2012年1月26日木曜日

セレニティー、エピファン塗布準備完了

下地造りが完了、注文していたエピファンも届いた。

左からブラシ塗り用シンナー、ウッドフィニッシ・グロス、ウッドフィニッシ・マットの各1ℓ缶。






写真のプリント同様、グロスは名前のとおり光沢のある仕上がり、マットは光沢を押さえた渋い光の仕上がりになる。エピファンの推奨するグロスを4コート(4層)塗り、その後マットを2コート塗りの予定で購入。

しかし、グロス4コートを塗り終えた時点で光沢の具合を見てマットは塗らない可能性もある。

1月14日の週末、下地完成時の写真。










サンディングに費やした時間はマン・アワーにして正味約70時間(準備、休憩、食事、後片付け等の時間は一切含まず)。全てのサンディングが終わってから掃除機で隅々まで埃を吸い取り、水拭き。1週間乾燥させた後、さらにマン・アワー6時間をかけて、きれいな柔らかい布に含ませたラビング・アルカホル(薬局で入手できる消毒用アルコール)で表面全域を清拭、下地が完成した。

(作業開始後40時間時点での中間報告は [こちら] = 写真2枚目以降。)

参考までに:

● エピファンは埃と湿気を嫌う。アルコールによる清拭は微細な埃まできれいに拭き取るため。
● グロスのコートとコートの間に置く時間が24~72時間以内ならコートとコート間のサンディングは不要。
● 1コート目はエピファン対シンナーの比率50:50、2コート目は70:30、3コート目は95:5、最後の4コート目は100%エピファンで塗る。
● エピファン・グロスには紫外線カットの効果があるが、エピファン・マットにはそれが無い。マットは仕上がりの見た目の光沢の違いを出すためだけのもの。最初からマットだけを塗ることはできない。
● ブラシは高価でも良質のものを使用する。仕事は道具で決まる。安物を使うとここまでの準備が台無しになる。

(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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