ライフスリング2(ライン付き救命フロート)。2006年2月に購入以来3年間ずっとスターン・プルピット・レイル右舷サイドに装着しっ放しだった。朝露や冬場の雨のせいだろう、蓋の部分だけ表層の痛みが目立つようになった。
これはまずい、とその後2年間は出航時のみレイルに装着するようにし、マリーナに戻るとキャビン内に取り込んで保管していた。
しかし、出し入れする時表層の白い小片がキャビン内にあちこち落ちて始末が悪い。
そこでこのオフ・シーズン、蓋の部分を交換。
蓋の端に付いているベルクロと取っ手だけは再利用できそうだ。
作業開始。再利用するベルクロ部分はそっくり切り取った。これは破棄する残りの蓋部分。
コンテイナー側のカットされた部分は念のためテグスで縫って保護。
新しい蓋はキャンヴァスを二重にし、家庭用ミシンを使い、化繊糸で縫い上げた。
試着後に撮影したので折り線が見える。この後取っておいたベルクロ部を上のフラップ部分に重ね、テグスを使って手縫いで縫い付ける。
以前の生地もベルクロの裏に付いたままだが、縫い付けはベルクロのエッジと新しい生地だけにした。
取っ手自体は新しい生地には縫い込んでいないが使うのに支障はない。
蓋のコンテイナー本体への縫い付けも同様にテグスを使って手縫いしようとしたが針が通らない。結局ティラー・カバー兼ラダー・チーク・カバー製作の際、サンブレラ生地縫製用に購入したポリエステルの糸と家庭用ミシンを使用。
セイルメーカーのミシンと比べ華奢で針が折れやすく、布送り用のギザギザプレイトも下側にしか付いていない(セイルメーカーのミシンは上側にも付いている)ので、ミシンのフライホイールをゆっくりと手で回しながら一針一針丁寧に縫い上げた。
最後に撥水用のスコッチガード [ファブリック・プロテクター] をスプレイして完成。
無論すべてワイフの手仕事。ありがとう。
引き続きマリーナ係留中は常時キャビン内に保管する。
(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity 関連のものです。)
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