2009年2月2日月曜日

フリッカのセイル・マーク

パシフィック・シークラフト(PSC)製ヨットのセイルは当然ながらどの型にもすべて例外なくPSCのマークが付いている。さらに型式により、例えばフリッカならそのマークの右側部分にフリッカのイニシャルFが入り、PSC37なら37の数字が入る。

しかし、そのマーク下部、ハルの断面の部分が、前期の艇ではこのようにアウトライン、後期の艇では塗りつぶしのソリッドになっている。

この写真のフリッカは1984年製。










これは1985年製。











ソリッドになったのはもっと後、1980年代末から90年代にかけてだろう、とこの写真を見るまで漠然と理由もなく想像していた。中には初期のフリッカでも何年か経って、セイルの新調時、新しいマークを付けてもらったりしているので、この一例だけで確定はできないが、まず85年頃からという可能性は高い。

後年セイルを新調した例。セイル番号は前々オーナーの誕生日。














(写真は上からPSC製434艇中295番目 Serenity、番数不明の1985年製 Sampaguita、および104番目 頼丸 です。)
Flicka20_Japan