随分以前の写真だが特徴のある1978年製フリッカのトランサム色。
フリッカに限らずアメリカでは時々この様にトランサムだけをハルとは別色に塗っている艇を見かける。
これだと遠方からでも艇を識別・特定しやすい。小生のマリーナにはトランサムだけを赤色に塗った36フィート艇が居るが、どこにいても良く分かる。このフリッカではドジャーやセイル・カバー等の色にもなっている基調色のタン・バークを使っている。ここまでやっているので恐らくセイルも同色なのだろう。
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この艇でも昨日見た407番艇Ladybird の [トランサム] 同様、左舷側に折り畳み式のステップが2個装着されている。
また、この艇は両舷クォーターにある葡萄のスクロールワークがバウ両側にあるスクロール同様の大きさ。1978年製とは言え、パシフィック・シークラフトが同年自社製作のハル・モールドで多数のフリッカを生産し始める前にノー'スター(Nor'Star = North Star)から買い取ったハル・モールドで造った数少ない極く初期のPSC製艇であることが分かる。デッキ・モールドは既にPSC独自デザインのVersion 1(1983年前期まで使用)を使っている。
(写真はPSC製434艇中、番数不詳、Passages です。)
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