2015年4月30日木曜日

セレニティー 4月25日土曜日の風 3 (Videos)

1:00PM前。西風13.4ノット、ガスト16.5ノット。



シングル・リーフでもまだルー(リー)ヘルム気味だったのでリーフを全て解いてフル・メインで走る。ようやくヘルムのバランスが取れる。ヒール角は3~5度。しかしアンダー・キャンヴァスト(セイル面積不足)の感は否めない。ヒールが10~15度になってももっとスピードがあった方が艇が安定し、乗り心地も良いものだ。



同じ風況の中、ジャイブして南行中。やはりこの程度の風、この程度のストレッチしたセイルではフル・ジブ+シングル・リーフのメインで走るのが良いだろう。

この日、予報どおり2時半以降西風23~25ノットとなったが、その時には既に帰港しており帰宅も4時過ぎと、いつもより2時間超早いペースのデイ・セイリングだった。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年4月29日水曜日

セレニティー 4月25日土曜日の風 2 (Video)

北に向かっている。風は少し落ち着いて11.5~12.5ノット、逆にガスト(日本で言うブロー)は15.5~17.5ノットと少し強くなった。



しばらくダブル・リーフのメインで走ったが余りにスローで東へのリー・ウェイが大きいのでリーフを1本解いてシングル・リーフにする。

下から見るとセイルがかなりストレッチしてしまっていることが分かる。2009年8月の新調時には驚く程パワーのあったこのセイルも既に6シーズンを経過。シェイプの崩れが以前の古いセイルにかなり近づいて来た。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年4月28日火曜日

セレニティー 4月25日土曜日の風 (Videos)

この日は朝から赤い三角旗ひとつのスモール・クラフト・アドヴァイザリーが出ており、風のサイトで確認すると8:00AMで13+ノット吹いていた。これなら早く出て早く帰って来られる、と早めに家を出て昼前に出航。



今年はセレニティーで10年目(10シーズン目)。ジブとメインスルで走るのも良いが何か変わったこともやりたい、と予めメインにシングル、ダブル、2本のリーフを仕込んで出航。メインだけで帆走すべく、ジブはカバーも取り外さなかった。昨年から試しているできるだけヒールを少なくして走るというテーマにも沿っている。



風はこの時点(正午位)で13.5~15.5ノット、ガストは16.5ノットを超えているが、実にのんびりした帆走。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年4月27日月曜日

ブリテッィシ・コロンビアのアトゥマニ 自作ゲイトの作成

フォアから3本目の(つまりコックピットのすぐ横にある)スタンションを支えるサポート。これはファクトリー品ではない。

このサポートはオーナーのラムが付けたもの。

通常ドックでの乗降艇時にはライフライン端のペリカン・フックをスターン・プルピット・レイルから外してコックピットへ出入りしやすくする。

ラムはこの時艇全体に渡ってライフラインがだらりと垂れてしまうことを嫌った。




このため写真の通り、コックピットより前(画面右側)のライフラインをピンと張った状態でアイを利用してこのスタンションに固定、ペリカン・フックはプルピット・レイル側からスタンション側に移し、このアイに付けることにした。

結果、ペリカン・フックを外しても出入り口部分(画面左側)しかライフラインが緩まない。つまり自作のゲイト(門)を拵えたという訳だ。ゲイトは今日では殆どのセイルボートで最初から作り込まれているが、80年代までのフリッカではその旨オーダーしないと付いて来なかった。

ゲイトの無いライフラインのエンド部は [フォア][アフト] も頑丈なプルピット・レイルに装着される。しかしスタンションは謂わば直立の棒で一方からの引っ張り力で傾いてしまうかも知れない。このサポートはその不安を払拭してくれる。

(写真はPSC製434艇中243番 Atmani です。)
フリッカ・ホームページ

2015年4月26日日曜日

ブリテッィシ・コロンビアのアトゥマニ ブーム・コントロール

ブーム下にブーム・コントロール用の仕掛けが二つある。

下側のラインとブロックの物は言わずと知れたソフト・タイプのブームヴァング。

上側のハードウェアはブームキッカー。


ブームヴァングは帆走中(強風下で)ブームが浮いてセイル・シェイプが崩れるのを防ぐためブームを下に引っ張るのが役目。一方、ブームキッカーはブームが下に落ちるのを防ぐためのもの。ブームキッカーがあればブームのアフト・エンドを吊り上げているトッピング・リフトは不要。このためメインスルをホイストしたり降ろしたりする時、またリーフを入れたり逆に解放したりする時のトッピング・リフト調整が無用となる。

ブームを下へ上へと移動させる二つの力のバランス調整はヴァングのラインを引いたり緩めたりして行うことになるが、弱風下ではヴァングを緩めブームキッカーにブームを程良く上に押し上げさせることで、セイルのリーチ(後辺)に余裕を出して風を孕みやすくしセイルをパワーアップ、艇速を増すという様に使われる。

尚、高価になるがハード・タイプのブームヴァング([リジッド・ブームヴァング])はソフト・ヴァングとブームキッカー双方の役割を1本でこなす。

***

ブームキッカーのサイトは [こちら]

(写真はPSC製434艇中243番 Atmani です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2015年4月25日土曜日

ブリテッィシ・コロンビアのアトゥマニ 室内小型テーブル

アトゥマニのオーナー、ラムはファクトリー製テーブルをセットしてある時、艇のフォアへ行ったりアフトへ行ったりする時通行に不便を感じていたそうだ。

そこで作ったのがこの小型テーブル。

畳んだファクトリー・テーブルに引っ掛けて使用。




引っ掛けるエルボー型金具は2本。
















そのエルボー型金具はテーブルを下から支えるニー(knee)に装着。







ニーを畳んだところ。












なかなか良い出来だ。ただ通行しやすくするのが目的だったらファクトリー・テーブルの先(STBセッティー側)をドロップ・リーフ型にするとか、既に有るものを利用してひと工夫できなかっただろうか。

ちなみに木の脚を立ててテーブルをセットする [ファクトリー方式をやめ][アルミ製サポート式] に換えるだけでテーブルをセットした状態でも足元が広がるのでテーブル周りを通行しやすくなるのは無論、テーブルのセットや畳み込みが驚くほど簡単になる。(これは元々東京のフリッカ、トトロのオーナーM氏のアイデア。降ろした時のテーブル端は [ダブル・ボール・キャッチ] で固定。)

(写真はPSC製434艇中243番 Atmani です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年4月24日金曜日

ブリテッィシ・コロンビアのアトゥマニ アイスボックス

USヤフー・フリッカ・グループにカナダ西海岸のフリッカ 『アトゥマニ』 の写真があるので見ていこう。

先ずはアイスボックスの蓋。1990年代のフリッカでは真ん中で二つ折りにできるタイプが標準だが、それ以前のものは一枚式が殆ど。

アトゥマニのオーナー、ラムはそれを自分で6:4 位に二つ折りできる様にした。







蓋を手で支えてなくても物を出し入れ出来る。

真ん中で折るより間口が広いのがミソ。





ファクトリーでは内側の厚いインシュレイション部分平面に [白いパネルを張っている] がこれは合板。

***

尚、クルーズに出る時ビルト・イン・アイスボックスだけでは不足らしく、ポータブルの市販品をギャリー横、クォーター・バース上に置いている。

クォーター・バースはクッションを外し、物置専用モード。

高さが都合良くマッチするのでカウンタートップの延長としても使用可。











アイスボックス上には市販のまな板が入る。ぴったり収まる様に整形したのかも知れない。






ボックスの中。かなりのスペースだ。

スポンジは吸水性をテストしてこの大きさにしたのだろうか。












(写真はPSC製434艇中243番 Atmani です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年4月23日木曜日

U.S. ヴァージン諸島のヒーラ インテリア

昨日の外観からこの様なインテリアを想像出来ただろうか。フォアデッキのハッチを開けてあるらしく前方のVバースが明るい。

マストはキャビンを抜けてキールにステップ。

右舷側がギャリー、セッティーは左舷側。


時計や気圧計を装着したキャビン前面の白い壁から両舷ポートライトの手前、板に隠れたところまでがキャビン天井の低い部分。

フォアからアフトを望む。









画面中央、明るく高い部分は(昨日トップの写真を見ると分かるが)キャビン天井の低い部分とオーバーラップする形でポートライトあたりから始まっている。

(写真は自作/ヤード製フリッカ、1986年製 Hira です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2015年4月22日水曜日

U.S. ヴァージン諸島のヒーラ

カリブ [U.S. ヴァージン諸島] に居るフリッカ。ヴァージニア州にある造船技術を教える学校 Virginia School of Boatbuilding で1986年に完成したという。

スーパー・ストラクチャー(デッキ上の造作物)は2段式カスタム・デザイン。ハルは [コールド・モールド] 方式で造ったマホガニー材のワン・オフ(1艇生産)でビンガムの図面から起こした。喫水線から下は外側をファイバーグラスでカバーしてある(内側は不詳)。船外機仕様。

カター・リグだが今吊り下がっているワイヤー・ラフのステイスルまで入れるとヘッスル3枚になる。


メインスルは上のブーム(ギャーフ/ガーフ)が下のブームの上に重ねて置いてあることから分かる様に [ギャーフ・リグ] 。ブーム上に張ったコンパニオンウェイ・オーニングはセイルで代用している模様。

両舷共シュラウド間に仕込んだビレイング・ピンの上にあるのはソーラー・パネル。帆走中は角がヘッスル(ジブ)に当たらない様にシュラウドに沿って立てるのだろう。

船首のバウスプリットにはプルピット・プラットフォームが無い。プルピット・レイルも無いので長いバウスプリットが船体のプロファイルにバランス良く収まっている。

スターン部には四角いハッチが見える。そこから潜り込める後部キャビンがあるらしい。



コックピット・サイズを最小限に留めたのだろう。ソールティーなルックスのクルージング艇だ。

(写真は自作/ヤード製フリッカ、1986年製 Hira です。)
フリッカ・データベース

2015年4月21日火曜日

セレニティー 4月19日日曜日の風 (Videos)

前日土曜日は13ノットの程良い西風が吹いていたが日本から帰ったばかりで疲労が溜まっていたので日曜日に出航。この日はマリーナ出口で18ノットの西風があったにも拘らず、1/8マイルも出ると2~3ノットの北風。



予報では西風7~8ノットまで上がるとあったが2時を回ってもその気配無し。



風向は北、北東、東とシフト。微風の中でゆっくりジャイブして南へ向かっているところ。後2~3週間もすれは本格的な帆走シーズン。この日は海上でくつろげただけで良しとする。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2015年4月20日月曜日

SF湾のグッ・ニューズ トレイラー売り出し

サンフランシスコ湾の [グッ・ニューズ] がその [トレイラー] のみを売りに出した。

SF湾をベースにしつつトレイラーで各地に赴いてセイリングを楽しみたい考えだったが、望むべきセイリング環境はすべてSF湾に揃っている事が分かり、トレイラーを手放すことにしたという。

シーズン中の強風、オフ・シーズンの無風~微風、またシーズン中でも湾北部のデルタ入り口などでは熱い緩風(地中海風)も楽しめるSF湾。



グッ・ニューズのオーナーの気持ちは分かる。このトレイラーは誰の手に入るだろう。リタイヤ後にセレニティーを日本に連れて帰ることになるのならトレイラーがあればRoRo船に乗せるのに助かる、とも考えたりする。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、1984年製 Good News です。)
フリッカのスペック

2015年4月19日日曜日

フロリダのポケッツ YSM

今回のポケッツ・シリーズの最後はそのエンジン。

ヤンマーYSシリーズのエンジンでYSM だと言うが [これ] と同型ではないかと思われる。





フリッカに搭載されたYSシリーズ・エンジンを上から見た写真はこれが初めて。無論画面左がフォア、右のトランスミッションの付いている方がアフト(スターン側)。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2015年4月18日土曜日

フロリダのポケッツ コンパニオンウェイの下

この艇はファクトリーにハルとデッキ(またはそれに加えキャビン内等のオーナー指定の造作)を注文し、残りはオーナーまたはオーナー指定のプロが仕上げるオーナー・コンプリーション・ボート(簡単にキット・ボートとも呼ぶ)。

このコンパニオンウェイのステップ(2段)もカスタム。








その足元にあるキャビン・ソール(床)のドレイン(排水口)。







キャビン内に水が入ってもビルジに排水してしまう。そこからはビルジ・パンプで艇外へ排水。

尚、ファクトリー・フィニッシ艇でもおよそ同じ所に孔を開けてしまったオーナーの例もある ([こちら] を参照)。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2015年4月17日金曜日

フロリダのポケッツ 室内STBサイド

これも [昨年夏] と比較。

右舷側の大型ポートライトは閉め切りではなくフォアの2個同様開閉式なのだが、左舷側に合わせたカーテンを引いている。


他にはリブ・アボード艇らしきセッティーのシート・カバーや毛布、シーツ類、暖房器具が見えるだけ。

***

バルクヘッド近くのクロース・アップ。

配電盤はブルー・シー・システムズ・ブランド。まだ比較的新しい。






近年はこのブランドの製品がどのボートでも幅広く使われている様だ。(換装したセレニティーのボルト・メーターもここの製品。)

その下にあるのは AM/FM/AUX/iPOD-iPHONE 対応の Fusion MS-RA50。

VHFではない。

昔のカー・ステレオが進化した形の防水型エンタテインメント用ラジオ・ステレオ。



***

これは陸電によるバッテリー充電器。実は装着してある場所がキャビン内の何処なのか分からない。右舷側にあるのかさえも不明。













(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2015年4月16日木曜日

フロリダのポケッツ ギャリー

ギャリーも [昨年夏の写真] と比べてみよう。

このカウンター・トップを大理石風のパネルに換装した姿は前回と変わりない。






スウィング式の白い引き出しストッパーも然り。しかし...

開閉式ポートライト(窓)にはゴムの付いたカバー、一等アフトの閉め切り式大型ポートにはカーテンが追加されている。


コンロはプロパン。カーテンは燃えやすいので要注意。

***

各部のクロース・アップ。

アイスボックスの中にはドメティック・ブランドの電気冷蔵装置。







シンクはセイルボート用にしては少し浅い感じが否めない。







海水用(上の写真で左側の蛇口)のフット・パンプ。








コンロはギンボル式ではないが夫々ポット・ホウルダーが付いているので少し位のヒールやピッチは大丈夫。



そのアフトのクォーターは諸収納に利用。









(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
フリッカ・データベース

2015年4月15日水曜日

フロリダのポケッツ 室内フォア

昨年8月の様子は [こちら]

どうだろう。やはり昨年夏、新オーナーに変わったのだろうか。







新しい寝袋やクッションが追加されている。









正面、観音開きのドアの上にはドアが不用意に開くのを防ぐスウィング型の白いストッパーも追加されている。



良く見るとドアのキャッチはファクトリー・スタンダードの [ダブル・ボール・キャッチ] ではなく、磁石式。



この艇はオーナー・コンプリーション・ボート = キット・ボートだが、どうやら磁石のパワー不足らしい。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
フリッカ・ホームページ

2015年4月14日火曜日

フロリダのポケッツ ヘッド

1週間の日本出張に重なったため4月11日土曜日の週末はセレニティーで帆走能はず。

今週はこのままポケッツの事を書き続ける。本日から室内を見て行こう。

先ずはVバースのフィラー部分にあるヘッド。









使用時はフィラー・クッションを揚げる。









ポータ・ポティーではなく、配管付きの本格的マリーン・ヘッド。







無論掃除などの際は手前の仕切り板は外せる。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2015年4月13日月曜日

フロリダのポケッツ コックピット 2

その他、コックピット周りの付属品。

ガーミンのGPSはスウィング・アーム装着でドジャー内、右舷側に出て来る。






同じく右舷側。バルクヘッドに装着したレイマリーン・ブランドのデプス・サウンダー・ディスプレイ。




尚、フリッカのドラフト(喫水下の水深)は3.3フィート。

左舷側バルクヘッドにはリッチーのコンパス Venture SR-2。







ソーラー・パネル装着法。










市販のパネルに夫々アルミ板2枚をボルトで装着し、そのアルミ板に付けた [クランプ] を使ってレイル(パイプ)に締め付けるという標準的な方法。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2015年4月12日日曜日

フロリダのポケッツ コックピット

視界抜群のドジャー。キャビン・サイドから脇に出ていないのでライフラインに張られたウェザー・クロースとの間の隙間から前方の見通しも良い。

その空間からスプレイが入る可能性もあるが、大方許容範囲内 か。







エンジン・ダッシボードは珍しい形だが、この艇の船内機はヤンマーのYSM (YS8)。





これも以前書いたが、PSCフリッカにファクトリーで搭載された船内機はおよそ1978-80年製がYSシリーズ、1980-84年が1GM、1GM10 はそれ以降。

新しいプロパン・タンク。

ここなら空気より重いプロパン・ガスが漏れても海上に落ちる。



2013年に新調したというオート・パイロットST2000+。

バックアップとして古いST1000 もあるそうだ。


なぜか右舷側に装着するオーナーが多いが、右舷側のシートの下はラザレット(ロッカー)。左舷側に付ければその蓋の開閉にも影響は無い。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2015年4月11日土曜日

フロリダのポケッツ スターン

この艇は2010年にフロリダの新オーナーの手に渡ってから諸品の換装、アップデートを受けた。それは2014年の写真で良く分かる。

また昨日、一昨日の写真で分かる様に2014年8月以降今回までの間にも装備にかなりのアップデートを受けている。


この青色のプロパン・タンクもそのひとつ。









バックステイは逆Y字型のスプリット・ステイ。









ソーラー・パネルを装着しているタワーは [2010年に購入したオーナーが付けた] 様だが、その時 [以前のミスリル時代に付いていたビマイニ] は無くなった様子だった。今回ビマイニは張っていないがその骨組みらしきものが見える。タワー自体がビマイニの後ろのアーチを利用(または手を加えて再利用)した代物なのかも知れない。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
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2015年4月10日金曜日

フロリダのポケッツ ポートサイド

これまでも何度か書いたがジェリー缶のカラー・コードは軽油用は黄色、ガソリン用は赤、灯油用は青、廃油用は黒、清水用は白(または明るいグレイ)。

左舷に乗せたグレイの缶は清水用か。









ブロンズ製ではないがプラットフォーム左舷側にもアンカー・ローラーが付いている。CQRアンカーのクラウンはシャックル付きのラインでバウ・プルピット下段のライフライン用アイにラッシ(固縛)してある。アンカーがファウルした場合(海底に嵌ってしまった場合)に使う [トリップ・ライン] の仕掛けかと思ったが、同じ物が左舷側にも見える(現在レイジーでネットに掛けてある)のでトリップ・ラインではない。

バウスプリット上のアイ前後2個は色々重宝しそうだ。








写真下端、全体が見えないがクランズ・アイアンには大型シャックルを装着。その用途はアラミダの [ドリーム・キャッチャー] (リンク先写真2枚目)と同じだろう。

初期フリッカの長方形ブロンズ製ポートライトには下辺に水が溜まらない様、ドレインが鋳込んである。




フォアワード・ハッチは新品に換装済み。

興味深いのは左舷側キャビントップをコックピット前まで引いた青いライン。これは何とブームヴァングのラインだ。


上の3枚目の写真に写っているがラインはコックピット前のドジャー内部でライン・クラッチを通ってクリートに掛けてある。無論引く時必要ならウィンチも使える。

(写真はPSC製434艇中109番 Pockets、旧名 Mithril です。)
フリッカのリグ