しかし、20フィート艇は20フィート艇。載せる物はスペースを考えて厳選の上、どうしても必要な物しか載せないようにして整理整頓が必要。それさえ気を付ければ居住性は高く、係留費も安く、メンテもオペレーションもシンプルなので小回りの利くボートライフが楽しめる。
後ろのトラックの一等前にブロックを持って来ているところを見ると、ヘッスルは110%のワーキング・ジブを使っていると察せられる。夏のサンフランシスコ湾ならそれで充分。
1986年艇では差し板の数は4枚ではなくまだ3枚。
右舷側もスプリング・ラインをスタンションに取っている。やはりレイルにミッドシップ・クリートを1本付けた方が良い。
1986年当時既にフォア・クリート2本がスタンダードだったのか否か不明だが、使い勝手は格段に良いはず。1本の場合、クリートではなくムーアリング・ビット(サムソン・ポスト)ならクリート2本と同様ラインの取り回しに苦労せずフリッカのスタイルにも合っていると思う。
(写真はいずれもPSC製434艇中331番 Alessandra です。)
⇒ フリッカのスペック