リサンダ・シリーズ最後にこの一枚を出しておこう。
スーパーストラクチャー(ハウス)最後部、両舷に装着してあるパシフィック・シークラフトの社名プレイト。
このプレイトは90年代初頭にPSCが2代目オーナーに売られるまではオプションで、オーナー・チェインジを機にファクトリー・スタンダードになったようだ。フリッカだけでなく全PSC艇(セイル、パワー)に共通のプレイトだが、90年代まではこのように全てブロンズ製。
小生がセレニティーに付けようとPSCから購入した2006年にはブロンズ製に加え、ブロンズにクローム・メッキを施したものも出来ていた(セレニティー用にはクローム・メッキのものを選択)。今ではブロンズ生地そのままのものはなくなっているようだ。確かにクローム・メッキはメンテが簡単で、何年経っても新品のように輝いている。
これはポートライトやターンバックルも同じで [現在生産中のPSC艇] では全てブロンズのクローム・メッキ。パティナ(緑青)の張ったブロンズがソールティーで良いという好みは急激に時代の波に洗われ海の藻屑となりつつあるらしい。
(写真はPSC製434艇中430番、1996年製の Lisanda です。)
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