2011年12月9日金曜日

フロリダの赤いフリッカ セッティーとVバース

今日はスターボード側からスタートしてフォアを見てみよう。

1983年末からは配電盤がポート側に移動するが、これは移動直前のモデル。

移動の主な理由はこのクォーターに個室ヘッドが出来てアクセスが困難になった事。

この写真では確認できないが、セッティーのクッションがここだけ独立しているので、この艇ではこの下にヘッドが在ることは充分考えられる。Vバースに在るより使い易いかも知れない。




キャビンのシーリング・ライトはティーク枠の長方形。








前方を見る。

サイドデッキ下のバルクヘッドにも何かが仕込んである。残念だが詳細は不明。



Vバースのクッションは左右共切り込みがなく、手前部分にヘッドが無いことを暗示している。

クッション・カバーと共生地の奥のカーテンは興しろい。陰に寝具を置いていてもこれでスッキリ。




Vバース両側、棚の下にも同様にカーテンが提がっている。開けるとネットを吊るした収納になっているのだろうか。

ポート側シーリング・ライトはスタンダード品。STB側は後付けだろうか、ティーク(またはマホガニー)の枠付き。


Vバース上のキャビネットのドアはスタンダード。








[ギャリーシンク下] のドアもなぜ同スタイルのスタンダード品にしなかったのか不思議。

やはりVバース下にヘッドは無い。この台形の切り込み部をカバーする板はファクトリーのフィラー・クッションの底板をパターンにして自作したのかも知れない。












(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1983年製のフリッカです。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)