PSC424番艇ニーナのファーラー、トップ部分は [1月に見た] が、今日はボトムの写真。
SSプレイトを当て、スルー・ボルト+ナットで留めたバウスプリット。
少なくとも1980年代中頃まではバウスプリットは [3本留め] だった。デッキの裏側にはアフトの2本分だけをカバーするやはりSS製の短いバッキング・プレイトが当ててある。フォアの1本はデッキのエッジに近く一段高くなっているため円盤が当ててあるだけでバッキング・プレイトはない。
その後の艇ではあまり役に立っているとは言えないそのフォアの1本をなくして [2本留め(2枚目の写真参照)] となったが、このカター・リグのニーナでは2本留めと同じ長さのプレイトながら、ボルトを3本にし、前2本を使って、イナー・ジブ・ファーラーのボトムを留めるための長いアイ・プレイトを装着してある。
尚、ボルト3本式のセレニティーでは、ボルト1本を使って短いアイ・プレイトを装着(現在は一番アフトの1本を使用)、そこにワイヤー・ラフ・ステイスルのタックについたペンダントをセットする。
1980年代中頃まではブルピット・レイルも下の横棒のないタイプだったが、後の艇ではこのタイプとなる。
後ろにアンカー・ロードを巻き取るウィンドラスが見える。フリッカのような小型艇では必要性を感じないが、歳をとると便利を通り越して必需品になるのかも知れない。
(写真はいずれもPSC製434艇中424番目 Nina です。)
⇒フリッカ・ホームページのフリッカ・データベースにあるニーナの紹介