フォートレス・アンカーのFX-16は今回のミニ・クルーズで2日連続使った訳だが、パフォーマンスは悪くない。(風が左程強くなかったので強風下や泥ではない海底での使用は今後のチェック事項。)
気になったのはバウ・プルピットでの取り回し。FX-11(7ポンド)だったら使い勝手が良いかも知れない。
FX-16も10ポンドと決して重くはないが、横に伸びたバーがあるのと、セレニティーのジブがブーム付きでプルピットのスペースでの動きが制限されることもあり、投錨・揚錨時にレイルのフックへの掛け外しに少し苦労する。
そこでこのFX-16はスターン・アンカーとして利用することとし、レイル・フックの位置をスターン左舷側に移動した。これなら広いコックピットでの作業なのでバーに両手を掛けて簡単に上げ下げ出来る。
無論錨泊に行く時以外は自宅ガレージで眠ってもらう。
プライマリー・アンカーにはいつもコックピット・ロッカーに入れてあるハイドロバブルを使う。
ハイドロバブルは11ポンドでこのFX-16より僅かに重いのだが、形状がコンパクトで重心が取りやすく、動く部品もないため、取り回しが楽で実際はFX-16よりずっと軽く感じる。バウでもスターンでも自由自在に使えるので実に重宝。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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