によってコックピット・ロッカーのフォアに移動している。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、1982年製の Irish Mist です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2012年10月27日土曜日

アイリッシ・ミスト

今売りに出ているパシフィック・ノースウエストは [ギグ・ハーバー] のPSC製フリッカ 『アイリッシ・ミスト』 。

1982年製。

ハル番号は不明だが恐らく190番台~230番台だろう。







1983年代後半に新型モールドに移行する前のデッキ・モールドで造られた艇だ。

バウスプリットもプラットフォームも良くメンテされている。

プライマリー・アンカーはCQRをそのまま使っているが、左舷にはフォートレスも見える。

船外機仕様なので船内機艇で軽油注入口(デッキ・フィル)のある場所にはアイが仕込まれている。ハルとデッキの結合部(ブルワークス)のレイルはアルミニュームのフラット・タイプ。





(写真はPSC製434艇中、番数不明、1982年製の Irish Mist です。)
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2012年10月26日金曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 10

右舷側の造作。

マストアーチ下の2連のニー(knees)。

画面左上の厚板は [デッキ・ハードウェア] のバックプレイト。



美しく並んだキャビントップ用ビーム(梁)の列。









画面左下の銅管は暖房用ストーブの排気管。

ストーブは他艇でも見かける [Force 10 の灯油・パラフィン油ストーブ]







この艇では真鍮製のストラップ3本で、見た目も美しくしっかり固定されている。







(ストーブの下、クッションの上に管らしきものが見えるのでこのモデルはプロパン用かも知れない。)

サイドデッキ下には2組の引き戸の付いた収納スペース。

長いセッティー(シート)の背もたれクッションを外すとそこにも収納が隠されているに違いない。





無論セッティーの下も収納になっている。正に移動式別荘とも呼べるような住み心地の良さそうなフリッカ。次のオーナーにも長く愛されそうだ。

(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
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2012年10月25日木曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 9

コンパニオンウェイと右舷側バルクヘッド。

コンパニオンウェイ・ラダー(梯子)の奥にはブリッジ・デッキ部分の収納にアクセスできるドアも見える。

右舷側クォーターも収納になっている。

一見雑多に見えるがバルクヘッドの棚にはコックピットから手を伸ばしてすぐに手に取りたいものや、下のテーブルで使用するものが入れてあり、使い勝手は大変良いだろう。



小気味良く並んだキャビントップのビームの間に手摺りが1本見える。丁寧な造りだ。






こっちにもオイル・ランプが付いている。この艇には電気のシーリング・ライトが無いので、この両舷の小型ランプとギャリー前の [大型ランプ] はいずれも実用。

テーブルは造り付けだろうか、脚を払って取り外せるのだろうか。








いずれにしてもコーヒー・テーブル並みに小さいテーブルなので出入りに不自由はなさそうだ。

コンパニオンウェイ・ラダー(梯子)の各ステップの下には引き出しが付いている。














(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
フリッカ・データベース

2012年10月24日水曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 8

Navステーションになっている左舷側クォーター。

シーリングに見える厚く幅広の板は [ウィンチやクリート] 装着用。







この台はチャート・テーブルとしてもギャリーのカウンタートップとしても使える。







エレクトロニクスは無論最先端のものではない。しかし大昔のものでもなく、3代のオーナー達がそれなりにアップデートして来たようだ。

収納スペースはたっぷり。











クォーター・バースは無く、コックピットからアクセスできる収納も多い。これらの造作からもこの艇がデイ・クルーザーではなく、1~2人用長期クルージング艇であることが判る。

(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年10月23日火曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 7

左舷側にあるギャリー。

キャビントップのビーム(梁)間の距離はビームのセンターからセンターまでが1'3"~1'4"位のようだ。





ビーム間には1箇所、手摺りらしきものが仕込まれている。ブロンズ製ポートライトは換装とは思えない程収まりが良い。

ギャリーはフォアにコンロ、センターに蓋のついたシンク。

奥の仕切りも手前のトリムも波形を取り入れた意匠で芸が細かい。

サイドデッキ下には太く頑丈なビームが覗いている。

風通しを良くするためギャリーのドアは全てルーヴァー式。









(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
フリッカのリグ

2012年10月22日月曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 6

Vバース詳細。

この見事なハル内壁のティークは断熱の役割も果たすだろう。








両舷の棚のトリムは波形を意識したような流麗なデザイン。

Vバースとギャリー間の仕切りのバルクヘッドはデザインも仕上げもノー’スター製ではなく、後のPSC製のものにそっくりだ。



そのラインは下のVバース・アフト面に綺麗な流れで繋がっている。

PSC製よりバース幅を広く取り、センター・フィラーを狭くしてあるようだ。







フィラー自体も周辺に合わせた遜色のない造り。カスタム艇を感じさせる。

フィラーの下にはポータ・ポッティー(簡便トイレ)が設置されている。

手前下の電気製品は旧式の暖房機のようだ。


(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
フリッカのスペック

2012年10月21日日曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 5

丁寧にティークで造作されたこの艇のインテリアは一見に値する。

シーリングにはアーチ状の梁がずらりと並び、マスト下のアーチは両舷とも頑丈なニー(knee)2本でサポートされている。



マスト下には金属のコンプレッション・ポストが立っているがこれは不要だろう。

Vバース横の壁もティークの細板で見事に埋め尽くされている。

Vバース上の収納のドアは引き戸のようだ。



Vバース前方にはチェイン・ロッカーへのアクセス口。ハウストップのフォア・エンド、時計と気圧計の間には固定式のポートライトがある。右上に見えるのは暖房用ストーブの排気管。

シーリングに見えるのはプリズムを使ったデッキ・ライトではなくマスト・ステップだと思う。






ニー造作やハウス・コーナーのトリムなど詳細にわたり機能的な強度と美しさを備えており、申し分ない。

換装で付けたというブロンズ・ポートライトもファクトリー装着のようにしっかり収まっている。






右上の黒い孔とそのカバーは [ヴェント] 用。

(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
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2012年10月20日土曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 4

キャビントップ2枚。

シングルハンドしやすいようにラインはコックピット前まで引いてある。各ウィンチの手前にはクラム・クリートを装着。



この艇の造作の良さの伺えるコンパニオンウェイ・トリムやハッチ・トラックの中にキャビンも垣間見えるがこれについてはまた後日。

スライディング・ハッチの上に乗っているのは2枚折り式の差し板。

その横、こんな所に両舷とも銘板が貼り付けてある。


前方には以前見たように [分厚い頑丈なバウスプリット] が座っている。

(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
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2012年10月19日金曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 3

本日はコックピットの写真3点。

トリムもシートもブリッジ・デッキも全てティーク製。









コーミング内壁も造船時はこれらと同様だったと思われるが今は白くペイントされている。

上から見たところ。外洋向けコックピット・サイズが良く分かる。

(画面上がフォア、下がアフト。)



ラザレット・トップに装着したヴェントは1個がフォア、1個がアフトを向いている。

キャビン内から見たコックピット。











正面はラザレットとそのアクセス口。その上にティラーとメインシート・トラヴェラー等が見える。

(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
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2012年10月18日木曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める 2

昨日の写真と比べて欲しい。無論同じ艇である。

この古い写真は現3代目オーナーが2代目オーナーからワシントン州ベインブリッジ島で1994年に購入する以前のもの。キャビンサイド、コーミングは造船時のウッドのまま。ポートライトもブロンズ製開閉式に換装される以前の姿。

チェインプレイト2本だが、アフト側チェインプレイトでアッパー・シュラウド、ならびにロウアー・シュラウド1本を受けている。



メイン・ブームはノー’スター製同様ビンガムの原デザインどおり長い。しかし、バンプキンは無い。ラニング・バックステイがはっきり写っている。尚、ジブはセレニティーと同様、クラブ(ブーム)付き。

スターン部にラザレットを仕込んであるのでコックピットはブリッジ・デッキ部分を含めてもPSC製の約2/3の長さ。外洋クルーズ艇は波を被った時コックピットに入る水の量を少なくするためにこのように小型にしてあるものが多い。この艇はワシントン州ピュジェット・サウンド(シアトル近辺)をベースに、ハワイまでの往復やアラスカ・クルーズも経験している。

(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
フリッカ・データベース

2012年10月17日水曜日

オレゴンのフリッカ 眠りから覚める

長年オレゴン州ユージーン近郊の倉庫に眠っていたフリッカ。

以前登場した時は [ノー’スター製2号艇] と考えられていた。








しかし今回売りに出されるとともに 『ブルース・ビンガムが建造をオーダーしたフリッカ』 の2号艇らしいことが判明。建造年は1975年。

建造したのは韓国・釜山のヤードらしい。










当時は台湾のヤードで建造させてアメリカで売るセイルボートやパワーボートが出てきていたのでビンガムが何とかフリッカを事業化しようとした努力の一端と考えられなくもないが、ビンガムは1974年、フリッカ事業化のためにケイティー・バークと共に文字どおり自分の手でハル・モールドの製作を開始、翌年に経済的事情からそれをノー’スターに売却、ノー’スターが生産を開始したのも同年と考えられているので 『ビンガムが建造をオーダーしたフリッカ』 2号艇というのも間違いではないか、という気がする。

ビンガムから設計図一式を購入したアメリカの誰かが建造を依頼したというのが本当ではないだろうか。




つまり、この艇は釜山のヤードが受注生産したフリッカの2艇目、というのが本当のところではないかと思う。(ビンガムは1972年のデザイン発表後5~6年間で設計図を約500セット販売している。)

(写真は 『設計者ビンガムの造らせた??』 フリッカ2号艇、韓国・釜山のヤード製という1975年製フリッカです。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2012年10月16日火曜日

セレニティー ご来客

10月13日土曜日、日本からご来訪中のハウス・ゲストお二人をセレニティーにご案内。

セイリングもご体験戴きたかったが、サンフランシスコ各地の観光スポットやケーブル・カー乗車などが待っているのでこの後何はともあれ早々に車でゴールデン・ゲイト・ブリッジに向かった。










ベター・ハーフと高校の時以来のお友達お二人。

またのチャンスに帆走いたしましょう。




(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年10月15日月曜日

テキサス州の自作フリッカ 竣工間近か

[テキサス州の自作フリッカ] のハル塗装作業が完了したそうだ。

近くで観察するとまだ塗りムラがあったり完全と言えないらしいが、オーナーはこれで良しとしたという。




この後はリギングの艤装に入るのだろう。来年春には進水かも知れない。







(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2012年10月14日日曜日

ヴィジョンズ インテリア フォア

マスト下のアーチにはコンプレッション・ポストが立っているが、アーチ両端も木のニーでしっかりサポートされている。

ギャリーは両舷に渡って設えてある。









両舷に造作があり、コンプレッション・ポストもあるので、艇がヒールしていてもポストを背にして足を両舷に広げて立てば両手で作業が出来る。どちらかの造作に腰を当て反対側に足を伸ばしても良さそうだ。

大きさの違うコンパートメントをうまく配置した実用的な収納棚の並ぶVバース。






白いペイントのコンプレッション・ポストにはライン(ロープ)を巻いてノーティカルな雰囲気を出している。良くメンテされた居心地の良さそうな艇だ。次のオーナーにも愛されるだろう。

(写真はNor'Star製フリッカ20艇中、番数不詳、1976年製 Visions です。)
いつも活発なUSヤフー・フリッカ・グループ

2012年10月13日土曜日

ヴィジョンズ インテリア

今回は以前から見たいと思っていたインテリアの写真も4点出されていたので早速拝見。

シーリング(天井)には手摺りが付いている。その隣り、チャート(海図)を収めるシリンダー(筒)用の収納孔は今は無用とあって、間にVHFラジオが仕込んである。

興しろいのはこの艇がノー’スター製であるにも拘わらず、ポートライトとポートライトの間に見える配電盤がPSCのマークの付いたPSCスタンダード品であること。何代目かのオーナーがアップデートに当たってPSCから取り寄せたのだろう。



ポート側バルクヘッドにはテーブルが折畳んであるようだ。

テーブルを降ろした時の周りのアクセスを良くするためか階段の造作がユニーク。





両舷のセッティー共にアイル(通路)側には着脱自由のクッション付きのバーを仕込み、人が横になった場合滑り落ちないようになっている。所謂リー・クロースの役割を果たす物。(STB側は寝る時だけ背もたれになっているものを外して通路側に付け替えるのかも知れない。)

それにしても大人が横になる長さは無い様だから恐らく子供用バースだろう。

(写真はNor'Star製フリッカ20艇中、番数不詳、1976年製 Visions です。)
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2012年10月12日金曜日

ヴィジョンズ マーケットに再出現

昨年春、SF湾のソーサリートに居た [ヴィジョンズ] 。その時はクレイグズリストで売りに出ていた。今回はLatitude38 で売りに出ている。同じオーナーが売りに出しているのかは分からない。

今回は$14,000 という値が付けられている。

一体SF湾にフリッカが何杯居るのか不明だが、12~13艇は居るのかも知れない。しかし海上で偶然目にしたのはこの7シーズンで2回限り。示し合わせて出ない限り、なかなか会わないものだ。








(写真はNor'Star製フリッカ20艇中、番数不詳、1976年製 Visions です。)
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2012年10月11日木曜日

セレニティー 10月6日土曜日の風 (Videos) 3

潮は約1ノットの逆潮。対地艇速約2ノット。



NWからの風7~8ノット。ヘッディング(針路)はNE。



7.8~9ノットの風。フリッカとしては最低10ノットは欲しいところだが、この時期、まだ風があるだけでも有り難い。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年10月10日水曜日

セレニティー 10月6日土曜日の風 (Video) 2

セントラル・ベイ方向からジェット戦闘機の編隊が飛んできた。



ブルー・エンジェルスのものか否かは分からない。良く見て欲しい。所謂3機編成の真中、一番先のエースのポジションで飛んでいるのはセスナのようなプロペラ機。戦闘機2機はそれにピッタリくっ付いて同じ速さで飛んでいる。こんな光景は初めてだ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年10月9日火曜日

セレニティー 10月6日土曜日の風 (Video)

10月に入ったがまだかろうじてセイリングできる。



同週末、SFセントラル・ベイではフリート・ウィークと銘打って毎年恒例のブルー・エンジェルスの飛行などがあった。その下の海上ではマルチ・ハルのAC45クラスのボートによるアメリカズ・カップの前哨戦も行われていた。小生は日本からベター・ハーフが帰って来るのが待ち遠しいが、この日もサウス・ベイでのんびりシングルハンド。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2012年10月8日月曜日

テキサスのフリッカ スターン

この艇の船外機はニッサンの9.8馬力。しかしトーハツがニッサン用にOEM生産をしている製品なので実質トーハツ。(尚、トーハツはマーキュリーにも30馬力以下のOEM船外機を提供している。)

プロペラはどうも4枚羽根に見える。先日見た [ルーミンの船外機] は6馬力だが、やはり4枚羽根なのかも知れない。

さて、この1枚で見逃してはならないのが、乗降用ステップ。








ラダーの喫水線より少し上に木製の1段目。2段目はトランサムの右舷で少しアウトボード側、3段目は同じく少しラダー寄りに設えてあり、左足、右足、左足と順次足を乗せることができる。(0段目は海中の船内機プロペラ用に切り込んだキールのアパチャーを利用。)

(写真はPSC製434艇中、番数不明、1983年製のフリッカです。)
フリッカのリグ

2012年10月7日日曜日

テキサスのフリッカ コックピット

この艇は1983年後期からの新デザインのデッキ・モールドで造られた艇なのでブリッジデッキが付いており、コンパニオンウェイは浅い。

コックピット・ソールのアクセス・ハッチも無論新型。









コックピット・シート下のロッカー。

確かにビルジ用のマニュアル・ポンプが装着してある。





この艇は船外機仕様で、コックピットのアフト部分が燃料タンク置き場になっているため、ポンプの位置は船内機仕様艇に比べかなりフォアへ移動している。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、1983年製のフリッカです。)
フリッカのスペック