2011年12月1日木曜日

フロリダの赤いフリッカ デッキ

この艇のデッキは [サリー・アン] (294番/1984年製)や [ダルシ二ア] (412番/1992年製)同様、ファイバーグラスの上にティークを張って仕上げたもの。

(艇前方、芝生へのゲートが開いている。ここが出入口か。)

サリー・アンでは2006年にキング・プランクと呼ばれる真ん中の板を張り替えた。この艇では多少傷らしきものは見えるものの、雨の多いフロリダで28年経った今でもまだ大丈夫と見える。







サリー・アンもこの艇もコンパニオンウェイ(メイン)ハッチを格納するシー・フッドが無いが、サリー・アンではハッチ全体が [ティーク製] 、この艇ではファイバーグラス製ハッチの下にプレキシ・グラス製も付けてあり、二重スライド構造になっているようだ。

尚、ダルシニアでは [シー・フッド] の上だけがティーク張りになっている。





またダルシニアもサリー・アンもフォアワード・ハッチはティーク製だがこの艇ではアルミ枠のスタンダード。同じティーク・デッキ仕様でも時代やオーナーの好みでヴァリエーションがある。

1983年製だがマストやブームは断面が正円に近い初期艇のものではなく [1984年製] と同じキニヨン製。



マスト・ステップやキャビントップ上のオーガナイザーを使ったシングルハンダーズ・パッケージのライン・レイアウトも84年艇と何ら変わりない。













メイン・ハッチの二重スライド構造は気になるところだが、ファイバーグラス製のものが言わばスライド式シー・フッドになっているのかも知れない。













(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1983年製のフリッカです。)
日本のヤフー・フリッカ・グループ