
上の写真は改良前の型。コックピット・ソールの四辺が隅から隅までぐるっと集水溝になっており、排水口はスターンにある。

この型の欠点は追波が排水口から入り経路を逆流してコックピットに入ってくること。特に重い船外機を降ろして機走中に追波を受けるとコックピット・ソールが水浸しになるらしい。
慣れないゲストは沈むのではないかと思う程びっくりするという。慣れたセイラーでも足が濡れるのは心地良いものではない。寒い日は尚更だ。



手前の径の大きい黒いホースは後付け暖房装置の送気管。これについては本日は無視されたし。右舷のホースが左舷へ、左舷のホースは右舷へ導かれ、途中で交差しそれぞれ一番手前に見えるスルーハルのシー・コックにつながれている。これは艇がヒールした時、ハルの排水口から水が逆流してコックピットに入るのを防ぐため。水はこうしてハルの両サイド、水面下から出て行く。
停泊している艇の喫水線はおよそ消火器の天辺あたりになる。
(写真は上からPSC製434艇中169番目 Pikachu、番数未確認 Volans、番数艇名未確認艇、295番目 Serenity、412番目 Dulcinea です。)
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