2009年2月6日金曜日

ディストリビューション・パネル

フリッカの配電盤も時代と共に変わっている。少なくとも初期、中期、後期、と3種類ある。

これは1978年製。PSCがフリッカの建造を始めて2年目の艇。








コンパニオンウェイを降りてすぐ、スターボード側キャビンの側壁に取り付けてある。この艇はヘッドが個室ではなくVバースにある、いわゆるオープン・レイアウト型。この時期の個室ヘッド型でも同位置にあるのかは未確認。

1984年製。













1983年にデッキ・モールドが新型になり、以前見たように、コックピットやキャビン内のアレンジや造作も変わっているので、その時以来この型になったのだろう。コンパニオンウェイを降りてポート側の側壁にボックスが造り付けになっている。この時期でもまだオープン・レイアウト型を造っていてパネル位置が上の1枚目の写真と同じだったのかは未確認。

1993年にはこうなっている。90年代初頭、ファクトリー・オーナーが代わった頃、この型に移行したのではないか。



先々日のキャビン・ライトの取り付け位置の変更と同時期と思う。見ての通りポート側のバルクヘッド上部にかなり大きなボックスが造作してある。移動の理由は不明。これは必要に迫られた改善だったのだろうか。

(写真は上からPSC製434艇中、番数艇名未確認の1978年製、295番目 Serenity、および番数艇名未確認の1993年製です。)
www.yachtworld.com SEARCH ボタンの上の欄に Flicka と入力、検索するとリストアップされます。