昨年11月頃売りに出て1~2ヶ月で新オーナーの手に渡った東海岸のフリッカ。1996年製だからハル番号は420番台後半か430番台と思われる。
STB側クォーター。
こうして見ると舷に装着されたラブ・ストレイクの太さが良く分かる。
単なるソールティーな見かけだけの飾りではない実用品だ。
スターンからバウ方向へ伸びる優美なシアーラインに沿って緩やかなカーブを描いている。
フリッカは外付けラダーで操舵はティラー。
それは風貌に個性を与えると共に取りも直さずメンテや換装が楽ということでもある。
この艇のプロペラは3翼式。2ブレイドのプロペラより機走時少なくとも1ノットは早く進める。
雪の多い地方なのだろう、オフ・シーズンにはトレイラーに乗せられ倉庫保管されてきた。
後ろの棚に乗っているのは全て小型のパワーボート。
バウ両舷に付けなければならない州の登録番号とシールが見えない。
国(コースト・ガード)に登録の場合は船体に登録番号やシールを貼る必要は無い。しかしコースト・ガードに登録可能なのはコースト・ガード設定の計算法で5トンを超える船艇のみ。それによるとフリッカは約3.5トンという事なので州登録しかできないはず。なぜ船籍番号表示がないのだろう。
バウ・ローラーはプラットフォーム両舷に付いている。
セレニティーでも左舷プラットフォームの開口部を右舷と同じにしてこの艇のようにローラーを左右対称に付け直すことを検討中(現状左舷側ローラーが [プラットフォーム先端] にある)。
(写真はPSC製434艇中、番数不詳、1996年製の Lisanda です。)
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