フリッカではフォアワード・ハッチに加え、ポート(窓)が6個とも開閉できるものが多く、最後方の大型ポートがフィックスになっている艇でも前の4個は開閉できるようになっている。
したがって通風は極めて良いが、アメリカ東海岸は蒸し暑いのでさらにいろいろ工夫も必要になってくるようだ。
1984年製ニットノイのドロップ・ボード(差し板)は3枚式。真ん中の板に開閉式の黒いプラスチック製ポートを装着している。
夏場の虫対策。
ドロップ・ボードを取り払い、メイン・ハッチもスライドさせて開け放ち、いずれもスクリーンでカバー。
ニットノイは日本以上に猛烈に蒸し暑いフロリダのフリッカ。これで随分助かっているにちがいない。
写真はないが、ひょっとしたらフォアワード・ハッチ用スクリーンも用意してあるかも知れない。
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幸いなことにサンフランシスコ湾では夏でも虫に悩まされることは皆無だ。太陽が沈むとハッチやコンパニオンウェイを閉めなければならないほど肌寒くなる。セレニティーの6個の楕円形開閉式ポートにはそれぞれ外から嵌め込むタイプのスクリーンがそろっているが、今のところまだ使うチャンスはない。
(写真はいずれもPSC製434艇中281番 NitNoy です。)
⇒フリッカ・ホームページ、売りに出ているフリッカの一覧