フリッカではディーゼル船内機を停めるためのストッパーのノブがコックピット・ロッカー中に設置されている。(ストッパーのノブを引くと燃料供給がカット・オフされてエンジンが停まる。)
ニュー・イングランドの 『スカウト』 のオーナーはヤンマーの計器盤を取り外し、PSCから仕入れた白いパネル(PSCの中~大型艇用のものらしい)に計器を装着・配線し直した時、ストッパーのノブも計器盤の中に組み込んだ。
右下の長い物がストッパー・ノブ。
その隣にはオート・パイロット用のプラグ差込口も付いている。
(この艇は後ろに見えるようにモニター・ブランドのウィンドヴェイン自動操舵装置も装着済み。外洋長距離航海もこの二つがあれば安心だ。)
さて興しろいのは、ダッシュボードにスターター・ボタンはあるが、電源を入れるためのキーの差込口が無いこと。
実は電源を入れるキーの差込口はキャビン内の配電盤を新作した時にそこに移した。
ここなら濡れないし、誰かに悪戯をされることもないからということらしい。
尚、エンジンを停める度にシートから立ち上がらなければならないのは面倒とストッパーのノブをロッカーから出したオーナーは他にも何人か居る。イギリスの 『キャラウェイ』 のオーナー、アンガスもその一人([キャラウェイのダッシュボード] )。これなどオフ・シーズンに行う改善プロジェクトにピッタリかも知れない。
(写真はいずれもPSC製434艇中366番目 Scout です。)
⇒ フリッカ・データベースにある同艇の紹介