2013年7月31日水曜日

セレニティー 7月27日土曜日の風 2 (Video)

帰途のSTBタック。



西風10~12ノットだが順潮のため対地艇速5.1~5.4ノットとなる。

この後艇速5.7ノットまで伸びるが、ゾーンを抜けるとまた風が落ちた。しかし潮のため艇速は4ノットを下らず、あっという間にマリーナの外に到着。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年7月30日火曜日

セレニティー 7月27日の風 (Videos)

今年の7月は例年の9月の様な風。



マリーナの外で15+ノットの風があったのでメインをシングル・リーフでホイスト(揚帆)して北に向かうも程なく2~3ノットの風となり、のんびり。逆潮のため対地艇速は限りなく0ノットに近い。シーズンの終わりを感じさせる。



15分ほどすると西風11~12ノットとなり、対地艇速は3ノットを超えた。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年7月29日月曜日

レッド・ラスカル ブロンズ製ポートライトの装着

自作艇 [レッド・ラスカル][ニュー・ファウンドランド・メタルズ] 社のブロンズ製ポートライト(非開閉式)を装着した時の写真。

ブロンズ製ポートライトを購入すると、同時に紙のテンプレイトが送られて来るそうだ。このオーナー、ボブは先ずそれを透明ファイル・フォルダーのプラスティックに写して皺のよらない丈夫なテンプレイトを作った。

装着場所にテンプレイトを張って、ポートライト本体の収まる孔と装着用ボルトの入る孔をマーク。



マークに沿ってハウス側壁をカット。









ドリルに付いているドリル・ビットは装着ボルト用の孔を開け、さらにちょっと広めの孔(カウンター・シンク)まで同時に掘れるビット。このビットもニュー・ファウンドランド・メタルズ社で同時註文できるそうだ。

装着完了時。











ニュー・ファウンドランド・メタルズ社からはコーキング材としてブチルのコーキング・ロープも購入できる。それを3周させてコーキングという指示になっている。このオーナーは最初の二つのポートだけそれに従ったが、溢れた黒いコーキングがせっかくきれいに白く仕上げた壁を汚すので他の4つは1周だけにしたそうだ。

ところが最初の雨の日、その4つは雨が大量にリークしてしまい、コーキングを含めて装着作業をやり直す派目になったという。

(写真はカリフォルニアの自作フリッカ Red Rascal です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2013年7月28日日曜日

コックピット・ロッカーの蓋用フック

地味な写真1枚。ニューヨークのロング・アイランドのフリッカ、サン・スッチの仕掛け。

コックピット・ロッカーの重い蓋が不意に閉じて指を挟んだりしない様に白い大きなフックで留める。





フックを留めてあるブロンズ製のバーは他の目的でスターンに横渡ししてある様だ。何かとリグ・アップするのに使うのだろうか。

(写真はPSC製434艇中358番目 Sans Souci です。)
フリッカのリグ

2013年7月27日土曜日

ベン・メイン・ジュニア + ザンジバー

昨日に続き、フリッカの並んでいる写真。

画面左ベン・メイン・ジュニア、右ザンジバー。








[こちらの写真] と同じ時に撮影したものらしい。

(写真はPSC製434艇中315番目 Ben Main, Jr. と387番目 Zanzibar です。)
フリッカのスペック

2013年7月26日金曜日

テキサス州の自作フリッカ 進水後

ミシガンのオリジナル・オーナーが作り始めて何十年、そのオーナーが進水の夢を果たせず死去してから現テキサスのオーナーが仕上げて進水させた [自作フリッカ]

この夏、テキサス州ギャルヴェストン・ベイでセイリングを楽しんでいるそうだ。







画面左隣りのグリーンのハルのフリッカはUSヤフー・フリッカ・グループ主宰者所有艇のキティウェイク。撮影場所はギャルヴェストン・ヨット・ベイスン。このマリーナも [5年前のハリケーン] のダメージからすっかり立ち直った様だ。

(写真中央は元々ミシガンで建造され、2代目オーナーによりテキサスで仕上げられた自作フリッカ、左はPSC製434艇中200番台後半の Kittiwake です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2013年7月25日木曜日

セレニティー 7月20日土曜日の風 3 (Videos)

帰路のスターボード・タック。



逆潮。対地艇速2.8~3.2ノットとなる。



11.5~13.2ノットの風。心地良いセイリングが続く。



すばらしい夏の一日。

この後一時的に西風14~15ノット、艇速3.7~4.2ノットまで上り、マリーナ近くで静かに風が消えて行った。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2013年7月24日水曜日

セレニティー 7月20日土曜日の風 2 (Videos)

北西風13~14ノット。通常、風が真西となるともっと吹いてくれる。まだそこまで行ききらない。



リーフィング・ライン2本を引き過ぎて、メインスルのリーチをピンチしてしまっている。リーフィング・ラインを緩めるべき。



日常のプラクティスとしてメインをファースト・リーフ。対地艇速は順潮で4.3ノット。



ハンターズ・ポイントの巨大クレーン沖。艇速5.7ノットとなる。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年7月23日火曜日

セレニティー 7月20日土曜日の風 (Videos)

2:30PM過ぎでも3~5ノットの東風という不思議な夏が続いている。



風が北、さらに北西、そして西に回ってまともに吹き始めるのを待つ。



噂をすれば何とやら。一等上のビデオから10秒も経たない中に風向が変わる。



5分後に北西風8.8~9.2ノット。涼しくて気持ち良い。帆走らしい帆走になって来た。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2013年7月22日月曜日

アナコーテスのアリグラ24 インテリア その他

各部拡大写真。

Vバース。

正面はアンカー・チェイン・ロッカー。

上部にはフォア・デッキのビームが並ぶ。



ポートライトなどこの艇の艤装品にはブロンズがふんだんに使われている。







キャビン・ソール(床)の下。

この板(キール・シュー)の下に2400ポンドの鉛のバラストがある。フレイムに顔を出しているのはそれを装着しているキール・ボルト。









尚、この艇はYachtworld.com に破格の値段(US$24,900)で出ている。一等上の写真に出ているセイル・バッグに入ったノース・セイル製セイルたちも2011年に新調したものばかり。

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
フリッカ・ホームページ

2013年7月21日日曜日

アナコーテスのアリグラ24 エンジン

コンパニオンウェイの梯子を外すと見える白い大きなパネル。このパネルの向こう側がエンジン・ルーム。

エンジン・ルームを仕切るだけなら立派過ぎるパネル。大型テーブルとして長いセッティー前にセットできるのかも知れない。

セッティー側バルクヘッドは足先を突っ込んで長身の者でもバースとして使えるように切り込みが入れてある。







エンジンはクボタ・ベースのベータ・マリーン (Beta Marine) 2気筒10馬力。清水による冷却方式(清水は熱交換器を使って海水で冷やす)。

稼動(駆動)積算時間は100時間というからまだ新品だ。

1500 RPMで艇速は5ノット出るという。



ちなみにこの艇はキール(竜骨部)を組み終わってハルを作り始めたのが1990年、進水は2000年末。

燃料タンクはアルミ製の18ガロン。ついでながら飲用の清水タンクは木(+エポキシ)製で55ガロン。ヘッドのホールディング・タンクはプラスチック製12ガロン。

スペック: 
LOA(全艇長) 27フィート
LOD(デッキ長=バウスプリットと外付けラダーを除いた長さ) 24フィート
LWL(喫水長) 21フィート2インチ
ビーム(艇幅) 8フィート
ドラフト(喫水から船底の一等深い部分までの深さ) 3フィート9インチ
バラスト 2400ポンド
排水量 6500ポンド
ハル積層の厚さ 5/8インチ

尚、スパーズ(マスト+ブーム)はスプルース材の木製だそうだ。

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2013年7月20日土曜日

アナコーテスのアリグラ24 コールド・モールドのハル

コールド・モールド (cold-molded) のハルとは薄板を斜めに張り、その上に方向を90度変えながら積層して形成したハル。薄板の積層を最後にファイバーグラスでカバーするのが普通。

ファイバーグラス製の量産艇では先ずスティールのモールド(通常メス型)を造り、その中にファイバーグラスを積層して行き、固まったらモールドから外すという生産方式を取る。コールド・モールド方式は高価なスティール製モールドを造らなくてもよいので、良くワン・オフ艇(1艇だけというカスタム生産)に使われる。厚板(プランク)を曲げながら平行に並べてハルを造る旧来の木造方式と異なり、現代的なデザインを含むどんな形のハルも形成しやすい。(興味のある人は [このビデオの画面] 参照。)

昨日の [2枚目の写真] 、テーブルのアウトボード側のハルの内側。

斜めに張った薄板の様子が良く分かる。


個室ヘッドの中。

この艇のコールド・モールド・ハルもエポキシ樹脂を使い90度の角度で互い違いに層を重ねた板の上に、やはりエポキシに浸したファイバーグラスを張って仕上げてある。









スターン部。正面はトランサムの内側。










コックピット・ラザレット(ロッカー)内部。










(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年7月19日金曜日

アナコーテスのアリグラ24 テーブル

右舷側のテーブルは折り畳み式。

折畳んだテーブルの上に乗っている白いパネルは通常はテーブルの横に嵌めこんである。






アウトボード側の棚の下が収納用コンパートメントに仕切られている様子が良く分かる。

折リ畳み式テーブルを拡げたところ。

無論、シート下も収納になっている。





レッグ・スペースは仲の良い二人なら向かい合って座れる程度。

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年7月18日木曜日

アナコーテスのアリグラ24 インテリア

艇長は4フィート伸びただけだが、艇のサイズは実際は3次元的に伸びるのでキャビン内スペースのボリュームはかなり大きくなっている。

左舷(画面右)側にはセッティーとギャリー、右舷側には個室ヘッド、テーブルを挟んだシート、収納用コンパートメントが並ぶ。


コンパニオンウェイの階段は入り口を浅くした事で一つ分増え、キャビン内のボリュームが増えたことでも一つ分増えている。

アフトからフォアを見たところ。

画面手前右に見えるのは、個室ヘッドの壁にある頑丈な手摺り。




マストのコンプレッション・ポストは右舷の収納用コンパートメントの手前バルクヘッド、及びギャリーのストーブ(コンロ)とシンク(流し)の間のバルクヘッドとインラインになっている。天井の太いビームは前半分をバルクヘッド、後ろ半分をニー(knee)でサポートされた堅固な造り。

前後左右とも充分スペースのあるコンパートメント。

3次元的に大きくなったキャビン内スペースの恩恵だ。



ドアには充分な大きさのルーヴァー・ヴェント(通風孔)が付いている。

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。

2013年7月17日水曜日

セレニティー 7月13日土曜日の風 2 (Videos)

ハンターズ・ポイント沖でタックしてスターボード・タック。



北西風11~13ノット。順潮のため対地艇速は一気に5.2~5.4ノットとなった。



風が10~11ノットに落ちたのでさすがにリーフを解いた。艇速5.2ノット。

アメリカズ・カップのカタマランは転覆の恐れがあるので20ノット以上の風ではレースが中止となるそうだ。何億円~何十億円も出して作った風力水中翼艇が、20ノット以上の風では走らない。アメリカズ・カップもつまらなくなってしまったものだ。それなら100+フィート級のモノハル・スクーナーで帆走技術を競った方が毎日22~35ノットの風の吹く夏のSF湾にはピッタリだと思う。観る方もその方がずっと興しろいだろう。とはいえ、今年のSF湾のこのひ弱な風はアメリカズ・カップ艇には最適かも知れない。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのリグ

2013年7月16日火曜日

セレニティー 7月13日土曜日の風 (Videos)

7月半ばになって風が落ちた。2:00PMまで東からの微風。



上のビデオ撮影時(2:30PM過ぎ)は北北東の風2~3ノット。艇はサンフランシスコ湾東岸に向かっている。今年は2月に結構な西風が吹き始めたので、もしかしたらシーズンの終わりも1~2ヶ月早いのかも知れない、などと考えさせられる。



2:40PM頃ようやく北西の風10ノット。何とか帆走が様になって来た。



11+ノットとなった。リーフは無用だが、何もしないのはSF湾の夏の帆走らしくないので単に日常のエキササイズとしてファースト・リーフを入れてみた。

ちなみに逆潮で対地艇速は2.7ノット。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2013年7月15日月曜日

アナコーテスのアリグラ24 コックピット

フリッカのコックピットは20フィート艇にしては大きい。デイ・セイルには良いが、外洋を長期航海するには大き過ぎると言っても良い。それをそのまま24フィート艇に引き写すのは好ましくない。

アリグラではその点を鑑みて、艇全体に占めるコックピットのプロポーションは保ちつつ、安全性、および使い勝手の点から種々考慮がなされている。

浅いコンパニオンウェイ、幅広いブリッジ・デッキ、ミッド・ブーム式のメインスル・シーティングにその考えが反映されている。






スターン側にもブリッジ・デッキがあり、四方をラザレット(ロッカー)に囲まれたコックピットのソール(床)部分はクルージング艇らしく程良くダウンサイズされており、荒天時の追い波などでコックピットを大量の水が襲ってもコックピット内に残る水は限られる。

フリッカの様に効率の良い排水システムがあれば冠水やコンパニオンウェイからキャビン内への浸水の心配は無用だ。



(無論差し板が流されないように処置しておくことは肝要)。

すっきりし過ぎている嫌いのあるキャビントップ。

メインスルのリーフ作業時、足場ともなる手摺りをキャビントップ両舷に付けるべきだろう。











(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
フリッカ・ホームページの歴代カバー写真

2013年7月14日日曜日

アナコーテスのアリグラ24 外観

係留中の写真ではアリグラがフリッカの引き写しであることが良く分かる。

20フィート艇を全体のプロポーションを崩さずに3次元的に24フィート艇に引き写すことは簡単そうで結構難しいはず。




しかしこの写真だけ見たらフリッカと思えてしまいそうな程うまく伸ばしてある。

スーパーストラクチャー(ハウス等デッキ上の造作物)はブルース・ビンガムのフリッカではなく、パシフィック・シークラフトのフリッカのラインを踏襲している。







バウスプリットは根元(オン・デッキ部分)は四角、突き出した部分は八角。

オン・デッキ部分もスルーボルトで固定してあるのだろうが、ステムには長いブロンズ製ストラップが付いている。









(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。

2013年7月13日土曜日

アナコーテスのアリグラ24

フリッカの兄弟艇 [Allegra 24] はこれまでに3艇が登場したが、今回はパシフィック・ノースウェストは [アナコーテス] のアリグラ。

約8ノットの風で悠々と帆走中。











これから少しシリーズで観て行きたい。

(写真はフリッカの兄弟艇アリグラ中の1艇 Ruscoe です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)

2013年7月12日金曜日

セレニティー Berth Extension ドライ・フィット

バース・イクステンションと呼ぶか、セッティー・イクステンションと呼ぶか、とにかく人が横になれるスペースを拡げるための仕掛け。

ホーム・センターで手頃な [クレート] (木箱)を見つけた。1個約12ドル。材料を揃えて作るよりずっと安価だ。

手前は厚さ1/2インチの合板をギャリーとセッティー間のスペースに合わせてカットしたもの。

いずれもニスなどの仕上げは無論、サンディング(ヤスリがけ)もしていない。




この日の目的はサイズの確認。

クレートを2個並べる。

クレートは指先でヒョイと持てる程軽量。家から艇に小物を運ぶのにも使えるので船内泊予定時には有用だ。








合板を乗せる。

















その上にクッションを乗せる。

クッションは [クォーター・バース入り口用] を流用。ギャリー側に少しスペースが空くが、実用上の問題はない。










写真では良く分からないが約1.5インチの段差がある。

クレートの高さをその分詰めることで対処することにした。











(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・データベース

2013年7月11日木曜日

セレニティー ウィスカー・ポール装着法

ウィスカー・ポールはスパイク(尖がり)の方をセイルのクルー(クリュー)に差し込むのが普通 (例は [こちら] 。分かり難いという人は [こちら] を参照)。

しかし両端共にラッチ・エンドのものもある。今回、セレニティーのウィスカー・ポールも両エンド・ラッチ式にした。なぜかというと、セットしやすいからだ。スパイクだと装着中にクルーから抜けやすいが、ラッチなら落ちることがない。

セレニティーのジブはブーム付き。

ラッチはブームのベイル(U字型金具)にも掛けられる。




ループにしてあるトッピング・リフトに掛けても可。

ブーム(セイル)をコントロールできれば良いのだ。



マスト側のエンドは以前同様、マスト前面にあるアイに掛ける。








しかし、両エンド・ラッチ式にしたので、今までと違い、細い管の方をマスト側にすることにした。

これによりポールの長さの設定が楽になる。










ポールの細い管太い管の2本をツイストして行う長さの調整が無理なく、手元で出来るのだ。

ブーム(セイル)をポール出しする時も、引き込む時も、作業がより安全により早く行える。小生にとっては大いなる改善。


(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ホームページ

2013年7月10日水曜日

セレニティー ウィスカー・ポール修理

セレニティーに付いて来たウィスカー・ポールはForespar adj6-12 というもので、小型艇用の簡素なもの。太いアルミ管に細いアルミ管を差込んであり、ツイスト・ロックで希望の長さに固定する。一等短くした状態で6フィート、最長に伸ばすと12フィートとなる。

しかし、ジブのクルーに差し込むスパイクが欠損していて、ポール装着に苦労していたので修理することにした。



ポール・エンドのパーツは良く壊れるものらしい。スペアのスパイク(細管用)、ラッチ(細管用)、ラッチ(太管用)の計3個と接着用エポキシがセットになり比較的安価で販売されている。

細管用のスパイクをそのまま交換しようかと思ったが、せっかく細管用のラッチも付いて来たのでそれを付けることにする。



しかし先ず今付いているものを外さねばならない。エポキシで接着してある様だ。エポキシを軟弱にして壊れたエンドを外すにはアセトン(シンナーの中にも入っている)に最低1時間浸ける等の化学的方法、ヒート・ガン(ヘアー・ドライヤー)などで熱くする熱処理法の二つがあるらしい。

ケミカルな方法は好みではないので、とりあえず熱処理法を試す。








沸騰させた熱湯をカップに注ぎ、ブーム・エンドを浸ける。これでかなり熱くなるが、プライヤー等を使って物理的にエンドを引き抜くのは無理ということが分かった。

短時間で済ますにはこれが一番と、金鋸で先端を切断し軽くヤスリをかけた。







切断したエンドにエポキシーの代わりにゴリラ・グルーを塗ったラッチの基部を挿入して装着。

ゴリラ・グルーでは用を足さず、パフが吹いてこのエンドがスポンと抜けるかも知れないが、とにかく実際に試してみたい。


この作業でポールは約1インチ短くなったが12フィート全開にすることは無いので、実用には影響無しと思う。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
フリッカ・ニューズレターのページ

2013年7月9日火曜日

セレニティー 7月6日土曜日の風 (videos)

7月6日11時半頃、マリーナの南方、SFO(サンフランシスコ国際空港)でAsiana 航空機の着陸失敗の事故があった。



この日は夏のサンフランシスコ湾らしくなく、2:00PMになるまで殆ど無風状態。2時になり西風が立ち始めたので出航。2:35PMで10ノット前後の風。いつもと違いのんびりと北に向かう。この後少し風が上がり、10~11.5ノットで艇速5.6~5.7ノット(順潮)と心地良いセイリングとなった。



3.2マイル地点でタック。岬地点での逆潮。艇速は3.2ノットに落ちる。しかし岬をクリアーすると10.5ノットの風で艇速3.5ノット、12ノットの風で3.7ノットと悪くない走りとなった。それにしても一度もセイルをリーフすることのない夏の日とは何か不自然な感じがする。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2013年7月8日月曜日

レッド・ラスカル サンプ・ポンプ

サンプ・ポンプ (sump pump) は例えばソウル(床)下へ流れるシャワーの水を艇外に掻い出すためのポンプ。

自作艇のレッド・ラスカルではそれ用のスルーハルはハルのフリーボード上部にある。





上の写真は [自宅ガレージ] 内でほぼ完成した自艇のハルにバケツを当ててポンプをテストしているところ。

ギャリー前のキャビン・ソウルの下(ビルジ)。

[ギャリー、シャワーなど] からの水をこの12Vポンプで排水しているそうだ。












(写真はカリフォルニアの自作フリッカ Red Rascal です。)
今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧

2013年7月7日日曜日

ブルー・スカイズ ニューズレター最新版

ブルー・スカイズのオーナー、トムがまた自艇のニューズレターを出した。今日はその中からの4枚。

トムはブルー・スカイズを購入したパシフィック・ノースウェストで時間を作ってはクルージングを楽しんでいる。

画面右、ウィスコンシン州船籍番号の艇がブルー・スカイズ。左は地元のフリッカ、サルニア。



クルーズ中に出会った別のフリッカ、[キリ] とそのオーナー。








オーナー夫人は日系の様だ。キリとは霧の意味かも知れない。







このドジャーの作りは頑丈だ。トップの手摺りはメインのリーフ作業時は大いに有用だろう。サイドも特別補強されている。

太平洋をクルージングしたご存知カワバンガ。









新オーナーは直ぐ隣り、カナダのブリティッシ・コロンビア州の人に決まったそうだ。

この他写真多数のニューズレターは6月下旬、USヤフー・フリッカ・グループのサイトに掲載されたが、日本ヤフー・フリッカ・グループサイトのリポジトリーにも入れておいたので参照され度。

(写真上はPSC製434艇中314番目 Blue Skies と番数不詳 Sarnia、中2枚は241番目 Kiri、 下は171番目 Kawabunga! です。)
⇒ 日本のヤフー・フリッカ・グループ [Flicka20_Japan]

2013年7月6日土曜日

ホーカス・ポーカス クルージング

大幅メンテで自艇に新しい命を吹き込んだオーナーは今努力の果実を味わっている。

この距離からだと太い黄色のホエールストレイクが2個しかないポートライトとバランス良く収まっている様に見える。

フリッカより大きく見えなくもない。










キャビン・サイドに塗った黄色い斜めのストライプがキャビンを短めに見せている。

これもホーカス・ポーカスのマジックか。

フォアデッキ上に見えるのはジブ用ブームに非ず。ハモックだ。







蒸し暑い地方の夜には良いかも知れない。

手前、スライディング・ハッチも黄色に塗られていたとは気付かなかった。












(写真はPSC製434艇中、番数不明、Hocus Pokus です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。