2012年2月21日火曜日

セレニティー キャビン・ソール

インテリアにエピファンを4回塗りした後、キャビン・ソール(床)にもエピファンを塗布。ただソールにはシンナーで約50%に薄めたエピファンを1回しか塗っていない。

そもそもエピファンその他のニス類仕上げは水に濡れると滑りやすいのでソールには向いていない。できれば生地をそのまま生かせるベアーかオイル仕上げのままが良い。それを敢えて塗ったのは、27年の歳月を経てソールが汚くなっていたからだ。特に初代~3代目オーナー中の誰かが使用済みエンジン・オイルか料理用オイルをこぼした後が黒っぽく大きい染みになっているギャリー前を何とかしたかった。また全体的に黄ばんで暗くなっていた板と板の間の白い部分(ホウリー)も明るさを取り戻せたらと思っていた。

しかし、サンディングもエピファンもあまり効果はなかった(以前漂白剤も試したがそれも効果無し)。

比較的汚れのなかったVバース部分はまだ良い。








コンパニオンウェイからコンプレッション・ポストまで、殊に染みの入ったアイス・ボックス前部分はエピファンの乗りが甚だ良ろしくない。丁寧なサンディングとアルコール清拭の後、染み込みを良くする為シンナーで約50%に薄めたものを塗ったにも拘わらずそういう状態。エピファンの中でも殊に油分に強いことが歌い文句のグロス・フィニッシにしてそうなのだ。

2コート目以降を塗るのは無駄と判断してあっさり取り止めた。いつか新しい [ティーク&ホウリー] に張り替える積もり。

それまではカーペットでごまかす。(キャビンのティーク・ソールは素足、又はソックスを履いただけの足には冷たい。寛ぐ時に履物は履きたくないのでいつもカーペットを敷いている。張り替えた後も居心地を良くするためにカーペットは手放せないと思う。)

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年2月20日月曜日

セレニティー、コンパニオンウェイ・ラダーのノン・スキッド

インテリアのエピファン塗りの [完了] 後、気を付けなければならないのはその滑り。

ノン・スキッド(滑り止め)が無いと靴の底が水に濡れていたり、ステップ自体が何がしかの理由で濡れていたらツルッと滑って大事になり兼ねない。

デッキでも室内でも使われる後張りのノン・スキッドに [トレッドマスター・ノンスキッド] がある。セレニティーでもそれにしようと思っていたが、後述の3つの理由で3Mのノン・スキッド(幅4インチの3M Anti-Slip Tape)を貼ることに決定。

しかし近くのホーム・センターで購入した3Mノン・スキッドの色はグレイ。グレイで長方形のノン・スキッドを貼るのはせっかくエピファン仕上げにしたインテリアに合わず無粋な感じ。

ベター・ハーフと相談して正円形にしたものを3つ並べたらどうだろうと考え、試しにプラスティック・カップを並べてみる。大きさは悪くないようだ。



3フィート購入したノンスキッドのロールに裏側から鉛筆で型取りして行く。

この後、円形9個をハサミで切り取った。(3フィートで円が11個半取れるが残りはスペアとして保存。)









慎重にスペースを計算しながら裏紙を剥がし。階段2段+基盤1段に一式貼り終えたところ。

機能テストの結果も良く満足している。

何はともあれ安全第一。








***

3Mのノン・スキッドにした理由

● マリーン関係ネット通販サイト等でトレッドマスター・ノンスキッドのユーザー評価を確認したところ、意外と耐久性不足、それに伴う剥がす時の難儀など、不満足な人の書き込みが多かった。

● セレニティーでは都合3段分が必要だが、コンパニオンウェイに適当なサイズのトレッドマスター・ノンスキッドは [2枚一組] で販売されているので計二組の購入が必要。

● 二組購入するには値段が高すぎる($25x2、送料別)。

ちなみに4インチ幅の3Mノン・スキッドは3フィート購入で$3.75、税金を入れても4ドルちょっとで、コストは14~15分の1で済んだ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2012年2月19日日曜日

テキサス州の自作フリッカ その後 (On Trailer)

内装工事を始める前にテキサスまでトレイラーに載せられた時の姿。この状態で地面からキャビントップまでの高さは11フィート。トレイラーは自作なのか、ダブル・アクスル(2軸)とは言えアンダー・サイズで安定感が今ひとつ。

実際走行時不安定なので新(現)オーナーはテキサスまで時速50マイル以下でのろのろ運転をして来たそうだ。



牽引車に接続するトレイラーのタング部分もかなり短いので艇のステム下部が当たらないよう、ピックアップ・トラックのテイル・ゲイトを外してある。

プロペラはファクトリーの2枚羽根と同じ。シャフトも直径1インチだ。







しかしジンクはシャフト・エンドの差込み式ではなく、前に在るラップ・アラウンド式。同じく自作艇のカリフォルニアのレッド・ラスカルも(3枚羽根だが) [同様のコンフィグ]

(シャフトエンド式は海中で1~2年経つとジンクが蝕われて真鍮の留めネジが緩むせいか、機走中ラダーをどちらかの舷一杯に切った時に脱落することがある。ラダーとシャフト間の [スペースは狭く] 、脱落時にガリガリガリッとジングがラダーを擦る音がするのでそれと判るが、ラップ・アラウンド式はどうだろう。プロペラに当たって落ちそうな気もする。)

余談だがセレニティーでは今の2枚固定翼のプロペラを推進力アップのためいつか [3枚可変翼(フォールディング・プロップ)] に変えたいと思っている。

[以前見たように] バウ・プルピットのプラットフォームは自作艇らしくユニークだ。





アンカーはSTB側がフォートレス/ダンフォース型、ポート側がCQR。

***

昨日までこの艇のインテリアを見て来たが、これからイクステリアやリグの艤装を行うのだろう。今回のシリーズはこれでおしまい。尚、テキサスに移動する前のコックピットの写真は [こちら]

(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年2月18日土曜日

テキサス州の自作フリッカ その後 (Around the Companionway 2)

昨日見た右舷側バルクヘッドとNavステーション間の [狭いスペース] はウェット・ロッカー。

ファウル・ウェザー・ギア(防水防寒着、合羽)を濡れたまま掛けておけるハンギング・ロッカーだ。













ティークのドアを付けて完成。

通風の良いグレイト(スノコ)を付けた下部との間に仕切りがあるのかは不明。











スノコの左のスイッチは一昨日見たハート・インタフェイス製 [インヴァーター兼コンヴァーター(チャージャー)] のメイン・スイッチのようだがどうだろう。その下はインヴァーター収納スペースの通気口。

コンパ二オンウェイには頑丈なグラッブ・ハンドルが装着された。














左舷側にも一つ。
















その後、バルクヘッドにコンパスを装着。

コンパス裏側のカバーはティークで自作(嵌め込みの仕組みを見せるために外してある)。

アウトボード側のものは単なるオーガナイザーらしい。






(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
フリッカのリグ

2012年2月17日金曜日

テキサス州の自作フリッカ その後 (Around the Companionway)

既に見たようにインテリアの多くのコンポーネントはロックを解除して取り外すことができるが、同じアイデアはコックピットにも及んでいる。

画面中央のバルクヘッドに仕込まれたコックを回してロックを解除すると、右端に見えているコックピット・シートを外せる。


コックの向こう側にはスターンまで伸びたロッド(金属棒)が接続されており、ロッドに付いたフックでロック/解除を行う仕掛け。

その右下、階段固定用フックの真下にもコックがあるがこれはコックピット・ソールのエンジン・アクセス・ハッチ用。


本日の写真は全てティークを貼り込む前の写真だが、キャビンからのエンジン・アクセス口はこのまま開いたままにしておくのか不明。

左舷側コックピット・シートも同じ仕掛けで取り外すことができる。







尚、この左舷側バルクヘッドとギャリー間のスペースには温水器と冷凍冷蔵庫を入れるそうだ。バルクヘッドに仮留めしたホースは温水器用、銅管は冷蔵庫用プロパン・ガス供給ライン。

この艇に搭載予定のプロパン冷凍冷蔵庫はプロパンを単にフロン(フレオン)の [代替冷媒として使用するもの] ではなく、冷媒のアンモニア(+水)を熱して高圧にするためにプロパンを燃やす 『アンモニア冷媒吸収式冷凍冷蔵庫』 。その仕組みは [この図] を参照。特にマリーン用という訳ではないが例えば [このページ] で冷媒吸収式プロパン冷凍冷蔵庫の実製品が見られる。このタイプの冷凍冷蔵庫はプロパンの燃焼で稼動するため電気(DC12V、AC120V等)は一切無用。(実製品中にはプロパン、12V、120Vのいずれでも稼動できる [コンボ・タイプ] も有る。)

コンパニオンウェイは差し板ではなくアコーディオン式ドアで閉じる。







各フレームに嵌め込まれているのは一見固定式ルーヴァーの様だが実はシャッター。下段真ん中の例のように隙間を閉じることができる。

デイ・セイリングやローカル・クルージングをする分にはやっかいな差し板の着脱に煩わされることも無く、使い勝手が良さそう。しかし、外洋や長期クルージングには厚く強靭な差し板を使い、差し板が流されないように何がしかの方法でコンパニオンウェイに固定できる仕掛けが必要だ。

(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
フリッカのスペック

2012年2月16日木曜日

テキサス州の自作フリッカ その後 (Nav Station 2)

Navステーションのアウトボード側に並んだ配電盤、電圧計、VHF。(青いテープは何かの作業用らしい。)

VHF下には正体不明のエレクトロニクス。ステレオのコントローラーか。

格子付きのスペースはチャート収納場所。


画面右下のティークはシート(座席)の背もたれ。

チャート・ロッカーを開いたところ。










ティーク張りする前の写真だが、シートの中を覗いたところ。







グレーのボックスはATS(オートマティック・トランスファー・スイッチ)。ATSは艇を陸電(AC)に繋ぐとそれを自動的に艇の電源として選択する。陸電を外すと他の電源(DC12Vバッテリー)に切り替える。

右の平たいボックスは冷却ファン付きDCACインヴァーター。これで陸電を外していてもACが使える。ACDCチャージャー機能もあるのでバッテリー電圧が落ちている時艇を陸電に繋げばバッテリーを充電する。

尚、昨日見たGPSプロッター横に並んだ天井近くの [黒いパネル] はこれらの機器の稼動状況を表示するモニターだという。

チャート・ロッカー下の壁の前にティーク板を付け収納スペースとし、ソール(床)にもティークを張り終わった写真。

シート・トップは板で塞いでいるが、無論その上にはクッションが置かれる。

シート前面が斜めになっているので座り心地は悪くなさそう。




シート前面にもVバース両舷の [サイドデッキ下] と同じ円形の何物かが付いているがスピーカーか。

ソール下も収納。開口部の位置と大きさが興しろい。アウトボード側は浅いので開いても無意味だし、前部はいつでも爪先を乗せられて便利。L字型部分は蓋を置くにも好都合だ。

(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
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2012年2月15日水曜日

テキサス州の自作フリッカ その後 (Nav Station)

テキサスの自作フリッカに話しを戻そう。

ティーク張りが完成したNavステーションの姿。

シート上に置いてあるのはVHFを装着したパネル。



この艇では既に見たように多くのコンポーネントがロックを外して取り外せるようになっている。VHFの定位置はポートライト下右隅のスペース。

***

以下、電気配電盤フェイス作業中の写真。

既存の白い板をテンプレイトにティーク板をカットして張り合わせ。







なかなか煩わしい作業なので、いっそのこと自分流のレイアウトで配電盤を一から作り直すことも考えたと言う。

しかしこの裏側の配線を全部やり直すとなると厄介なので張り込みに決定。






正面頭上にはGPSチャート・プロッターなどが並ぶ。








正面のパネルが白いままなのは光の反射で紙チャート(海図)を少しでも読み易くするためかも知れない。

パネルは二つに折ってヘッド側に倒すとテーブルの延長となり食事にも使える。





(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
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