今日はスターボード側からスタートしてフォアを見てみよう。
1983年末からは配電盤がポート側に移動するが、これは移動直前のモデル。
移動の主な理由はこのクォーターに個室ヘッドが出来てアクセスが困難になった事。
この写真では確認できないが、セッティーのクッションがここだけ独立しているので、この艇ではこの下にヘッドが在ることは充分考えられる。Vバースに在るより使い易いかも知れない。
キャビンのシーリング・ライトはティーク枠の長方形。
前方を見る。
サイドデッキ下のバルクヘッドにも何かが仕込んである。残念だが詳細は不明。
Vバースのクッションは左右共切り込みがなく、手前部分にヘッドが無いことを暗示している。
クッション・カバーと共生地の奥のカーテンは興しろい。陰に寝具を置いていてもこれでスッキリ。
Vバース両側、棚の下にも同様にカーテンが提がっている。開けるとネットを吊るした収納になっているのだろうか。
ポート側シーリング・ライトはスタンダード品。STB側は後付けだろうか、ティーク(またはマホガニー)の枠付き。
Vバース上のキャビネットのドアはスタンダード。
[ギャリーシンク下] のドアもなぜ同スタイルのスタンダード品にしなかったのか不思議。
やはりVバース下にヘッドは無い。この台形の切り込み部をカバーする板はファクトリーのフィラー・クッションの底板をパターンにして自作したのかも知れない。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1983年製のフリッカです。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)