
ハッチ手前部分にはティーク製フラップを付け、差し板との間の隙間を閉じたり開いたり出来るようだ。その少し前方にはティークの横木を装着してあり前方からの水をトラップし、両側へ流すようにしてある。
外側のティーク製キャップ・レイルは特別高く設えてあり、そこにハッチの端がバッティングしたままスライドするようだ。ハッチは下から押してスポンと外せそうだが、他艇の [夏場のスクリーン] のような簡単な作りではない。ファイバーグラス・ハッチの下に潜っているフォア・エンドはどうなっているのだろう。手前(アフト)エンドにはティーク・レイルに固定、施錠するための [ハスプ] も装着されているのでこのプレキシ・グラス製が明り取り用に一時的に使われるものとは考え難い。

中途半端な位置で停まっているが、これがファクトリー製であるにしろ、オーナーによるアフター・マーケットの処理にしろ、この二重構造ではある程度シー・フッドの役割も果たしているように思える。もしかしたら、完全に固定して、シー・フッドそのものになっているのかも知れない。
実はこの停まった位置が絶妙。ファクトリー製シー・フッドの付いた1983年末以降のフリッカではブームヴァングを設定すると、ヴァングのブロックがシー・フッドにゴツゴツ当たってしまう。そこでマストステップにセイルタイを結び [ヴァングをセイルタイに付ける] などしてシー・フッドを防御する必要がある。

(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1983年製のフリッカです。)
⇒ フリッカのリグ