2009年2月1日日曜日

R&D フレキシブル・カプリング

以前、『キャラウェイ』でスウェーデン製の [アクアドライブ] というフレキシブル・カプリングを見たが、今日のフレキシブル・カプリングは [R&D] 製。

写真上部の白いポリウレタン製品がフレキシブル・カプリング。









現存のギア(トランスミッション)ボックス側フランジとシャフト側のフランジの間に挟む。詳しいインストール法は上のR&Dのサイトに出ている。アクアドライブに比べて簡単・安価。日本にもディストリビューター(東京・大田区のサムテック)がいるのでかなり出回っているのではないだろうか。

この写真右側、斜めになったファイバーグラス・カバーの合板が見えるが、これはウォーターロック(マフラー)を取り付ける板。ウォーターロックはこの写真撮影の邪魔になるので外してある。

尚、写真下部に見えるのは周知の [PSSドリップレス・シャフト・シール]

PSSドリップレス・シャフト・シールはグランパッキンを使うスタッフィング・ボックスとちがい、水が漏れない、というのが売り文句だが、漏れた経験のある人はいないだろうか。漏れる場合もあるのだ。要するに、ステンレス・パーツが緩んでしまい、そのためバネの入った蛇腹の部分に常時適度の圧力がかからなくなった場合に漏れる。

ステンレスのパーツが丁度グラファイト(黒鉛)に触れる位置(グラファイトを押さえる位置)で止まっていなければならないのだ。

このフリッカのオーナー、アイヴァンは、写真で白く見える部品を使い、後押しする形でステンレス・パーツに後ろから適度の圧力を加え、「ステンレス・パーツが丁度グラファイト(黒鉛)に触れる位置」に来るよう設定している。シャフト・カラー(シャフトの首輪)と呼ばれるこの品物、MSC Industrial というところで買ったらしい。これでステンレス・パーツを所定位置に持ってくるための調整がとても楽になったという。

(写真はPSC製434艇中358番目、Sans Souci です。)
この艇が Sans Souci
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