2010年5月31日月曜日

メモリアル・デイ・ウィークエンド (Video)

日本のように旗日の多くないアメリカは久しぶりの土日月のロング・ウィークエンド。このメモリアル・デイ・ウィークエンドから、9月第一週末の3連休(レイバー・デイ・ウィークエンド)までがアメリカ人が一般的に夏と呼ぶシーズンだ。

小生どもも夫婦二人で土曜のセイリングと船中泊を楽しみ、日曜日は寝袋、毛布、バース・クッション、その下の板、ファウル・ウェザー・ギアなどを数時間太陽に当てて乾してきた。

* 画面が黒くなっている場合でも、スタート・ボタンをクリックされ度。
* Click "Start" button on the viewer, even when it shows nothing but pitch black. Video will play.



土曜日、シングル・リーフのメインとフル・ジブで北上を開始したが、すぐにメインをダブル・リーフした。この時点で北北西の風15ノット、対地艇速4.4ノット(1ノット+の逆潮)。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2010年5月30日日曜日

キャスリーンのエンジン

コックピットからのエンジン・アクセス口はこの手前のハッチ。

デッキ・モールドもハル・モールドと同じく1983年末以前の旧型なので、コックピット・ソール(床)、ハッチ・カバーの形状がそれ以降のものと違っている。

エンジン・ダッシボードの位置が低い。その上に付いているのはブロンズ製のメカニカルなインクリノメーター。







ハッチを開けて見えるエンジンは換装したもので、[アメリカン・パイと同じく]、赤いウェスタービーク2気筒エンジン。














ウォーターロック(マフラー)は [センテック・インダストリーズ製] のようだ。理想的に艇のセンターライン上に設置されている。













キャビンからのアクセス口。

エンジンの両肩上に見える白いビニールの筒はコックピットの排水管。


1983年末からの改訂型ではコックピットの排水管にフレキシブルなマリーン・イグゾースト・ホースを使い、右舷のものは左舷に左舷のものは右舷にクロスしながら下に伸び、スルー・ハルを通って水中に排出するようになっているが、この型では排水管がスターンへ伸びているので、追波の時、水が逆流してコックピットに噴き出すことがあるのが難点だ。

(写真はPSC製434艇中番数未確認、1980年製 Kathleen or Cathleen です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力して検索するとリストアップされます。

2010年5月29日土曜日

綺麗なキャスリーン

10日ほど前に売りに出たばかりのオレゴンの1980年製フリッカ。リストアしたばかりなのか、ハル、デッキとも新艇のような外観。

このため僅か1週間で購入希望者が現れた。今、交渉中のようだ。







1980年製なので既にデュアル・バックステイになっている。それまでのPSC製はトランサム右舷側に小さなバンプキンを付け出して装着していた。









ハルとデッキはジェル・コート仕上げか、ペイントを塗布したのか、どっちだろう。




ティークなど木部の手入れも良く、歳を感じさせない。

ステム上部両脇のソケットに装着された航海灯。








1983年末より以前のPSCフリッカのハル・モールドにはこのようにソケット部分の窪みが作り込まれていた。

(写真はPSC製434艇中番数未確認、1980年製 Kathleen or Cathleen です。)
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2010年5月28日金曜日

Bon Voyage!

OK、5月27日木曜、ジュビリーがバミューダへ向け出航した。

9:43am、サウス・カロライナ州 [ビューフォート] を離岸。

画面右ウディ・ノーウッド、左クルーのJD シヴァー。



(写真はPSC製434艇中418番 Jubilee です。)
サム("ウディ")ノーウッドのブログ

ジュビリー、天候回復でようやく出航か

昨週末サウス・カロライナから東へ約850マイルの [バミューダへ出航予定] だったジュビリー。生憎、東からの雨風波の悪天候で出航を控えていた。現地時間木曜、5月27日に天候が回復したので、ようやく大西洋へ繰り出しそうだ。

当地の天気予報では少なくとも今後数日、南~南東の風。ほとんどリーチで航海できそうな気配。

下の写真はいずれも5月7日から2晩3日、東海岸沿岸のビューフォート・チャールストン間を往復したテスト・セイル航海時のもの。

ウィンド・ジェネレイター(風力発電機)の脚がスターン・プルピット・レイルの内側に設置されているので、コックピットの居心地が悪そう。

[#434] のように外側の方が良いのではないだろうか。

スターン・プルピット・レイルには、[ソーラー・ガーデン・ライト] (太陽光発電の庭用電灯)。日本で使っているセイラーも多いようだが安価、防水、配線不要と3拍子揃っているので便利だろう。

テスト・セイル3日間は、ほとんど15~25ノットの風、連れ潮・逆潮あり、の中、平均4.4ノットを記録したそうだ。



24時間で105+マイルだから、フリッカ長期外洋クルーズの一日平均の目安100マイルとほぼ同じ。

バミューダまで8~9日間という計算になる。

ノース・カロライナ州から出航するフリッカ 『レインジャー』 も同日出航だろう。

(写真はいずれもPSC製434艇中418番 Jubilee です。)
サム("ウディ")ノーウッドのブログ

2010年5月27日木曜日

ジブだけでの帆走

マリーナ・デル・レイのフリッカ、ノウマッドは外洋クルーズに備え、強風の日を選んでマリーナのメイン・チャネルやマリーナ外でセイル・トレーニングを楽しんでいる。

130~140%のファーリング・ジェノアを付けたフリッカのオーナー諸氏は、メインは揚げず、ジェノアだけで帆走した経験のある人も多いだろう。


5月22日、サンタモニカ湾は風が15~20ノットから25~30ノットに急変した。メインと80%のハンク式ジブをいずれもフルに揚げて帆走していたオーナーのビルは、まずメインをシングル・リーフしたが、その後すぐにダブル・リーフ。しかしそれでもオーバー・パワーだったのでメインを完全に降ろし、しばらくジブだけで、上り、下り、リーチと試したそうだ。

写真は80%ジブだけで走っている様子。

これを見て思ったが、フリッカは果たしてジブだけでヒーブ・ツーするだろうか。今度シングル・リーフのジブだけを揚げたセレ二ティーで実際に試してみようと思う。

***

この⇒ [YouTubeのビデオ] は別の日、ノーマッドがマリーナ・デル・レイのメイン・チャネルを西風に向かって上って行く様子。メインはダブル・リーフ、80%ジブはフル。風20~25ノット、パフ30ノット。ジブを担当しているのは別のフリッカのオーナー、マーティー。

MdRではエンジンの助けを借りない場合、こうしてチャネルの真ん中をタックしながらサンタモニカ湾に出て行く。懐かしい。

(写真はいずれもPSC製434艇中054番 Nomad です。)
フリッカ・ホームページにあるノウマッドのブログ

2010年5月26日水曜日

サリシア Before & After

昨日のサリシア。今日はそのキャビン内、リストア前と後の比較。

このフリッカはオーナー・コンプリーション・ボートだったので、PSCスタンダードのモールドで造ったファイバーグラス製内張り(ライナー)がない。

[BEFORE] 

ハル内側のファイバーグラスがむき出しになっている。







オリジナル・オーナーはハルにフレームをエポキシで接着し、体の当たる部分だけ、その上にストレイク(細板)を張っていた。

[AFTER]

マスト・アーチの下、無用のコンプレッション・ポストは除去、代わりにギャリー前方にハンド・ポストを付けた。


室内の白壁部分はすべて油性塗料を塗布したもの。ハルの内壁は総板張りになった。

ハルには板を張る前にビルジ用の白いペイントを塗った。その上に厚さ3/4インチのマリン合板のフレームをファイバーグラスで覆って、エポキシで接着。そのフレームの上に幅2インチ、厚さ5/16インチのサイプレス(糸杉)の板を渡し、ネジ止めで張り詰めた。

このフリッカはサウス・カロライナ州のオリジナル・オーナーがバハマやバミューダにもクルーズしたベテランだ。

[BEFORE]

しかし、長年このような状態で放置されていた。







現オーナーが4年前にこの艇を見つけた時は、幾年にも及ぶ陸置き放置でビルジの水はあふれ、艇内にはネズミまで居たそうだ。陸置きになる前も長年係留放置されていたという。

[AFTER] 

ポート(窓)は残らずプラスティック製からブロンズ製に換装。






プラスティック・ポートを取り外したところ、周りの合板が腐っていたので腐食した部分を削り落とし、濃いエポキシで埋め、その上に厚さ1/4インチの新しい合板を重ねたという。その上に白色油性塗料を塗った。カウンタートップは塗料ではなく、新しい白いフォーミカへの張り替え。

[BEFORE] 


室内はほとんど全てと言って良いほど、剥がされ改修された。





***

この艇はオリジナル・オーナーに交渉し買い取ってから3年半後の2009年7月にリストアが完了、進水した。

マストやブームも補修、スタンディング・リギング、ラニング・リギングは全て新品に交換した。

ラダーをハル(船体)に取り付けるための金具、ピントルとガジョンも新しくブロンズで鋳造し換装。必要部分にドリルで穴を開けて装着。


(写真はいずれもPSC製434艇中050番 Salicia です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2010年5月25日火曜日

サリシア

サリシアは1978年製のPSC#050艇で、ハルとデッキが出来上がった段階でオーナーに渡され、あとはオーナーが仕上げたオーナー・コンプリーション・ボートだった。

リストアの終わったサリシア。

進水して無事ドックに係留。







リストア完了時。

メインスル・カバーと同生地でメイン・ハッチとコンパニオンウェイをカバー。




船底ブリスターの修理、船体塗装、ポートの換装を含む大掛かりなリストアだった。ラダーを外してピントル&ガジョンも交換。

もともとバウスプリット両側のプラットフォームやプルピット・レイルはない。








(写真はいずれもPSC製434艇中050番 Salicia です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

2010年5月24日月曜日

5月22日土曜日 (Videos)

午後1時半頃。マリーナを出る前から17ノットの西風が吹いていた。

* 画面が黒くなっている場合でも、スタート・ボタンをクリックされ度。
* Click "Start" button on the viewers, even when they show nothing but pitch black. Videos will play.



ポート・タックで北上中。セイルはダブル・リーフのメインのみ。(ビデオで5月21日と言っているが、22日の間違い。)

ジブも揚げれば快走するが、ヒーブ・ツーのプラクティスのため揚げていない。(フリッカはメインのみでヒーブ・ツーする。)



ジャイブしてスターボード・タックに。風から45度落ちたところで、メインをシート出し、ティラーは風下側に固定して、ヒーブ・ツー。

この程度の風ならメインはシングル・リーフで良かったろう。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2010年5月23日日曜日

ジプシー・レイディー - インテリア

昨日見たジプシー・レイディー。

ユニークな点の多いジプシー・レイディーだが、その極め付けはこれだろう。






Vバースのスターボード側スペースを削ってチェストを設えた。リブ・アボードや長期クルーズ向けだ。

2連のコンロはスタンダードの非圧式アルコール・コンロではなく、プロパン・コンロ。





プロパンは世界何処へ行っても比較的安く手に入るのでクルーザーには人気がある。

その後ろはよく知られた [折り畳み式サイド・テーブル]

テーブルを畳んだところ。テーブル裏側にはペーパー・タオルのロールを掛けている。





バルクヘッドの棚やクォーター・バースに整理整頓されたボックスも生活の匂いを感じさせる。

(写真はPSC製434艇中220番 Gypsy Lady です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力して検索するとリストアップされます。

2010年5月22日土曜日

ジプシー・レイディー

オーナーの健康、年齢、逝去、また経済的理由などで艇の面倒を見る人は変わっていく。

1982年製フリッカ、PSC製220番艇 Gypsy Lady は、旧名 Shorty、その前の名は Becky Ann 。2004年に購入した現オーナーは少なくとも4代目だが、6年経ってまた売りに出された。

フリッカ・オーナーたちの間では比較的良く知られている艇だ。Becky Ann と呼ばれていた当時から、多くの点でユニークなのだ。

緑色の幅広い帯はホエールストレイク(whalestrake)と呼ばれるもの。

クラシックなラインの艇には珍しくないが、フリッカではこの艇だけではないだろうか。 ポリウレタン塗料で塗装したものだ。




バルクヘッドには木の板が貼り付けてある。










プレキシグラスの差し板を通して見えるのはコックピット後部に置かれたラザレット(ロッカー)。





エンジン・ルーム。












画面左、ハルにアスワートシップ(舷から舷の方向)に渡したマリン合板をファイバーグラスでカバーしてエポキシで固定。排煙・排水のマフラー(ウォーターロック)はその板に装着してある。

ウォーターロックはできる限り艇の中心線部分に置くのが良いのでこれで良し。板の背後にあるスタッフィング・ボックス(グランパッキン)へのアクセスもウォーターロックに邪魔されず、改善される。

(写真はPSC製434艇中220番 Gypsy Lady です。)
フリッカ・ホームページのデータベースにある同艇の紹介

2010年5月21日金曜日

ジュビリー、バミューダへ出発

今週末 『ジュビリー』 の現オーナー、サム・ノーウッドが別のフリッカのオーナーをクルーにして、ダブルハンドでサウス・カロライナ(South Carolina)州を出発、[約850マイル東] のバミューダに向かう。

この写真はカナダの前オーナーが2007年フロリダからバハマまで往復を含む計6週間のクルーズを楽しんだ時のもの。




バミューダに2~3日滞在した後、真北に北上してカナダのノヴァ・スコーシア(Nova Scortia)へ。その後は東海岸に沿って南下するという、約6週間のクルーズの始まりだ。

(尚、バミューダでの係留・観光その他の便宜は、数年前帆走のためのリグを取り外した自分のフリッカ 『ダート』 に乗り、機走でアメリカ・カナダの運河・河・湖を巡ったことのあるバミューダ在住の [ギリアン・アウターブリッジ] が面倒を見てくれるそうだ。)

尚、やはり今週末に隣のノース・カロライナ州からバミューダ行きを予定していたフリッカ 『レインジャー』 のチャールズ・ハニーカットは風が南風に変わるのを待って、来週中頃出航予定という。

(写真はPSC製434艇中418番 Jubilee です。)
USヤフー!フリッカ・グループ

尚、当ブログの左上、白い検索フィールドに Jubilee と入れて Enter キーを押す、または虫眼鏡のアイコンをクリックすると、Jubilee の過去の記事がこの本日の記事の下に掲示されます。

2010年5月20日木曜日

MdRのノーマッド

マリーナ・デル・レイの一等奥の [Fベイスン] 。そのまた一等奥の小型艇用ドックの1スリップに係留するフリッカ、ノーマッド。















櫛の歯の様に突き出たドック(フィンガー)が艇の両側にある、いわゆるダブル・フィンガーのスリップ。ダブル・フィンガーの場合、フィンガー幅が2フィート位しかないマリーナもあるが、このマリーナでは約3フィートあり、使いやすいスリップとなっている。

潮の干満の差は日本の太平洋岸と同じ位。

(写真はPSC製434艇中054番 Nomad です。)
フリッカ・ホームページにあるノウマッドのブログ

2010年5月19日水曜日

コックピットのないフリッカ - リストア進行中 6

コックピット・シートにファイバーグラス(アメリカではファイバーグラス、イギリスではグラスファイバーと呼ぶ)を積層する準備。

ファイバーグラスはマットではなく、より丈夫なクロース(織布)を使用。

ポート側シートの一層目をカットしたところ。









ファイバーグラスを浸して固めるレジン(樹脂)にはエポキシかビニールエステルを使うのだろう。




リストア作業は週日の夜か、週末に行っているらしい。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
⇒ 進展状況は [ここでチェック]

2010年5月18日火曜日

モトゥの細部 2

ノー'スター(ノーススター)製最後のフリッカ、モトゥ。1976年製。

ノー'スター・フリッカはサイドデッキがパシフィック・シークラフト製よりも広い。

コックピット・コーミングはハウスの後端に波除けがちょっと出ており、あとはハウス側壁のラインに沿って真っ直ぐなのでサイドデッキがそのままスターンまで続く。







プライマリー・ウィンチ。木造船のつくりそのまま。









スターン・プルピット・レイルに掛けたプロパン・ボンベの下にバンプキンが突き出している。アンカーを打ってラインを張るには都合が良い。












この艇はギャーフ・リグではなくマルコーニ・リグなのでバックステイは固定式。逆Y字型のスプリット・ステイだ。






現オーナーはクルーズはめったにしないようで、置いたアンカーにはラインも付いていないが、バウ・プルピットには右舷にCQR、左舷にフォートレスが載せてあるので以前のオーナーは良く錨泊を楽しんでいたようだ。

前の前(2代前)のオーナーの時の写真。

バンプキンに載ったアンカーの向きはこの写真の方が正しいと思う。






ノー'スター・フリッカの分厚いラダー・チークに注目。

尚、艇名とホーム・ポート名の下、トランサムに付けた金具は海面から乗船する時のステップだ。(瀬戸内海のフリッカ、[レイディバード] には2個付いている。)

(写真はいずれもNor'Star製フリッカ20艇中20番 Motu です。)
フリッカ・ホームページ、フリッカ・データベースにある同艇の紹介

2010年5月17日月曜日

ゾーンを通過 (Videos)

ゾーンを通り過ぎてハンターズ・ポイント沖に入ると風は落ちて11ノット。

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タックしてゾーンへに戻る途中。キャンドル・スティック・ポイントを通過したところがゾーンの北限。もう少しだ。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
日本のヤフー!フリッカ・グループ

2010年5月16日日曜日

5月15日土曜の風 (Videos)

午後1時過ぎマリーナを出る。3ノットの東~北東の風。まだ時間が早いか、と思いながら、SF湾北上を続ける。

マリーナから0.75マイルの『ゾーン』に到達すると、風はスイッチを押したように西風に変わり、あれよと言う間に12ノット。ありがたい。

* 画面が黒くなっている場合でも、スタート・ボタンをクリックされ度。
* Click "Start" button on the viewers, even when they show nothing but pitch black. Videos will play.



↑ 早速メインをシングル・リーフしてビルドアップに備える。対地艇速約4.1ノット。



↑ 西風15+ノットとなり、メインをダブル・リーフ。艇速4.7~4.9ノット。逆潮1ノットなので大体ハル・スピードだ。

(ビデオはいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック

2010年5月15日土曜日

非圧式アルコール・コンロの交換

フリッカ・ホームページの管理人アンガスのフリッカ、キャラウェイでは過去数年リブ・アボードしたり、殆ど毎年2~3ヶ月のクルーズをしたりと、ギャリーのコンロを多用したことから18年経ったオライゴ・ブランドの2口コンロを新品と交換することになった。

オライゴ4000 は製造中止になっているため、検索の結果、このコントゥアー・ブランドのものを見つけた。


サイズがピッタリ同じなので古いオライゴを取り出し、新しいコントゥアーを入れるだけで問題なく交換。乗っている俎板は竹製。

全く同寸というだけでなく、デザインも極似している(下の3枚目の写真は古いオライゴ)。 




外見の違いは二つ。(1)炎の強さを調節するノブが、オライゴはスライダー式、このコントゥアーは円盤式、(2)ヤカンや鍋が動かないようにするホールダーを付ける穴の位置。

コントゥアーのコントロール・ノブは大変使い易いという。ホールダーの取り付け穴はオライゴ用に合うように新しく開けなくてはならない(またはコントゥアー用のホールダーを新しく買うしかない)。

交換前の古いオライゴ 4000。 奥のコンロのコントロール・ノブのスライダーが溶けてしまっている。



その他痛んだ箇所は2箇所。(1)火口の腐食、(2)タンクを取り出すためトップ部分を上に開ける時の蝶番、だそうだ。

***

[このページ] を見るとコントゥアーもオライゴも載っている。コントゥアーはオライゴに比べて安価だ。

尚、同ページにも載っているオライゴの2口コンロ 4100CB は旧型 4000 よりも長方形の長辺のみ1.5~2インチ長く、すんなり交換という訳には行かない。

(写真はいずれもPSC製434艇中423番 Caraway です。)
フリッカ・ホームページ中のフリッカ・オーナーたちのブログ

2010年5月14日金曜日

ハウス・クリーニング

売りに出すためにきれいに片付け、掃除して撮影したシアトルのトゥーカン。

1987年製だから海王丸 II より2つ歳上だが、ずっと新しく見える。







ギャリー前方、マスト・アーチ下に付いているハンド・ポスト、1987年製ではまだこのようにクラシックな円柱型に細工してある。



80年代半ばまでは洩れなくこの円柱型。90年代は例外なく角柱型になる。

アイス・ボックスの蓋は折り畳み式。概して前期のものは一枚式、後期のものは折りたたみ式。





80年代後半はいわば過渡期で、ハンド・ポストも、アイスボックスの蓋も、どちらにするかオプションで選べたようだ。

エレクトロニクスは満載。

バルクヘッドの箱は、コックピットから見る風向、風速、艇速、各計器の裏をカバーするためのもの。

クォーター・バースのテーブルについては [こちら][こちら] を参照。

サイドデッキ下には脱着式カバーが付けられている。







このカバーも90年代ではスタンダードのようだが、80年代後半ではオプションのようだ。

1984年製のセレニティーではまだこのカバーはなく、デッキの一等外側の幅7~8cmのブルワークの裏側が溝になって上に伸びている様子が直に観察できる。

***

ちなみに売り主のロンはトゥーカンの4代目オーナー。2005年7月に購入し、5年間で約1000マイルのパシフィック・ノースウエスト・クルージングやデイ・セイリングを楽しんだという。売れたら当面カヤック、バックパッキングなどの人力旅行を楽しむ積もりらしい。

(写真はいずれもPSC製434艇中340番 Toucan です。)
フリッカ・ホームページのデータ・ベースにある同艇の詳細

2010年5月13日木曜日

コックピットのないフリッカ - リストア進行中 5

今回はコックピット・シートと側壁の結合部にフィレ(パティ)を入れる作業。

青いテープとテープの間にフィレを入れる。










[前回見た時] はシートは未だ塗装されていなかった。エポキシのプライマー(下塗り)だろうか。














フィレを入れる。両舷とも同じ作業。











フィレを粗くならしたところ。

この上に全体的にファイバーグラスを積層して行くのかも知れない。




コックピット・ソール(床)はまだ仕組んでいないようだが、どうなるのか楽しみだ。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
⇒ 進展状況は [ここでチェック]

2010年5月12日水曜日

キャラウェイのイタリア・クルーズ

2009年夏、フランス・カンヌからのイタリア近辺クルーズのスナップ。

イタリア西岸北部 [スペチア] のドックに係留。






南下して [エルバ島] 錨泊の夕べ。










フランスのリビエラ海岸。カンヌ沖の [島と島] の間に停泊。







典型的な船中泊の朝。










キャラウェイはこの後、数年滞在した地中海からイギリスに戻った。

(写真はいずれもPSC製434艇中423番 Caraway です。)
フリッカ・ホームページ中のフリッカ・オーナーたちのブログ