2012年6月30日土曜日

モトゥの近況 3

何とモトゥのバウスプリットは同じサンタ・バーバラに居るPSC製フリッカ [ シャンティー] のものと同様、リトラクタブル式(起倒式)である事が分かった。

シャンティーのものはこのモトゥのものからヒントを得たのかも知れない。







この状態で見る限り、バウスプリット根元にヒンジ(蝶番)が付いているとは言え、にわかにリトラクタブル式と言われてもなかなか信じ難いと思うがどうだろう。

サムソン・ポスト( [例] )代わりにウィンチを設置するのはユニークなアイデアではないが、なかなか使い勝手が良さそう。








(写真はNor'Star製フリッカ20艇中20番目 Motu です。)
いつも活発なUSヤフー・フリッカ・グループ

2012年6月29日金曜日

セレニティー 6月23日土曜日の風 (Videos) 3

スターボード・タック。11~11.7ノットの風。フラッド・タイド(上げ潮)の順潮となり対地艇速約5.3ノット。



直後、ゾーンに入って13~14ノットの風となり艇速5.6~5.7ノット。



マスト横から見たフォアデッキの様子。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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2012年6月28日木曜日

セレニティー 6月23日土曜日の風 (Video) 2

長袖を着ていれば暑くなく寒くなく、心地良い絶好の日和。



今年の週末は例年になくセイルボートの数が多い。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2012年6月27日水曜日

セレニティー 6月23日土曜日の風 (Videos) 1

西風8.5~11ノット、ガストは12.5~13ノットとなり、前方海域ではもっと吹きそうな様子なのでメインをシングル・リーフしたところ。



コースト・ガード・ヘリコプターの定期便やサンフランシスコ空港からのジェットなど空はにぎやか。



南から見て明らかに波頭の立っていた海域に入る時の様子が分かるだろうか。風14.5~15.5ノットとなる。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年6月26日火曜日

セレニティー バウ・アンカー用ロード Part 4

アンカー・ロードのラインに続いてチェインもロッカー内に収納した。

セレニティーではバウ・アンカー(デフォルトではフォートレスFX-16)を搭載するのは錨泊予定のある日のみなので、アンカーにシャックルで繋ぐべきチェイン・エンドはいつもはデッキ・クリートにヒッチして置いてあるドック係留ラインに細いラインで結んである。

これでエンドが誤ってチェイン・ロッカー内に落ちることを防いでいる次第。




無論デッキ・パイプ(ハウザー・パイプ)の蓋を被せる時は、さらに蓋の裏に付いているフックもチェイン・エンドにかけてチェインを全てロッカー内へ入れる。

チェインの入ったロッカー内の様子。

デッキ・パイプから入って来るチェイン。













112フィートのラインと92フィートのチェインが入ってもまだ余裕がある。

画面右側、チェインの重なっている部分の壁の向こうはVバース。その上の段になっているところはVバース上の収納。









真上から見たところ。












Vバース上の収納スペースから見たところ。

今年のオフ・シーズンに入ったらこの収納スペースにもエピファンを塗布する予定。

チェイン・ロッカーとの間にはシャワー・カーテンを懸ける。







Vバースから見たところ。











(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2012年6月25日月曜日

セレニティー バウ・アンカー用ロード Part 3

6月23日土曜日、バウ・アンカー・ロードを艇に搭載、チェイン・ロッカーに収納した。一番目の写真はチェイン・ロッカーを上から見たところ。

左舷側の太い管は燃料タンクへの給油管、細い管は燃料タンクのヴェント・ライン。






手前バルクヘッド中央下部にはアイが付いている。このアイにライン・エンドを通して結び付ける。

デッキ・パイプの孔からアンカー・ロードが降りて来る。最初に収まるのはチェインより後に繰り出すライン(ロープ)。



前述の様にライン・エンドをアイに固縛。無論、アンカー・ロードが間違って全部海中に落ちてしまわないための処置。



アイは11mmロープ用。このラインは16mmと太いので三打ち(三縒り)の中、1本を約1フィート解き、2本だけをアイに通して三縒り部分にボーリンで結んである。残り1本は解れないように三縒り部分にローリング・ヒッチ。

デッキ上。

ライン約110フィートがチェイン・ロッカーに入った後、チェイン・ストッパーを通過するスプライス部分。



スプライス部分がチェイン・ストッパーをいずれの方向にも無理なく通過することを確認して一安心。

新しいロング・リンクのチェインを実際にチェイン・ストッパーでストップできることも確認。

尚、チェインだけのアンカー・ロードの場合でも必ずライン(ロープ)を最低10フィート程つないでおく必要がある。








チェイン・ロッカー内のアイにエンドを通して固定し易いということもあるが、何と言っても揚錨する時間も無い程緊急に錨泊地を離れなければならない時、デッキ上でラインをナイフでカットし、アンカーを切り離してその場を即時に離れることを可能にするためだ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2012年6月24日日曜日

セレニティー バウ・アンカー用ロード Part 2

バウ・アンカー用ロードとして92フィート・チェインx2を購入、[接合用リンクで繋げる予定だった] が、これまで使っていたバウ・アンカー用ライン145フィートを再点検し、傷のある部分33フィートさえ切り落とせば残りはまだまだ使えそうと判断、その残り約112フィートを92フィート・チェイン1本にスプライスし、計204フィートのロードとすることにした。

もう1本のチェインは将来ラインの傷みが進行して使い物にならなくなった時のリプレイス用として、又は単純にもっと長いロードが必要になった時に繋ぐこととし、それまで自宅ガレージで眠ってもらう。

チェインと三打ち(三撚り)ロープのスプライシング。ライン(ロープ)の先端をチェインの端のリンクに回し、ライン本体にスプライスして戻す。












ライン先端を1フィート半程ばらして、先が解けないよう紙テープを巻き、順番を間違えないように1~3までの番号を打つ。



1と2の2本はチェイン先端のリンクに同方向から入れ、残りの1本(3番)は同じリンクに逆方向から入れ、スプライスを開始する。やり方は [このビデオ] 参照(巻頭のコマーシャルは無視)。

1、2、3、1、2、3...と順番にスプライスして行き、7セットほど繰り返したらスプライス自体は終了。

この後、延びている余剰部をカットして削除する。

(カットする部分に紙テープを巻いておくとカットした後繊維がバラバラにならなくて良い。)






カットした面を電熱器のコイルやマッチの炎などで溶かして解れ止め処理を施す。今回は電熱器を使った。




さらに少し根元側に全体的な解れ止めのための [セイルメイカーズ・フイッピング] "Sailmaker's Whipping" を施して全工程を完了。















以上いつもながら全てベター・ハーフの手作業。ありがとう。

***

尚、このスプライスはこれで永遠に大丈夫というものではない。12~13回も錨泊したら、チェックを心がけ、必要とあらばこのスプライス部分全体を切り落として、新しくスプライスし直す。しかしウィンドラスに回す場合と比べ磨耗は少ないので年2~3回の錨泊で毎回ここまで海中に入れたとしても10年はもつだろう。

無論チェインとラインはライン先端に付けたシンブルとチェイン先端のリンクをチェイン・シャックルで繋ぐこともできるが、その場合、シンブルはおろかシャックルさえ [チェイン・ストッパーの中を通らない] 。このスプライスなら通り抜け自由だ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
フリッカ・データベース

2012年6月23日土曜日

モトゥの近況 2

ドック係留中のモトゥ。

プルピット・レイル左舷側にはフォートレスらしきセカンダリー・アンカーが装備されている。





吊り下げはストックと呼ばれる横棒を2箇所でレイルに吊るす方式。シャンク下部は左舷側ウィスカー・ステイに結んであるようだ。

デッキは新艇のように真っ白。

デッキ上にあるフォア・ハッチのトップにはブロンズ枠のガラスが仕込んである。



フォア・ハッチ右舷側にあるデッキ・パイプは無論プライマリー・アンカーのチェイン用だが、アンカー・ロードの経路は [このページ] 1~3枚目の写真で良く分かる。

セイルボートではなくヨットという呼び方がふさわしい貴婦人的容姿。






(写真はいずれもNor'Star製フリッカ20艇中20番 Motu です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2012年6月22日金曜日

モトゥの近況 1

パシフィック・シークラフトがフリッカを造り始める前のノー’スター製フリッカ20艇中最後の1艇、モトゥがまたマーケットに出された。

この艇は既に何回も取り上げたが、今回もまた新しい写真が撮影されているのでそれらを見ていこう。

2対のブラウネル・スタンドにサポートされて立つモトゥ。









この艇も船外機仕様でプロペラシャフト、プロペラ用のアパチャーは無い。

当年36歳とは思えない。

バウスプリット右舷横に装着した頑丈なバウ・ローラーにアンカーを格納。



トウ・レイルはアルミ製。孔が一杯あるのでシャックル、プリヴェンター、その他のものを固定するのに何かと便利。

ハルの外側、トップ部分にラビング・ストレイク風ティーク・トリムを装着し、アルミ製トウ・レイルの機能性と木造艇風のクラシックな外観を両立させている。

***

尚、トランサムに元々のホーム・ポートであるSFベイ・エリアのアラミダの港名が見えるが、現在地はロサンジェルスから北に上った、ノー’スター・ファクトリーのあったサンタバーバラ。

(写真はいずれもNor'Star製フリッカ20艇中20番 Motu です。)
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2012年6月21日木曜日

フロリダのナーナ

このフリッカは今年五大湖地方のウィスコンシンで新オーナーが買い取り、フロリダまでトレイラーに載せて運んだ。メキシコ湾岸に面したフロリダ・パン・ハンドル部にある [パナマ・シティ] が新しいホーム・ポートだ。

ハルはキール後部にプロペラ用切り込み(アパチャー)の無い、船外機仕様。






1982年製だが淡水域でセイルし、いつもはトレイラーに載せられ保管されていたせいか、状態は良さそうだ。









トレイラーはフロリダ移動後無用になったという事で6月初め$2500で売りに出されていたが既に売れたようだ。積載許容9500ポンド。ミシガンでフリッカ用にカスタム・メイドされた。

タイヤはスペア1本を含め5本全て新品に換装、電線も新品、ブレーキもメンテをしたばかり。フリッカ用のタンデム・アクスル(2軸)トレイラーの新品は約$5500~6000だから、かなり買い得だっただろう。

(写真はPSC製434艇中、番数不明、1982年製の Nana です。)
いつも活発なUSヤフー・フリッカ・グループ

2012年6月20日水曜日

テキサスのセイラ・マーガレット

テキサス州ヒューストン地域のシーブルックで売りに出ている1991年製フリッカ、セイラ・マーガレット。この [ギャルベストン湾] 海域はフリッカの多い場所のひとつ。

渋いブルーにゴールドのスクロールワークとストライプ。

この色合いもフリッカには似合う。





ブラウネル・スタンド6本で脇を押さえているが、重量を支える木のブロックの積層の中、フォアのものが土台からアフトへ過度に傾いているようで危なっかしく感じる。ブラウネル・スタンドは両舷対面のものをチェインで夫々ペア・アップするのがベスト・プラックティスだがかろうじて一番フォアのペアだけその措置がなされているようだ。

写真では一応メンテのキープ・アップが行われ、すぐにでもセイリングが可能な艇のように見える。





しかし、セイルボートは実物を見てみないと分からない部分が多い。自分で納得して買うためにはどうしても足を運んで細部まで確かめることが欠かせないと思う。

(写真はPSC製434艇中404番 Sarah Margaret です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2012年6月19日火曜日

セレニティー 室内灯電球LED換装 Part 2

6月12日にセレ二ティーの室内灯を換装したことを書いた。今日はその補足をしておきたい。 先ずは電球を嵌めこむ時 『反時計回り』 に回すと書いたが、嵌める時は時計回りに回すのが正しい。6月12日の [記述を訂正] しておいた。

さて本日は細かいことだが二つ追記しておきたい。

ひとつは不要な方の突起をヤスリで落とす時の注意。



このようにあまりに見事に落としてしまった場合、電球が所定位置に収まった時に緩んでコンタクト部分の接触が悪くなり、スイッチを入れても灯りが点かない。

その場合、紙一枚を挟むか、このように絶縁テープ一枚を貼り付けてガタツキをなくすと良い。





ガタツキが大きい場合はもう一枚重ねれば良いが、大抵一枚で充分。

もうひとつ追記しておきたいのは(写真は撮り損ねたが)、[LEDライトの底のコンタクト部分は大きい] (写真の一番上、右)ので旧来の電球のコンタクト部分と似るように両端をヤスリで削り落とすと嵌りやすくなる、ということ。このコンタクト部分はハンダの固まりなので簡単に削れる。

LED装着後、ドームを被せて点灯したところ。これは多少LED独特の青っぽさがある。






ドーム・ライト4個の中、3個はどういう訳かこのような色合い。上の写真のガラスだけ色合いが違うのだろう。




こちらはバルクヘッドの読書灯。











読書灯用の旧来の電球はドーム・ライトのものより少し小さかったが、基部は同寸だったのでドーム・ライトと同じLEDを装着した。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年6月18日月曜日

インプ 1979年製PSCフリッカ

このフリッカはノース・カロライナ州ワシントン(現在パシフィック・シークラフトの本社・工場のある街)で6月初旬craigslistを通じて5000ドルで売りに出された。

オーナーはすぐに買ってくれる相手を探していたらしく即話しがまとまった。








実はその買い手というのは昨日見たテキサスの自作フリッカのオーナー、ビルである。あの自作フリッカの仕上げをしつつ、ヤフー・フリッカ・グループでこのフリッカが売りに出されたというニュースを知るや、即購入を申し込み交渉を成立させたそうだ。トレイラーでテキサスまで運ぶと言う。

このPSC製フリッカはハリケーンのためマリーナで沈没した過去があり、船内機は錆付き、船体もかなりの手入れが必要らしい。


船好き工作好きのビルは、昨年リタイアしたばかりで体力も時間もある。これも絶好のプロジェクト・ボートという訳だ。

この艇もビルの手で立派に甦るにちがいない。










ところで、アメリカのヤフー・フリッカ・グループで新作のティーク製スライディング・ハッチを探している人も居たが、ビルはこの艇のファイーバーグラス・ハッチから型取りし、必要な人には得意の木工でティーク製ハッチを作ってくれると言う。

ちなみに別人がPSCに問い合わせたところ新作ティーク製スライディング・ハッチは2600ドル。






ビルの場合、材料費と送料だけでOKだそうだ。

既にテキサスの自作フリッカの仕上げで見て来たように相当の技術の持ち主だ。アメリカのフリッカ・コミュニティーにはこういう人がいるのでおもしろい。

(写真はPSC製434艇中098番 Imp です。)
フリッカのスペック

2012年6月17日日曜日

テキサス州の自作フリッカ その後 (Deck & Cockpit)

元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカ。

タイトルから一寸ずれるが、元々の青いブーツ・ストライプを赤く塗り替えている。

左舷側を終え、右舷側を作業中。



さて、この写真はデッキのコーティングを終わった状態。









スライディング・ハッチのシー・フッドを装着したところ。

上の写真では剥き出し、この写真ではカバーを被せてあるマスト・ステップの作りの詳細が気になるがいずれ後日明らかになるだろう。

キャビントップ両舷の長いグラブ・ハンドルと左舷側トリミングの装着も完了。




右舷側トリミングも装着したのだろう。これでデッキの作業は完了だそうだ。







現在コックピット周辺の仕上げに入っている。










(写真は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
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2012年6月16日土曜日

セレニティー スターン・アンカー用チョック位置の検討

スターン・アンカー用のチョックを探していたが、このバウ・チョック各舷1個あて、計2個を購入した。

バウ・チョックはこのようにラインが斜めに走るようになっている。








バウ両舷から前方に係留ラインを取りやすいようにするための形状だが、スターン・アンカー・ラインに反対舷からもう1本のライン(スナッバー・ライン風)をかけ、ラダーを抱えるように逆Y字型にセットするのにも好都合。

別アングル。












位置はまだ検討中だが、チェインプレイトのアウトボード側(画面左側)の方が良いかも知れない。

同じSTB側コーナーをコックピット・ロッカー内から見上げたところ。

下にチェインプレイトが見える。




チェインプレイトのすぐ上、ところどころ茶色いファーバーグラスが剥き出しになった部分がハルとデッキの代を重ねたジョイント部で、所々スルーボルト+ナットで締めてあるのが見える。チョック装着場所は装着用ファスナー(金具)がこれら既存のファスナーとかち合わない場所でなければならない。これらのスルーボルト+ナットは上からはティークが乗っているために見えない。

ちなみに、ハルとデッキの代を重ねたジョイント部はサイド部に比べスターン部の幅が狭いように見えるが、実はそれはトランサムのファイバーグラスの厚みが1インチ以上と格段に厚いためだ。

チョックは出来るだけスターン・ティークの外側エッジ近くに付けたいのでこの厚いファイバーグラスのトランサムの上に装着することになる。ファスナーとしてスルーボルト+ナットを使うのは無理だ。チョックとティークの間に3M5200を塗布して、ちょうどティークを突き抜けるか抜けないかという位の長さのSS製木ネジで留めることになりそうだ。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ。(全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック。)

2012年6月15日金曜日

セレニティー 6月9日土曜日の風 (Videos) 3

ハンターズ・ポイント近くでタック。



岬近くで艇速2.5ノットに落ちていたが、タック後の順潮では5.8ノット。風は約17~18ノット。SF湾サウス・ベイの典型的な夏の午後。



約5分後、対地艇速6.9~7.0ノットとなる。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュア(14頁版)

2012年6月14日木曜日

セレニティー 航海灯用LED

アメリカでは全長65フィート以下の艇では航海灯の灯りの到達距離は2マイル以上と決められている。

セレニティーで航海灯の電球をLEDに換装すべく購入したものはこれ。到達距離は3マイル以上。

バウの2色灯用、スターンの白色灯用、計2個。

(マストヘッド・ライトは別途検討中。)




両端の金属部分のエンドにクボミがありそこが電極に固定される、いわゆるダブル・ディンプル方式。長さ42mm。当初旧来の電球のようにスリムな [こちら] を購入したかったのだが、光の到達距離が2マイル以下ということで選択から除外した。

しかしこのLED、径がやたら大きいので収めるには一工夫必要だろう。その顛末はまた後日装着時にレポートしよう。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
フリッカのリグ

2012年6月13日水曜日

セレニティー 6月9日土曜日の風 (Videos) 2

2:00PM頃、風15~16ノットとなり、メインはダブル・リーフ。逆潮約2ノット、対地艇速3.5ノット。



この日も行き交うセイルボートの数多し。



逆潮を避けるべく海岸線近くを走る34~36フィートのケッチ(ミズン=後ろのセイルは揚げていない)、その後ろはカタリナ25~27。この辺りは半島の丘の陰に入り、風は12~13ノットに落ちている。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2012年6月12日火曜日

セレニティー 室内灯電球LED換装

室内灯電球を電力消費量の小さいLED に換装することにした。

注文数は天井のドーム型ライト4個、バルクヘッドの読書灯2個、計6個。

この写真の画面上の2個は旧来の電球(左)とLED(右)との比較。

注文時は金属部分の直径が同径のもの、並びに底部の接点が二つのダブル・コンタクト型であることを確認の上発注する。



装着方式は家庭用電球のようにネジ込み式ではなく、緩まないようにバネで留めるバイヨネット式。

このような切り込みが2箇所あり、そこに一旦深く差し込んだ状態で時計回りに回し、バネで戻して固定する。



しかし、このLED は時計回りに回そうとしても回ってくれない。これはこのLED が旧来の電球の切り込みの深いマウント・タイプ、浅いマウント・タイプどちらにも対応できるように作ってあるからだ。

画面真ん中が旧来の電球。マウントの切り込み位置に合わせ、電球側面の突起は底部からいずれも同じ距離の所にある。



親指の下にあるLED は浅深どちらか不要な突起を削除して1個のマウントで留めるデザインになっている。フリッカのマウントでは当然真ん中の電球に合わせるので深い位置の突起を削除する。人差し指の上のLEDはその深い位置の突起だけをヤスリで削り落としたもの。

バイヨネットで押し戻されたLED は1個の突起でもちゃんと穴に引っかかって収まっている。






点灯試験。

この後、ドームのカバーを被せて作業完了。








これで錨泊の時などバッテリーの心配をせずに点すことができる。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
静かな日本のヤフー・フリッカ・グループ