以前のオーナーの改造部の殆どを取り払った後、いよいよコックピットの復元に入った。
まずは残っているバルクヘッドに新しい合板を摺り合わせて継ぎ足す。
摺り合わせ部(コンパスの付いていた孔を塞いだあたりから下)は表面を斜めにグラインドする。この写真では約半分を既にグラインド済み(合板の積層が浮き出ている)。
新しい合板も同様にグラインドし、接着剤を付けずにドライ・フィットしてみたところ。ピッタリ合っているようだ。
新しい合板の摺り合わせ部に接着剤のエポキシ・レジンを塗ったところ。
この後クランプを使って接着する。
コンパニオンウェイの切り込みは4枚式差し板の2枚分くらいしかない。底辺はコックピット・コーミングと殆ど同じ高さだ。
コンパニオンウェイのサイズに、徹底した外洋志向艇にする意図が見える。
コックピット側には両舷とも上から下までL字鋼を当てて添え木にしている。摺り合わせ(接着)部分は小さいクランプと大きいクランプの間あたり。
ハルとの接合や、エンジン・ルーム(コックピット下の空間)へのアクセスはどうなるのだろう。これからが楽しみだ。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数不明、1980年製フリッカです。)
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