2011年1月20日木曜日

クォーター・バース下

セレニティーは1984年製。清水タンクのカバーは合板製でトップには水の注入口しかない。ここからホースで水道水を入れている。

後期のフリッカでは注入口の他、丸い覘き窓ややはり円形のネジ蓋付き洗浄用ホールが仕込まれているのを良く見かけるが、後期のファクトリー・スタンダードか、オプションか、それともオーナーによる後付けなのか分からない。

このタンクの水がギャリー・シンクの蛇口から出てくる訳だが、セレニティーでは今のところこのタンクの水は飲食には使っていない。使うとすればヘッド(トイレ)の水洗時、海水の代わりに使うくらい。(海水は独特の臭気が残るので水洗には使わない。)

しかしヘッドもデイ・セイリングでは全くと言って良い程使わない。年に一度使えば良い方だ。



そこで2年に一度はタンクを空にして新しい水に入れ換えるようにしている。長期クルーズに出掛ける時が来ればこのタンクの有難さも分かるだろう。

通常クォーター・バースは何かと便利な収納スペースとして使っているので、そこに在る物を全部どかしてクッションを取り外し、こうやって覘いてみることは殆どない。











アクセスが悪いのでタンク横の収納スペースには何も入れていないが、こういうスペースも長期クルーズでは重宝するにちがいない。工夫すれば色々入りそうだ。

クォーター・バース・クッション(長さ約 7 フィート)を艇から降ろし、バース全体を完全に収納スペースとして使っているオーナーたちが居ることは以前書いたが、この奥の蓋を開け易くするため長いクッションを二つに分割している人もあると言う。クッションを新調する時があれば一考に値するかも知れない。






(写真はいずれもPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカ・ブローシュアのページ (14頁版、8頁版へのリンク有。)