どうも意気消沈して顔色もさえないようだ。この艇のティークは以前から何も塗られていないのでそれはそれで良い。しかし、トウ・レイルやプラットフォームはティークでも、バウスプリットはティークではないのでニスかペイントの保護が必要。
現オーナーは何も手を入れていないようだ。10数ヶ月でかなり荒れてしまった。
ちなみに、これは2008年10月、前オーナー時の写真。雨や雪の多いパシフィック・ノースウエスト。腐りやすい木部には注意。
ティークはブロンズ・ウールで表面の汚れを落とすように磨くだけで生地が出て新品同様になる。生地の上にセトールなど保護剤を塗布すれば艇の見栄えも見違えるようになる。
ハルヤードなどラニング・リギングも全部交換時期のようだ。
出来ればステイやシュラウドも交換したい。
この右舷側の写真は再び2008年10月のもの。ハルヤードやリーフィング・ラインがコックピット前まで引っ張られたシングルハンダーズ・パッケージ仕様だ。
手入れをしてくれる良い買い手が現れることを祈りたい。
艇のエンジンはヤンマーの船内機。スターンの小さな船外機はディンギー用。20フィート艇のフォア・デッキに7フィートのディンギーを載せるのは難しい。前方チェンバーのエアーを意図的に抜いている訳ではないと思うがどうだろう。
Vバース上の収納はない。しかし、小奇麗さが保たれている。
レンジはオライゴ (Origo) の非圧式アルコール・兼・電気コンロ。一口だが新品は500ドルもする。アルコール・コンロは電気のない所で、電気コンロ (120V 1100W) はマリーナで、と使い分ける。
(写真はいずれもPSC製434艇中182番目 Whisper です。)
⇒ Whisper のスルー・ハルについて
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標題とは関係のない、YouTube にあるフリッカ・ビデオのシリーズ第2弾2日目。僚艇から撮影した [Sampaguita] 。 (サンバギータの写真は [こちら] 。)