2014年3月8日土曜日

テイル・パイプからのスプレイ防止策

昨年12月 [ザンジバー] のソフト・ホースの例を見たが、別案を2つ。

ゴム製の排気排水用ホースを適当な長さと形にカットして付けただけかも知れないが、これなら排気色や排水量を目視できる。


話しが逸れるがこの艇はあらゆる所にグリーンのサンブレラ生地のカバーを装着してティークその他を保護している。コンパニオンウェイ・カバーもあるのかも知れない。幾つかのバッグも共生地を使っている。

興しろいのはスライディング・ハッチに仕込んだティーク製のハッチ。恐らく(カバーされている)フォアワードハッチと同一の品を使っている。どっち方向に開くのか分からないが、スターン側が開くのであれば、コンパニオンウェイがスライディング・ハッチや差し板で閉じられている場合でも、バウ方向に開くフォアワード・ハッチとの同時オープンで通風は万全だ。雨天でも風向きによってはどちらか一方を開けられる。(スライディング・ハッチを格納するシーフッドのある艇ではこういうオープニング・ハッチは付けられない。)

さて、もう一つのアイデアはパイプ・エンドにフラップを付けること。








スプレイ防止策というより追い波による逆流防止策だが、ススの入った排水スプレイに対してもある程度その拡散を防止出来るのではないだろうか。

尚、この艇 [レッドフェザー] は見ての通りラダーのチーク(cheeks)も無く、長年全体的なリストア待ちの艇だが、ラダーをハルに取り付けているピントル+ガジョンという金具、ラダー側面に取り付けたステップとしての金具、及びバックステイ用のミニ・バンプキンを使えば海面から艇に上ることが出来る仕掛けになっている。

(写真上はPSC製434艇中338番目 Esperanza、下は056番目 Redfeather です。)
フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。