2013年1月31日木曜日

セレニティー ストアレージ・カバーのカバー

Vバースやセッティー下にある収納スペースの合板カバーにエピファンを塗布する作業が完了した。

これら各カバーの指貫の孔を塞ぐためのカバーを置いてみる。








一等先の軽油タンク上のカバーにはメーター読み取り用の孔も開いているので他所より大きい板が必要。




ざっとこういう感じになる。











これらの小板は厚さ1/8"(8分の1インチ)の合板にエピファンを塗布した物。 [自宅作業したもの] を持ち込んだ。

ちなみに収納スペース・カバー自体は厚さ1/2"。










(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年1月30日水曜日

セレニティー バッテリーに蒸留水補給

毎年12月~1月にバッテリーの水補給を行うようにしているが、今年は少し遅くなって1月26日土曜日に実施。 (2年前の様子は [こちら] )。

今回は各バッテリー500~600cc位づつの補給が必要なようだ。








注入口のクロースアップ。

孔の中、円筒部の内壁にある横棒3本の真ん中の1本まで入れる。




#1(インボード側 = 画面下側)、#2の両バッテリーとも約600ccを追加した。

この1年もどうぞよろしく。












(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。

2013年1月29日火曜日

トライトン オン・ザ・ハード 3

ブラウネル・スタンドにサポートされ、木のブロック上に収まったトライトン。

マストをステップする(立てる)等の作業が行われる前の状態。







ふと頭をよぎったが、これから100年、何艇のフリッカが現役で生き残るだろう。

(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年1月28日月曜日

トライトン オン・ザ・ハード 2

昨日の写真の続き。

ハーフ・トラックの代わりにトラヴェリフトが入ってきた。








ハルにスリング2本を掛けてリフト準備完了。









リフトして定置へ移動中。










(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2013年1月27日日曜日

トライトン オン・ザ・ハード 1

トライトンの現在の係留地はフロリダ。

これはニュー・イングランドで購入してフロリダまで運んだ時の写真のようだ。






大型トレイラーで他のセイルボート、パワーボート等と同時に運んだようで、トライトンは一等前に積載されていた。このような光景はなかなか見られない。

ハーフ・トラックがトレイラーを残して行ってしまった状態。








ラダーの後ろに付いているのはトリム・タブ。ウィンドヴェイン(自動操舵装置)用のもの。ラダーはセンターに固定して、トリム・タブで針路を調整する。

ポートサイドからのショット。










フリッカの様な重量艇がこの浮いた状態のエンドに乗っていてもまだバランスが保たれている。トレイラーの反対側に乗っているのはこの写真に見える黒いハルの1艇だけではないはず。

(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカ・データベース

2013年1月26日土曜日

トライトン マスト

フリッカのマストは1970年代~80年代はキニヨン(Kenyon)社製、90年代または80年代の終わり以降はルフィール(LeFiell)社製。トライトンは96年製なのでルフィール。

レイダー・ドームの設置場所はフリッカでのマスト・マウントとしては一等高い位置の部類に入る。

(フリッカでのレイダー・マウント方式については [こちら] 。)

喫水からマストヘッドまでの高さは30'11"(9.42m)。








(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカのスペック

2013年1月25日金曜日

トライトン エンジン・ダッシボード

ティーク・トリムとプレキシグラスの付いたダッシュボード。

最後期のフリッカでは(高価になっただけでなく)このようなディテール・ワークが艇全体の印象を高めている。



保存・メンテ状態の極めて良い艇だが、16歳艇なのでスタンディング・リギングが換装してあるか否か微妙なところ。まだならそろそろ交換時期だ。

(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカのリグ

2013年1月24日木曜日

トライトン 1GM10

16年間のエンジン稼動時間は450~600時間程度ではないだろうか。後16年でも32年でも働いてくれそうだ。

室内のアクセス口から見た姿。

画面左、STB側のコックピット排水管だけ交換してあるようだ。



画面右手前、ポートサイドの白いパネルは初めて見た。ファクトリー製ではないように思える。何のために付けたのだろう。

コックピット・ソール(床)のアクセス・ハッチを取り除いて見たところ。






尚、画面下に見えるのはクォーターバースの壁に設えたポートライト。キャビン・サイドのポートライトはいずれも長方形なのにここだけ陸上競技場の400mトラックの様な変形楕円のもの。96年でもまだこの形のポートを付けようと思えば有ったのだと思われる。

(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年1月23日水曜日

セレニティー 室内クッションのカバー製作開始

カリフォルニアは日中と夜間早朝の気温差が日本に比べて格段に大きい。そのため特に冬季は室内の結露が激しい。築20年、長年の結露により家のアルミサッシ窓周辺の室内の木に腐食が見え始めたので週末はその手当て作業を優先して行っていた。そちらが一段落着いたので、いよいよ艇のクッションのカバー製作を開始(無論ベター・ハーフ主導)。

直線だけの比較的簡単なセッティーの背もたれからスタート。

註文しておいた長尺の生地とテンプレイトをテーブルにおいて検討中。







テンプレイトやクッション・フォームの実物を置いてレイアウトを決め、およそ必要な分だけ生地を切り取った後、テンプレイトを参考にしながら物差しを使って採寸しておいた寸法どおりに裁断用の線を決め込んで、チョコ(チョーク)でマーキング。

線に沿って裁断中。

無論チョコでマーキングしてあるのは生地の裏側。






必要に応じてフォームを置き、縫製方法を確認しながら細部のカットを進める。







折り返しのあるエンド部分から縫製開始。










厚さ4"のフォームには同1"のファイバー・フィルを3Mのスプレイ糊で接着。







時々二人でフォームに縫製中のカバーを被せコーナー等の細部を確認しながら縫製を進める。





ほぼ袋状になったカバーを被せてみた。

生地はスウェード風なので撫でる方向で光沢が変わる。




尚、全体を持ち上げた感じでは以前のビニール生地のものと比べると半分程の軽さ。扱い易い。

上の写真の画面右側、フラップ状の部分の両エンドを本体に縫い付けた上でフォームを入れてみたところ。




まだ完成した訳ではない。長い開口部をファスナーで閉じる必要がある。ファスナーにはジッパーではなく [スナップ・ファスナー] を使うことにした。現在宅配待ち。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の物です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2013年1月22日火曜日

トライトン インテリアその他


これはギャリーのシンク下のスペース。

棚を作り、その上にモーターらしきものが乗っている。もしかして隣りのアイスボックス用電気冷蔵装置だろうか。











個室ヘッド内部。

床にはサンプ・ポンプに繋がり強制排水の出来る排水口が開けられているようだ(画面下部、黒く見える所)。

水はサンプ・ポンプでスルーハルから直接艇外へ出されるか、サンプ・ポンプでビルジに送られた水がビルジ・ポンプで艇外に排水されるのだろう。






(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年1月21日月曜日

トライトン インテリア 2

フォアからアフト方向を望む。

ポートサイド。











スターボードサイド。

コンプレッション・ポストのトップに見えるのはマストからの配線のようだ。



ギャリーからクォーター・バース方向。

2口コンロはオライゴの [非圧式アルコール・陸電両用]













配電盤、VHF、エンジン・アワーメーター、古いCDプレイヤーなど。















(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。

2013年1月20日日曜日

トライトン インテリア

ティークが明るいためか室内も非常に明るく感じる。

コンパニオンウェイから見たところ。


(Vバースに乗っているのはVバースのフィラー・クッションとコックピット・クッション。)











Vバースの切り込み部正面に見える円みを付けた長方形状のものは通風口のカバーのようだ。90年代の艇ではこの通風口はスタンダードだったのだろうか。

セレニティーでもここに通風口を開けようかと考えているが、これは参考になる。









Vバースからアフト方向を望む。

手前のコンプレッション・ポストはエピファン仕上げのようだが、他所はどうなのだろう。少なくともオイル仕上げではないようだ。

セッティー足元に掛けてある長いバッグは収納スペースを少しでも多くしようというアイデアか。








(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年1月19日土曜日

トライトン コンパニオンウェイ

コンパニオンウェイにはスウィング・アウト式GPSプロッター(1機は旧型でバックアップとして使っているようだ)が出て来るのでこのドジャーは多いに有用だろう。

バルクヘッド右舷側にコンパス、左舷側は水深、スピード、風向風力各メーター。





尚、ドジャー内両舷に仮置きしてあるのは差し板。

(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2013年1月18日金曜日

トライトン トップサイド

この艇は1996年製、艇齢16歳だが保存状態が極めて良い。

バウ・プラットフォームもカバー。

カバーを外したティーク・レイルの明るいこと、この上無し。



写真ではまっさらの新艇のように見える。









小型艇の難点。小型ドジャーでもブームをこれだけ吊り上げないと収まらない。






(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカ・データベース

2013年1月17日木曜日

トライトン ビマイニ

[トライトン] の近影がオーナーによりUSヤフー・フリッカ・グループに多数ポストされたので見てみる。

本日は小型ドジャーとピッタリ合致するビマイニ。








ハッチ部分だけをカバーする小型ドジャーはサイド・デッキに出やすいのでセレニティーでも付けるとしたらこのタイプをと考えたこともあったが、コックピットの広さに左右されるビマイニの幅がこれ程までこのタイプのドジャーにフィットするとは思わなかった。

ビマイニを畳んだところ。










この角度で見るとビマイニを装着したスターン・プルピット・レイルのビームとドジャーのビームがかなり違う。



一等上の写真ではドジャーとビマイニの幅がピッタリ合っている様に見えるがそうではないのかも知れない。しかしピッタリではないにしても何度見ても幅も高さも見かけは勿論機能的にも問題は無い様に見える。

(写真はPSC製434艇中429番目 Triton です。)
フリッカのリグ

2013年1月16日水曜日

セレニティー チェイン・ロッカー・カバー

チェイン・ロッカー・カバーは [1回目のドライ・フィット] の結果、修正を加えた。

1月13日日曜日、修正したものを持ち込んで再度フィットを確認の上、壁側のキャッチ金具の付いた木片をバルクヘッドに強力ボンドで接着(画面上部)。












尚、フィットは一人がデッキ上からハウザー・パイプに手を突っ込んで金具の付いた木片を押さえ、もう一人が艇内からカバーを被せたり外したりして確認。

クランプを付けた状態で暫く放置。

この強力ボンドはゴリラ・グルーというポリウレタン系接着剤だが、これで駄目ならやはりポリウレタンだが3M5200を使う積もり。木ネジ無しで行ってみたい。








(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2013年1月15日火曜日

カワバンガ! Vバース・ヘッド


オープン・レイアウト型のヘッドはVバースにある。









ただし、この艇のものは他艇で良く見かけるVバース・フィラー部分に置いたポータ・ポティーではなく、そのフォア隣り部分に設けられたちゃんとしたマリーン・ヘッド。

蓋を開けるとご覧のとおり。











一人、または親近の二人が乗る艇としてはこの設定で充分だ。個室ヘッドが無いだけ生活空間が広い。

(写真はPSC製434艇中171番目 Kawabunga! です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年1月14日月曜日

カワバンガ! インテリア PORT

本日はポートサイド。

Vバース上の収納のドア両脇にはクロノメーター(時計)とバロメーター(気圧計)。ハウス・フロント面は真鍮製インクリノメーター(傾斜計)。このデザインのインクリノメーターは余程ポピュラーだったようで良く見かける(セレニティーには新旧二つも付いて来た)。

棚には両舷とも落下防止用の桟が無いが、長期航海時、このスペースはどう使っていたのだろう。





手前、ギャリーの壁には陸電用のコンセントがある。アイスボックスの蓋は二つ折り式。

アフトを望む。

ソール(床)に置いてあるのは電気ヒーターらしい。






尚、配電盤が右舷側にあるため、バッテリーのメイン・スイッチの位置も右舷側。

このアイスボックスの蓋は殊更分厚い。

二つ折り式ながら後期フリッカのものとは別物のようだ。




良く見ると帆走時の安全のため蓋にはラッチが付いている。

シンクの上に渡した分厚い板はまな板らしい。


コンロの上にもスタンダードのまな板。

クォーター・バースにクッションは無い。





オイル・ランプの手前、バルクヘッドに掛けてあるのは鏡。

(写真はPSC製434艇中171番目 Kawabunga! です。)
フリッカ・ニューズレターのページ