昨日のフリッカ、フライング・フィッシ。トランサム右舷側上部にホールディング・タンク用と思われるヴェント(通風孔)が見える。右舷コーミング横に付いている艇が多く、ここに付いている例を目にするのは初めて。
ハルをバフする前の姿だが、今日の主題はトランサム左舷側上部に付いているスルーハル。
これは軽油を燃やすエスパーの [Dシリーズ・ヒーター] と極似した [ウェバスト] ヒーターの排気口だ。
同じスルーハルをハル内側から見たところ。
コックピット後部のエンジン・ダッシボードを外してその開口部から作業中。
排気管を差し込んだところ。この後ダブル・クランプで留めるのだろう。
追い波の時はこのスルーハルから排気管内に水が浸入する事が充分予想される。そのような航行条件下では外から木やゴムのプラグを軽く打ち込んで口を塞ぐことを忘れてはならない。この高さならその作業は簡単にできる。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不詳、Flying Fish です。)
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