2015年7月10日金曜日

アメリカに帰って来たダルシニア

元々サンフランシスコ湾に居たフリッカ。オーナーのランディが2006年秋バハ・ハハ・ラリー(サンディエゴ~カボ・サン・ルーカス: 本年度のサイトは [こちら] )に参加、続いてコルテズ海のクルーズを楽しんだ後現地で売りに出し、2011年頃他のオーナーの手に渡っていたダルシニア。

[2012年] 再び現地で売りに出ていたが、それから3年半近く新オーナーが現れた様子は無かった。ところが今月になり突然ロサンジェルスの港町サン・ペドロに現れた。アメリカに持ち帰った方が需要が高く売りやすいという判断ではないだろうか。

このティーク・デッキも今年2015年4月に板と板の間のコーキングをやり直し、ティーク・バング(板を留めているファスナーの上に詰めるティークのカバー)も詰め直したそうだ。


バハ(カリフォルニア半島)を南から北に向かうのは殆ど全路真上りの難儀なコースで、バハ・バッシ(Baja Bash) と呼ばれる。この1GM10 も大活躍したことだろう。

2011年2月、ランディがコルテズ海東岸のサン・カルロスで上架し売りに出していた時は [約$29,000] だったが今回は$36,900 。





2012年コルテズ海西岸(半島側)のラ・パーズで大幅なメンテを行い、2015年にもデッキを補修、この艇の充実した艤装・装備も考え合わせると決しておかしくない値段の様だが、果たしてロサンジェルスまで遠距離回航して来た努力は報われるだろうか。

(写真はPSC製434艇中412番目 Dulcinea です。)
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