旧型のモールドから造られたデッキはコンパニオンウェイが深い。
コックピット・ソールのエンジン・アクセス・ハッチも [旧型] 。
そのハッチを開けて覗いたエンジン。
この艇は1982年製なので1GMだが、こうやって上から見ると1GM10とどこが違うのか判らない。興しろいことにシリンダーヘッドから出てミキシング・エルボーに接続される冷却水ホース(赤)が随分長く、一度画面外に出てから戻って来ているので別々のホースのように見えるが、なぜここまで長くしてあるのか不明。
キャビン内のアクセス口から見たところ。
画面右(左舷側)にあるコックピットからの排水ホースに注目。
つい先日見たように、この艇は旧型デッキ・モールドによるデッキ、コックピットであるにも拘わらず、トランサム喫水線近くに [デッキからの排水口が無い] 。上の写真に見える排水ホースは新型艇同様、水面下のスルーハルに接続されていることになる。
艇外への排出口はコンパニオンウェイ下のスルーハル、しかしデッキの排水口は左舷側のみで排水ホースも1本、という言わば旧型から新型への過渡期のコンフィグなのだろうか。
しかし片舷にしか排水口が無いと帆走中コックピットに水が入った場合困るだろう。この艇の場合ポート・タックでは排水ができないことになる。ヒールしていない時の排水スピードの点からもドレインは両舷に必要だ。この写真では右舷側のホースが壁に隠されていると解釈したいが、実際はどうなのだろう。
(写真はPSC製434艇中210番目 Fairweather です。)
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