2015年1月5日月曜日

リサンダ バウスプリット

[2012年3月] に書きそびれた事を補筆。

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1990年代に製造されたPSCフリッカのバウスプリットは硬木2~3枚を積層し白いペイントを塗布したものではなく、この様なニス仕上げとなっているものが多い様だ。

両側のプラットフォームはティークだが、バウスプリットはやはりホワイト・オークかオレゴン・パイン(ダグラス・ファー)なのだろうと思う。










バウスプリットをデッキに留めるスルーボルトは1990年代フリッカには珍しく3本。しかし間隔は狭い。しかも前2本はアイを装着することにも使われている。

一等上のリンク先2枚目の写真で分かる様に90年代の艇では80年代の艇と違い、フォアデッキのクリートが平行して2本設置されている。リサンダのアンカー・ローラーは右舷側だけでなく左舷側にもあるが、左舷側のアンカー・ロード(チェイン+ライン)は場合によっては [オン・デッキ・スナッバー] などを使い左舷側のクリートに噛ませて使うことが出来るので便利だ。

(写真はPSC製434艇中430番、1996年製の Lisanda です。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)