フリッカの個室ヘッド(トイレ)。新艇オーダー時にオーナーの好みに合わせてオプションや特注ができたのでいろいろバラエティーに富んでいる。
最もスタンダードなファクトリー・フィニッシのヘッド。
画面右側、ヘッド後方の収納スペースの下にヘッド用ホールディング・タンクがある。(ティッシュの乗った小さな棚は自作、これからステインやニスを塗るところ。)
この艇はハルの内張りをティークのスノコ張りにしてあるので、ヘッドの中も同様の仕上げ。ファクトリー・フィニッシ。
ソール(床)部分がティーク+ホーリー。下にオープン・ボックス型収納がない。代わりにヘッド後方に同様の収納が設えてある。
ハルのカーペットがソールのすぐ横まで来ているのは珍しい。カーペット張りはファクトリー、ソール部分はオーナー・フィニッシと思われる。
後方の収納は珍しいがファクトリー・フィニッシかも知れない。ここが塞がれているという事は、その後方、ホールディング・タンク上の広いスペース利用のため、そこにもコックピットからアクセスできるロッカーが設置されている可能性が大きい。
カーペットの内張りの代わりにティークを張った艇。ティークのスペーシングから見てオーナー(がプロに依頼した)フィニッシと思われる。ペーパー・ホールダーはファクトリー・オプション。
ヘッド後方に上の艇と同じ収納があれば、上の艇もこの艇もその収納が間違いなくファクトリー・フィニッシと言えるのだが、残念な事にこの写真では見えない。
尚、ヘッド前面の壁、上と中ほどに横に渡したレイルはコンパニオンウェイの差し板の収納用と考えられる。写真には写っていないが恐らく下にも一本渡してあるのだろう。このアイデアは興しろい。
ヘッド後方収納スペースに観音開きの扉付き。すぐ前の側面にあるフタ付きの小さな収納も含め、ファクトリー・フィニッシだろう。
中にはこういう簡素なヘッドもある。
ヘッドのバルブは座って左側にあるものと思っていたが、このように右後ろに付いている艇が今日の写真だけでも4杯確認できた事は少し驚きだ。シートの左側にあるセレニティーが例外的なのかも知れない。
(写真一番上はPSC製434艇中340番 Toucan、一番下は281番 Nitnoy、その他の艇は番数・艇名不詳。)
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