以前出てきた [フリッカと言う名のフリッカ] はPSC製297番、1984年製。
だがそのPSC製 『フリッカ』 の他に、東海岸チェサピーク湾のバージニア州、メリーランド州沿岸をホームにしている、別の 『フリッカ』 と言う名のフリッカがいることが判った。フリッカの図面が発表された翌年、1973年製の自作艇で、実はこの艇も [以前に登場] している。
バランスのとれた実に美しいギャーフ・リグのフリッカだ。
バウ、スターンともプルピットがない。スタンションやライフラインもない。
バウスプリットはPSC製のスタンダードより1ft以上は長いだろう。長いバウスプリットはヘッスル面積を大きくしパフォーマンスも向上させるが、見た目も美しい。
PSC製でもフリッカ・ホームページの製作兼管理人のアンガス・ベアーズの 『キャラウェイ』 のように長い特製バウスプリットに付け替えた艇もある。
フリッカのラインの美しさ。
ボブステイとウィスカー・ステイは昔ながらのチェインを使っている。
1973年製ということは72-73年の間、都合6号にわたって雑誌 『ラダー』 に連載された図面と製作法を見ながら、読者たちによって毎号発行と殆ど同時進行で造られた艇のひとつかも知れない。
(写真はいずれも1973年製の自作フリッカ Flicka です。)
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