USヤフー!フリッカ・グループに新オーナーのアーロンが投稿した写真。
艇購入後、メンテやアップデートを施し、全体をクリーンにしてやっと本当に自分の艇になった気がするのが新オーナー。今日の写真からもその気持ちが伝わって来る。
このヤードは見たところセレニティーも利用するサンフランシスコ・ボートワークスだ。
船底の手入れも終わったばかり。この艇は船外機仕様のためキール・スターン部にプロペラ・アパチャーが無い。
見たことのある艇だと思って良く見ると、マリーナ・デル・レイからミネソタ州に移動していた [Sparky] だ。LAからミネソタ経由でSFに来たことになる。
セイルはタンバーク色。いつか帆走している姿を目にすることがあるかも知れない。
係留はバークリー・マリーナだという。隣の青いハルもフリッカ(1978~83年前半製)。
ジューンバグは78年製にも拘らずメイン(スライディング)ハッチを格納するシーフッドが付いている。ほぼ同時期の [ダート(077番艇)] や [ノウマッド(054番艇)] にも付いている。旧型スライディング・ハッチ用の特注、何代目かのオーナーがスライディング・ハッチを新型に付け替えた時にフッドも付けた、のどちらかと思われる。
或るいは旧型ハッチの時代でもPSCへの艇オーダー時に波除け用ブリッジ2本の付いた当時の標準ハッチか、オプションの『ブリッジの無いハッチ+シーフッド(新型ハッチ時代のものより少し箱型で角ばった感じがする)』にするかを選べたのかも知れない。
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ところでSF湾と言えば湾の海底を3D化したビデオが Latitude38 で紹介されている。無論チャート(海図)等のデータと同じだが、金門橋の下など潮流の激しい所は海底の砂も深くえぐられている様子が良く分かる。
フラッド・タイド(入潮)やエッブ・タイド(出潮)時は主流が深い場所に沿って動くが、その時まるで岸を舐める様に主流と反対方向に緩く流れる沿岸流があるのも納得できる。主流と反対方向に移動しなければならない時に岸寄りの浅い場所を移動するのもひとつの知恵だ。ビデオは [こちら] 。
尚、所によっては海底に波状の砂が見える。その砂波の高さは場所ごとにビデオに表記してある(大体1m~9m)。
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(写真はPSC製434艇中058番目 JuneBug, 旧名 Sparky です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)