2012年3月4日日曜日

シアトルのフェアウェザー インテリア

フェアウェザーの室内は個室ヘッドの無いオープン・レイアウト型。

長いSTB側セッティーの背もたれ上の棚にもVバース両舷の棚同様、収納物落下防止用ストレイクを装着。



Vバース切り込み部正面にも収納のドアが見える。この艇は意図的に何処にもヘッド(WC)を付けなかったバケツ派らしい。

Vバース両舷の棚。

後付けの鏡はともかく、落下防止用ストレイクの装着法が変わっている。



通常フォアとアフトの両端を壁に付けられたレシーヴァーに上からスポンと嵌めるようになっているが、この艇では代わりにストレイクの中途2箇所に縦板(ストラッツ)2本が仕込まれている。1983年中頃まではこのタイプがスタンダードだったのだろうか。

ギャリーのアウトボード側にドア付きカボードは無く、全体がオープンの棚。






U字型に切り込みの入っている部分には皿を平たく重ねて置く。艇が揺れても大丈夫。シンプルで実用的な昔からのアイデア。アイスボックスの蝶番は自分で付けたのだろう。コンパニオンウェイは下まで大きく開いている旧型なのでステップは基盤部を含めて2段しかない。

昨日見たソーラー・チャージャー・コントローラーの下には珍しい鏡付きの収納ボックス。





バルクヘッドには小さなシェルヴィング。二つ共果たして自作だろうか、しっくり収まっている。尚、この艇は配電盤がSTB側にあるタイプ。VHF、チャート・プロッター等のエレクトロニクスもそこに付いている。

(写真はPSC製434艇中210番目 Fairweather です。)
フリッカ・ホームページにある同艇の紹介