2010年11月5日金曜日

メキシコのダルシ二ア

今バハ・カリフォルニアは 『バハ・ハハ』 の真っ最中。サンディエゴからバハ・カリフォルニアの南端、カボ・サン・ルーカスまで約800マイルを集団で南下する毎年恒例のセイルボート・ラリーだが、このフリッカは2006年版に参加した 「ダルシ二ア」。

同年6月、SF湾でのフリッカ・ランデブーの後、サンフランシスコからサンディエゴまで南下、バハ・ハハでは全航路を帆走のみで完走したことで知られる。

ダルシ二アのデッキはティーク張り。

真ん中の板(キング・プランク)に向かって魚の骨の様にきれいな曲線が並ぶ [ハーリングボーン式レイアウト] ではないが、それに遜色ないほど良くまとまっている。

高価なオプションだったため、ティーク・デッキのフリッカはあまり多くないが、やはり美しい。



スターボード側のサイドデッキ。

シー・フッドの上もティーク張り。フォアワード・ハッチもティーク製。












ポート側。

















無論コックピット・コーミングの上もティーク張り。

コーミング・ボックスも、コックピット・グレイティング(すのこ)もティーク。


最高級のオプションをくまなく駆使したフリッカだ。

クォーター・バースのコックピット側壁にはブロンズ製の開閉式ポートライトまで付いている。画面左端に見えるのは容量2ガロンのプロパン・ボンベ。

バハ・ハハの後、コルテズ海を北上、今は [サン・カルロス] に陸置きされ、売りに出されている。


US$35,000。特価と言える。(写真は同所で係留中の時のもの。)

尚、ダルシ二アには [ウィンドヴェイン] や軽油を燃やす [D2ヒーター] も付いている。

(写真はいずれもPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
フリッカ・ホームページにある、今売りに出ているフリッカのリスト (ダルシ二アは本日現在リストの上から3番目。)