ハルの喫水を見ると艇が若干右舷側に傾いている。小型艇はどちらかにヒールしやすいが、フリッカでは右舷側に傾きやすい。右舷側にストアレージが多い事、左舷側でバランスを保っているのは主に清水タンクでその中の水量の増減に左右されやすい事、が理由に挙げられる。
セレニティーでは清水タンクは常時殆ど満タン。逆に右舷側のホールディング・タンクは殆どいつでも空っぽにしておくが、それでも傾いているのは右舷側に入れている諸品の量が多いためだ。
検討の結果、コックピット・ロッカー中のスターン・アンカー用ロード(チェイン+ライン)を艇から降ろすことにした。
今のところ錨泊は年にせいぜい2回、しかもSF湾ではクリッパー・コウヴのすぐ岸辺近くにショアと平行に停める時以外スターン・アンカーは使用しない。年中載せて置くのは意味が無い。
ドック・ロッカーを整理し、その一番底部にバケツを置いて先ずチェインを入れ込む。
この上にライン(ロープ)部分の入った青いバッグをそのまま載せて保管。その上に常備の艇メンテ用品を多数仕舞い込み、ドック・ロッカーはたちまち満杯となった。三角形なのでスペースに無駄が出ない様工夫しながら仕舞い込むがいつももう少し広ければと思う。
これでもコックピット・ロッカーは艇のバッテリー2個+ライン8本(中2本は250ft等長い)など重量物が残っている。
ライン中最重量の250ft コイルとハイドロバブル・アンカーを左舷側クォーターバース中に移すことも検討中。
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尚、当分の間以前の様にこの [ハイドロバブル・アンカー] をバウのプライマリー・アンカーとして使用、クリッパー・コウヴでスターン・アンカーが必要な場合は個室ヘッド後方のストアレージ・スペースに入れてあるボックス・アンカー類似品( [ 1 ]、[ 2 ] )を使う予定。[フォートレスFX-16] はSF湾外へのクルーズに出掛ける時まで [CQRと並んで] ガレージ置き。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのスペック