3月3日土曜日、ハルとデッキを洗いニューグラス2を塗って今オフ・シーズンのメンテを完了させる積もりだった。
しかしこの日は気温23度C、快晴で、マリーナの水も澄んでいる。船底が良く見える。そこでイクステリアのティークに2コート目のエピファンを塗った(*)後、急遽船底掃除をすることになった。
ドック・メイトからデッキ・ブラシを2本借りて左舷をゴシゴシ、手押しで艇の向きを変えて右舷をゴシゴシと、ダイヴァーに頼まず、ドック・フィンガーから夫婦で掃除。20フィート艇のフリッカならではの手軽さ。
以前書いたようにサンフランシスコ湾の水は1年中冷たいのでフジツボは付かない。ブラシで軽く擦って船底のスライムやプロペラに付いた海藻類を落とすだけ。
暗いスライムが剥がれて赤い船底塗料が見えると艇全体も明るく見える。
ハルとデッキを洗ってニューグラス2で光沢を取り戻すことだけが残された仕事。
しかし、もういつでもセイリングできる状態。良い風があれば出航するかも知れない。
* イクステリアのエピファンの下地は軽くサンディングしたセトール。1コート目を塗って1週間、エピファンをシンナーで70%に埋めて塗ったところはうまく仕上がっていたが、後半少し固めになってきたエピファンにシンナーを継ぎ足して塗った部分が輝きが足りない。シンナーを入れ過ぎたのだと思う。この日は80%のエピファンで仕上がりの悪かった(光沢の鈍い)部分のみ上塗りした。
イクステリアのエピファンも本来なら最低3~4コートを塗らなければならないが、今年はこれで良しとする。これで光沢がどれ程長く保つか見てみたい。それにしてもエピファンはセトールと違い、明るい。透明感があり、木目もすっきりきれいに出てくるので今のところ大変気に入っている。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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