今日は艤装の細部について。
2年半前書いたようにスターン・プルピット・レイルはPSC初期艇特有の真ん中だけが2段になっているタイプ。
下段はメインシート・トラヴェラーになっている。バックステイは逆Y字型スプリット・ステイ。
ブーム・サイドに見えるのはメインスルのクルー・クリングルに掛けて引くリーフィング・ラインと思われる。
この設定なら1本でファースト、セカンド、サード、どのリーフでも使えそうだ。
この艇はキャビントップにハルヤード・ウィンチが無い。マストに在るはずと探したが、どこにも見当たらない。
マスト・ステップのタバーナクルにはブロック・オーガナイザーとして使う孔開きフィンが付いていないのでブームヴァング用にU字型金具、ベイルが装着されている。
シート・ブロックはこの艇でも [先日観た] シバ同様、シート・トラックではなく直接サイド・デッキに。
ついでにポートライトについて。
両舷とも最後部のポートは締め切り型だが、前の2個は開閉式で、雨やスプラッシの水が溜まらないようになったデザイン。
このドレインが無い場合、毛細管現象を利用して排水するため毛糸を1~2本テープで止めて垂らしているオーナーもいる。
(写真はいずれもPSC製434艇中125番、無名のフリッカです。)
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