2011年3月30日水曜日

配管: 給油ラインと燃料タンクのヴェント・ライン

本日で1984年製フリッカの配管シリーズは終わり。

船内機用燃料(軽油)タンクは船首のVバース下にある。

Vバース・クッションを取り外したところ。










一等上の台形のフタの下がタンク。フタ手前側にはフタを開ける時に指を入れる孔と、タンク・トップに付いている燃料ゲージ(メーター)を読み取るための少し大きめの孔が開けてある。

手前4枚のフタは収納スペースへのアクセス口。

フタを外したところ。

アルミ製タンクの上面、左下が燃料ゲージ。その右はタンク製作会社のラベル。



真ん中の大きい円形のフタはタンク内部清掃用のアクセス口。

前方のホース2本中、太い方がデッキからの給油用、細い方はタンク内の気圧を大気圧と同じに保つためのヴェント(通気)ライン。

尚、タンク手前には [以前見た] エンジンへの燃料供給ラインとエンジンからの燃料リターン・ラインが装着されている。



本日主題の給油ラインとヴェント・ラインの各装着口。

共にここからステムに沿って上前方のチェイン・ロッカーへ上る。


チェイン・ロッカー側に出て来た各ホース。










ロッカー底部に重なったロード(ロープ、チェイン)のため見えないが、右舷左舷方向に並んでいたホースは上に行くに従い、左舷方向に傾きつつ細いヴェント・ラインが太い給油ホースの前方に回る。

突然ムサ苦しい姿を見せて申し訳ないが、これで位置関係が分かるだろうか。

下のクッションの下がタンク、その前の白い壁の向こうがチェイン・ロッカー。

Vバース上には収納棚があり、その前方がチェイン・ロッカー上部。ここがチェイン・ロッカーへの唯一のアクセス口だ。





上の写真は5年前、ヴェント・ラインに [燃料・エアー・セパレーター] を仕込んでいるところ。

ヴェント・ラインは燃料・エアー・セパレーター経由でハルの外へ。

(右の陸電コードは無視され度。セレニティーでは110-120Vの船内配線がないので、陸電は必要時にチェイン・ロッカー内に収めているコードをフォア・デッキ右舷側にあるハウザー・パイプから外に出してつないでいる。コードのもう一方の端は艇内に置いたサージ・プロテクターに接続。)


太い給油ホースはデッキ上の給油口に接続。










見ての通りデッキ・フィル(給油口)の方がハルに装着したヴェントより高いところにあるので燃料・エアー・セパレーター未装着の艇では給油時にトップ・オフ、つまり満タン・満ホースにしようとすると、燃料はデッキから溢れる前にヴェントから海面に洩れる。いずれにしろ給油はホースに入る燃料の音の変化に注意しながら行い、無理して入れ過ぎないことだ。

フォア・デッキ左舷側のデッキ・フィル。










左舷スクロールワークの上にあるヴェント(ホースの接続口 = 通風孔)。















尚、アルミ製タンクは経年劣化でピンホール・リークが発生、微量の軽油がビルジへ流れ込むこともあり、[タンクを換装] したオーナーもいる。

(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
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