イリノイ州のフリッカ 『ピオリア』 は1993年製。PSC416~422番艇位と思われる。(PSC最後の艇は1998年製434番。)
2004年製のダブル・アクスル(2車軸)トレイラーに載っている。(フリッカは6000ポンドの重量があるので1車軸では強度不足。) セイリングは殆どミシガン湖などの淡水域で行って来たと言うから、トレイラーも1GM10も塩害は殆ど無いだろう。
ポート・サイド。
STBサイド。
クォーターから見ると艇のラインが際立つ。
喫水線下を掌で隠すとちょうど水中から頭を出して艇を見上げたような角度になる。
トレイラーに載せるような陸置艇では船底塗料選びにも特に注意が必要。例えばインターナショナル・ウルトラは年中海上係留している艇には良くても、水に出たり入ったりする陸置艇には不向き。一度だけでも陸揚げして船底が乾いてしまうとフジツボやスライムに対してもう効果は期待できない。(陸揚げ24時間が限度と言われる。) 同じインターナショナル・ブランドのミクロン・エキストラやミクロンCSCなど、「ミクロン(マイクロン)」の名を冠した塗料は陸で乾いても大丈夫なのでトレイラー艇にも適している。
[このページ] の記述を借りれば、前者は「自己消耗型」、後者は「加水分解型」だ。
日本に船積み輸入する場合、このトレイラーがそのまま輸送用船台としても使える。
またトレイラーはいつでもトレイラー会社から艇に合わせたものを購入できる。
フリッカ用のトレイラーの新車は US$5,500~6,000。
ピオリアは販売希望価格 $39,500 (トレイラー込み)で今売りに出ている。詳細は下記リンク先参照。
(写真はいずれもPSC製434艇中、番数未確認、1993年製 Peoria 改め Texas Jack です。)
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