船内機(1GM10など)仕様のフリッカでは、ハルに開けた孔=スルー・ハルがスターンに二つある。ひとつはエンジン排気排水口、もうひとつはビルジとホールディング・タンクの排出口、だ。
この艇は1981年製で、その二つのスルー・ハルは、トランサムではなくサイドにある。1983年末頃製以降はトランサムに移動した。こちら⇒ [新しいタイプ]
トランサムに移ったということはこの旧式では不都合なことがあったはず。それは何だろう。エンジンの排気排水が目で確認しにくいということか。ヒールしている時の機帆走時うまく排気できないということだろうか。
尚、古い艇では、コックピット・ドレイン(排水口)がトランサムに二つある。こちら⇒ [旧型コックピット・ドレイン]
コックピット・ドレインがハル中部に移ったのは1983年頃と考えられていたが、今日の写真は1981年製。1981年から83年頃にかけていろんな設計変更がなされたようだ。
(写真はPSC製434艇中182番目 Whisper です。)
⇒ Whisper