2009年6月30日火曜日

暑い日 (Video)

6月27日土曜の帰路。



行きは逆潮。12ノットの風で艇速対地2.5~2.8ノットだったが、帰りは風5.8ノットで艇速3.8~4.0ノット、9~10ノットの風で5.2ノット。

一日中、穏やかな日だった。メインに一度もリーフを入れなかった。SF湾では気温の高すぎる日は強い風が吹かないのが通例。この日は38度℃あったので、やっぱり、というところ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月29日月曜日

MOTU















サンフランシスコ湾を霧のゴールデン・ゲイト・ブリッジに向かうノー'スター・ブランドのフリッカ 『MOTU』 (1976年製) 。 

Motuは長い間カリフォルニア中部のモロ・ベイをベースにし、2代目オーナーがメキシコへ往復したりしていた。そのオーナーはサーファーとしても有名で地元の人気者だった。写真は3代目オーナーが2001年、SFからLA北西のヴェンチュラまで回航した時のものらしい。

(写真はいずれもNor'Star製フリッカ20艇中20番目 Motu です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース "Motu"

2009年6月28日日曜日

フリッカの清水タンク

PSC製フリッカの殆どは清水タンクがポートサイドのクォーター・バースの下にある。ギャリー(台所)に近いので配管も短くてすむ。

清水タンクは何年も放置しておくと黒いスライムが底や壁にはびこる。これはタンクのマリン合板製カバーを外して、タンクを清掃したところ。


タンクは見てのとおり二槽式。水量が少なくなってくるに従って、前後に大きく揺られた水がポチャンポチャンと音を立てて暴れるのを防ぐためだ。二つの部屋は深い方にある通過口でつながっている。

四辺にそってガスケットを張る。











その上にタンクの蓋を装着する。











この艇 『Rowdy』のオーナーはこれを機に、マリン合板製カバーは捨てて、代わりにStarboard という白いプラスチックの板(台所のまな板に使われているものと同じ素材)でカバーをつくることにした。

ネジ止めして完了。蓋の上の丸いものはブロンズ製の水の注入口とネジ蓋。







このフリッカについては [こちらも参照] されたし。

(写真はいずれもPSC製434艇中314番目 Rowdy です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース

2009年6月27日土曜日

フリッカの得意な領域 (Video)

風と共に元気が出て来たセレニティ。14.5ノットの風で艇速4.6ノットとなったところでメインをシングル・リーフ。そのまま北上を続行すると、約0.5マイルにわたって山やビルで風の弱くなる海域に入るため、タックして引き返す。



このビデオは南(マリーナ方向)へ向かっているところ。風16ノットで艇速5.2ノット。ますます元気。

風はこの後も強くなり、すぐに20ノットを超した。メインをダブル・リーフ。その直後、風は25ノットに到達。夏だ。本格的夏の到来を感じる。SF湾の夏はフリッカにはもってこいの環境。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
オレゴンからハワイの約半分まで到達したフリッカ 『Snookums』

2009年6月26日金曜日

そこそこ続く (Video)

そこそこの走りを20分ほど楽しむ。



このビデオの後、風8.5ノットで艇速3.2ノット、12ノットで4.6ノットとどんどんフリッカ好みの状態になっていく。そして...

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース

2009年6月25日木曜日

そこそこに進む (Videos)

ウェザーとルーの様子。



↑ ウェザー(風上)サイド。



↑ ルー(風下)サイド。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月24日水曜日

少し風が出てきた (Video)

5~6分したらだんだん風が出てきた。



5.5ノットの風で艇速1.6ノット、7.5ノットで2ノットと上がっていく。潮は殆どスラック(止メ)。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月23日火曜日

のんびり (Video)

6月20日土曜、お昼を過ぎても風がない。



マリーナを出たところでこのビデオのように殆ど無風。それでも午後2時を過ぎると必ずびゅんびゅん吹くのが夏のSF湾なので、とにかく風をアビームから受けて進むだけ進むことにする。

特に目的地は設定していないので風任せでこうしてのんびりするのも良い。海上に出ているだけでも幸せ。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月22日月曜日

KUMU (インテリア)

昨日のKUMUのインテリア。

フリッカではマスト下のキャビントップ部分に分厚いアーチがしつらえてあり、何のサポートも無用なように設計施工してある。



が、この艇ではオプションでポート側にバルクヘッド、スターボードには普通ポート側に付いているコンプレッション・ポスト風ハンド・ポストが付いている。このバルクヘッドは空間を仕切ってしまうので無い方が良いと思う。

バルクヘッドでVバースが狭く感じてしまうためか、Vバースの奥には収納がない。チェイン・ロッカーのみ。

ギャリーの様子。PSCは1983年にデッキ・モールドやコンパニオンウェイ・ラダーなどインテリアも新型にした。




この艇はその新型になって間もない頃のフリッカだ。ギャリーのアフト・エンドにあるステンレス・スチールの手すりは自分で付けたのだろう。

ともかく、メイブルと呼ばれていたこの艇を [購入した時(2枚目の写真)] と比べてすっきり、きれいになった。

(写真はいずれもPSC製434艇中265番目 Mabel 改め Kumu です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2009年6月21日日曜日

KUMU

ユタ州の 『メイブル』 が内装・外装ともにメンテを終えて 『クム』 と名を変えた。

名を変えて最初の帆走。










Kumu とはハワイの言葉で 『源』 とか 『先生』 という意味があるという。







まるで新艇のようだ。PSCフリッカ265番艇、1983年製。









(写真はいずれもPSC製434艇中265番目 Mabel 改め Kumu です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース

2009年6月20日土曜日

ハンターズ・ポイント (Videos)




ハンターズ・ポイント沖。艇速は6ノット超を保っている。



さらにキャンドル・スティック・ポイントも通過して、マリーナまで約1.5マイルの地点。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月19日金曜日

対地7ノット超 (Videos)




これを撮影した時は対地約6.5ノット。少し風が強くなるとすぐに7ノットを超す。この2分前デッキにいる時は一時7.5ノットを記録した。しかし約1.5ノットの潮と同方向へ動いているから、水を見ただけでは到底それほどのスピードが出ているとは思えない。



対水速度は5ノット超。それでもブリッジと市街がどんどん遠ざかる。



メインはシングル・リーフしている。ハンドヘルドのGPSでは8ノットの風で対地6.4~6.5ノットの艇速。13ノットの風で7ノットを超した。SF湾では潮の流れを味方につけるのが一番。

***

尚、西海岸のオレゴン州からシングルハンドでハワイ(最終目的地はニュージーランド)に向かっているPSC製フリッカ148番艇 『スヌーカムス』 のコウビーは、既にハワイまでのおよそ1/4強の距離をカバーし、順調に航海中。あと3週間弱で到着するだろう。 [進行状況はこちら]

***

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月18日木曜日

南へ (Videos)

サンフランシスコとオークランドを結ぶベイ・ブリッジ。



その手前でジャイブして南に向かう。ここまでマリーナを出て7マイル強、2時間超かかった。



見た目の対水速度はさほどでもないが、この日の南下は満ち潮に乗った。同じ距離を1時間で完走した。信じ難い。周りの水を見ていると普段と変わりないので、何かワープしてしまっているような感じ。連れ潮でこれほど潮に運ばれたと言う感じがしたのはこれが初めてだ。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月17日水曜日

湾内クルーズ船 (Videos)

6月に入るとシーズンは夏。観光シーズンの到来だ。湾内クルーズの船も増える。



ベイ・ブリッジに近づくといろんな船艇に出会えるが、これは昔の大河を上下していた船を模した観光船。



サウスベイはSFジャイアンツの球場あたりまで行って引き返してくる。観光のメインはやはりセントラル・ベイだ。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月16日火曜日

海の色 (Videos)

北上中。この日は海の色がきれいだった。





(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース

2009年6月15日月曜日

SFへストレートに北上 (Videos)

6月13日土曜、また素晴らしいセイリング日和と潮加減に恵まれて北上中。





北上続く。

この日は帰路、潮に乗って対地最高速度7.5ノットを記録。その様子はまた追々後日。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月14日日曜日

1982年製 インテリア

昨日の1982年製フリッカのインテリア。

バウの内側、チェイン・ロッカー。つまりアンカー・ロード(チェイン+ライン)の収納スペース。




その手前はVバース上の収納。両側の棚はファクトリー・オプションらしい。セレニティには付いていない。

ジンバルの一口コンロ。底の部分にプロパンの小型ボンベを付ける。






コンパニオンウェイは1982年製なので見ての通り、切り口が深く、ブリッジ・デッキはない。

ファクトリー・スタンダードでは艇の中心線をまたぐように、しかしスターボード側よりに斜めに設置されているウォーターロック。


この艇では自分でこのように中心線を90度に横切るように付け替えてある。ウォーターロックの取り付け場所は艇のヒール(傾き)の影響を抑えるため、極力センターラインに付けるのが理想なので、これでOK。

問題はその下にあるスタッフィング・ボックス(グラン・パッキン)へのアクセスだが、この艇はPSSシャフトシールを付けているのかも。それにしても後ろの三角形のプラスチックのパンが実にうまく収まっている。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数艇名ともに不明、1982年製のフリッカです。)
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2009年6月13日土曜日

1982年製

コネチカット州で売りに出されている1982年製フリッカ。

楕円形のポート(窓)は1980年代前半のフリッカの特徴のひとつ。自艇のセレニティもそうだからという訳ではないが、個人的にはフリッカにはこの楕円形のブロンズ製ポートが一番良く似合うのではと思う。一方、80年代後半から90年代の長方形ブロンズ・ポートの艇が好きという人も多いかも知れない。








船内機仕様フリッカのプロペラは80年代中頃まではブロンズ製2枚羽根が標準装備。




プロペラ・シャフトの直径は1インチ、故にシャフトの防蝕亜鉛は俗に言うCナット・ジンクを使っている。

ラダーの側面に取り付けたものは折りたたみ式の乗船用ステップ。ハシゴがなくても登れる。ラダーとトランサムの全体像が見えないのが残念だが、おそらく [Ladybird] のような仕掛けがしてあると思われる。

***

尚、先日書いた [1980年製PSC148番艇] は6月11日、オレゴン州太平洋岸の町アストリアを後にして、シングルハンドでハワイへ向かった。ハワイまで4週間ほどかかると思われる。その後サモア経由でニュージーランドをめざす。

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(写真はいずれもPSC製434艇中、番数艇名ともに不明、1982年製のフリッカです。)
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2009年6月12日金曜日

ちょっと高い視点で (Videos)




スターンのティーク・レールの上に立って撮影。



おまけ。ルーサイド。昨日の2本目と似ているが別のフッテージ。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月11日木曜日

ホームへ (Videos)




いつもの針路と20度くらい違うので何か新鮮に感じてしまう。



マリーナに向けてスムーズ・セイリング。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース

2009年6月10日水曜日

ジャイブ(Videos)




ポート・タック。北西~北北西へ進行中。



ゆるりとジャイブ、スターボード・タックに。



南西~南南西に向かう。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月9日火曜日

ポート・タック (Videos)

湾の中央を越したところでバウを北西に向けた。メインは早速シングル・リーフ。



湾を斜めに横切るように、SF市街地方向へ走る。



北上も、いつもと針路が30度くらいちがうだけで、周りの景色が新鮮に見える。



遠くの山肌までくっきり見えるほど視界の良い、程良く暖かい気持ちの良い日だった。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月8日月曜日

ダウンウインド・セイリング (Videos)

土曜日6月6日(関係ないが、6月6日は連合軍がノルマンディーに上陸したD-Dayと呼ばれる日)の様子。

いつもならマリーナを出てすぐにリーチで北上のコースを取るのだが、この日は西風を背に受けてSF湾の東岸に向かった。



ジブとメインを反対側の舷に出した、いわゆるウィング&ウィングと呼ばれる形。不意のジャイブを防ぐため、ジブにはウィスカー・ポール、メインにはプリヴェンターをセット。



真下りは、いつも穏やかでリラックスしたセイリングが楽しめる。



フォアの様子。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月7日日曜日

クラブ付きジブのタック (Videos)

クラブ(ブーム)の付いているジブのタックの様子。クラブ付きジブにはシートがメインのように一本しかない。本来ならメインのように、タック時には基本的に何もする必要がない。セレニティのように、一本のシートをポートサイド・ウィンチに引っ張ってある艇では、ポート・タックからスターボード・タックにタックする場合、カム・アバウトしてから、シートを少し引き込んで調整するだけ。(スターボード・タックからポート・タックにタックする場合はシートをわずかに出して調整する。)



しかし、風が弱かったり、波が高かったりする時は、手放しだとなかなかバウ(船首)が新しいタックに振り切れない場合がある。そのような状況下ではヘルムスマンの「ハーダリー(Hard-a-lee、つまりヘルムを風下一杯に切る)」の声と共に、シートを緩め、バウが振れた後、すぐに引き込むという動作をしてやると簡単にタックする。

説明が長くなったが、↑ のビデオはその様子。(利き手の右手にキャメラを持ち、ジブ・シートの操作を左手1本でやっているため、ギクシャクしているが、要領が分かってもらえれば幸い。)



↑ スターボード・タックの帰路。



↑ 同、ウェザー・サイドから撮影。

以上、先週土曜(5/30)のセイリング。本日土曜(6/6)は実にさわやかな絶好のセイリング日和だった。その様子はまた明日からでも。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月6日土曜日

露光過多 (Videos)

上の2本、オリンパスの露出設定がオーバー気味。今週末はノーマルに設定し直して撮ってみよう。

ブロードバンドの人、2本同時に再生されたし。







これはキャノンで撮影。スターボード側を南下する艇、ポートサイドに見える20~22フィート・クラスの小型艇2艇。いずれも人間の目だとずっと近くに見えるが、ビデオだとこのように遠くに小さくしか見えない。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月5日金曜日

ブームヴァング

ブームヴァングはマストの根元とブームの下をつなぐ。ブームが上に上がるのを防ぎ、セイルの形がくずれないようにするのが一番の目的。

殆どのフリッカは従来からのこのタイプを使っている。

(写真はクリックすると拡大。)



下り(追い風)の時には下のエンドをレール(デッキの端)につけて、ブームが反対側方向へスウィングしないように留め置く役割を果たす。不意のジャイブを避ける、いわゆるプリヴェンターとしての使い方だ。

↑ の写真で目につくこと。

(1) ブームヴァングの下部は直接マストの受け皿(タバーナクル)に付けず、まずセイル・タイを付け、ブームヴァングはセイル・タイに装着してある。これはハッチを格納するシー・フッドの前端部がブームヴァングのラインやブロックで擦られるのを避けるため。セイル・タイならシー・フッドを磨耗させることはない。

(2) メインをトリプル・リーフしている。フリッカのメインスルは小さいので、リーフはスタンダードのダブル(2段)リーフで十分。だが、35ノット以上の風で3段目(3本目)のリーフがあると重宝するだろうな、と思ったことはある。

こちらはリジッド・ヴァング、つまり固いヴァング。マスト側のエンドはマストの受け皿ではなく、マスト自体に特別に装着用具を取り付けた。

このヴァングは[ここで購入したもの] 。フリッカ用には一番小さいもので十分という。ブームからマスト・ベースまでの長さは約18インチ、マストからブームまでの長さは約38インチ。

(写真上はPSC製434艇中423番目 Caraway、下は294番目 Sally Ann です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月4日木曜日

バランス (Videos)



風速に対し、ポイント(進行方向)やジブとメインの各面積+トリムのバランスが取れていれば、ティラー(舵)に手を置かなくてもまっすぐ走る。



今年の週末はいつも例年になく行き交うセイルボートや釣り船の数が多い。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月3日水曜日

ブーム・キャム他 (Videos)




↑ 風は約12ノット。すれちがう艇はJ24。昔から人気のあるワン・デザインの軽量レース艇。フォアステイがマストトップまで行かない [フラクショナル・リグ] 。全長24フィート、排水量は3100ポンド。ちなみに重量クルージング艇のフリッカは全長24フィート(バウスプリット含む)、排水量は年代によってちがうが5500~6500ポンド。目的の全くちがうセイルボート同士。



↑ 昨日見た差し板とブーム・キャム(ボート・フックの先に付けたキャメラ)の仕掛けをもう少しアップで。



↑ ブーム・キャムで撮影。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2009年6月2日火曜日

5月最終土曜日 (Videos)

夏らしさを取り戻したSF湾。



↑ 今年はどういう訳か、どの週末も例年になく釣り船が多い。殆どは自前の小型船だが、中には大きいスポーツ・フィッシングの船に一人いくらでお金を払って皆んなで釣り糸を垂れている者たちもいる。



↑ SF空港から飛び立つジェット機が頻繁に上空を通る。

セレニティは目下のところ遠洋に行く予定はないので、機器はすべて、シンプルなものしか置いていない。コンパニオンウェイに嵌める差し板を作り、そこにiPod用のスピーカー2個、ハンドヘルドの風速計、それと画面には写っていないが、ハンドヘルドのGPS、それだけ。右側ボート・フックに付けてあるのは防水型オリンパス・キャメラ。



メインもジブも25年目、1984年製のオリジナル(ヴィンテージ)。まだまだ走る。海水が薄茶色なのは水深1.5mくらいの浅瀬を走っているため。潮の動きと風ですぐこの色になる。もう少し東になると7m以上と深くなる。その海底の断崖あたりを狙って釣り船が群がる。 [同海域の海図] (数字はフィート) 。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番目 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2009年6月1日月曜日

太平洋横断 (オレゴン ⇒ ニュージーランド)

フリッカは外洋クルージング艇としてこれまでもシングルハンドやダブルハンドで太平洋も横断して来た。フリッカによる遠洋航海は久しぶりのニュースだが、この6月6日、オレゴン州ポートランドを出航してハワイ経由でニュージーランドに向かう男がいる。

ポートランドから3~4日かけて大河コロンビア・リバーを太平洋まで下り、6月10日くらいに太平洋横断を開始する予定という。



ジブは2枚張り(ツイン)だ。セイルするポイントによって、両舷に1枚づつ広げてスピネイカーの代用にもできるし、2枚合わせて片舷にまとめることもできる。












まっさらの新品アスピンも用意している。
















ウィンドヴェインを装着していないフリッカが太平洋を横断するのは初めてではないかと思う。






オートバイロットは付けているかも知れないが、詳細は不明。本人のブログは [こちら]

尚、オレゴン在住のフリッカ・オーナーにはサンフランシスコからフランス領ポリネシア経由でニュージーランドまで [シングルハンドした女性] もいる。

(写真はいずれもPSC製434艇中148番目 Snookums です。)
フリッカ・ホームページのフリッカ登録データベース