2015年7月8日水曜日

セレニティー 7月4日土曜日の風 2 (Videos)

程なく東風が消えて殆ど無風状態。風の変わり目に到達したのだ。この機にセイルをタックしてポート・タックに。



ところでセイルを揚げていない状態でも横風が当たるとフリッカはバウを風下に押される。それはデッキが前に行く程競り上がって高くなっているからだ。同様にメインスルなしでヘッスルだけ揚げている場合、この様に微風だと目に見えてバウが風下に押される。このビデオはちょうどそういう状態。

元々セイルボートは自分の目標とする方向より幾分風下に流されること、つまり Leeway(リーウェイ)というものを避けられないが、これはそのリーウェイが極端に大きい状態と言えるだろう。バウを押されて針路60度以上となったが、いっそ風を少しでも多く取り込んでみようとさらに120度(東南)とした。フラッド・タイド(入り潮・上げ潮)が始まった頃なので潮も押している。

しかしポートサイド前方の海面が30フィート程先からザワつき始めた。本格的な風の吹き始めだ。



トップのビデオから僅か10秒後、5~6ノットの風が北北西から吹き始めた。これ程の風になるとヘッスルのみの場合でもバウを風下に押す力よりも艇が前進する力の方が間違いなく大きくなり、艇の舵が良く効く。針路を再び30度に取る。と思う間もなく風はラル(強弱の周期の中弱い方、つまりパフの逆)になり、また60度になる。



2本目のビデオからさらに10秒後、風が再び吹き始める。今度は前方の海面一帯に小波が立っていると思う間もなく、頬を心地良い風が撫で始める。西寄りの北西の風。針路30度。対地艇速はまだ2ノットだがようやく本格的な帆走に入って行く。マリーナから北東0.72マイル地点。

(ビデオはPSC製434艇中295番 Serenity です。)
フリッカのスペック