ノウマッドのティラー下部。 Davis の [ティラー・テイマー] と Raymarine のオートパイロット用クランク型ブラケット双方を直列に装着している。
共にティラーにスルー・ボルトの孔を開けて装着。
孔のトップはカウンター・サンク(皿穴)+木のプラグで処理。
ティラー・テイマーのサポートを受け、オートパイロット稼動中。
尚、ティラー・テイマーは一般にはティラー・ロックと呼ばれるディヴァイスのひとつ。ラインが滑り、ロックし難い場合もあるというが、一般にティラー・ロックはビーム・リーチからクロース・リーチまでの間では使えるが、それ以上の上りではロックしないと言われている。また宣伝文句と違いオートパイロットのようにそれだけでいつまでも一定のコースを保ち続けるというものでもない。自動操舵の補助的な仕掛けと考えた方が良い。
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ノウマッドはシングルハンドでのロング・クルーズを予定しているので、これらもそれに備えた、大切な準備の一環。
しかし、今のところデイ・セイリングやショート・クルーズの範囲を出る予定の無いセレニティーではどちらも付けていない。幸いフル・キールのフリッカはポイントによってはこのような装置によらなくても手放しでコースを保って帆走出来る。それ以外ではティラーを指2~3本で軽くコントロールする。セイル面積やトリムを調整し艇のバランスを取ってそのように帆走できるようにするのもセイリングの醍醐味(一番おいしいところ)のひとつで、そちらの面を楽しんでいる次第。
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尚、ティラー・ロックにはラインまで含め [全パーツを揃えたキット] もある。錨泊・係留時のティラーの動きを留める道具として重宝している人もあるようだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中054番 Nomad です。)
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