2015年7月24日金曜日

外付け燃料ポンプの修理キット

福岡のフリッカ、ティー・カップの外付け燃料ポンプ換装の記事を読んで、横浜のフリッカ、マリタイムのオーナーの方から、自分も同じポンプが同様に壊れたので修理キットを購入し修理したとのお便りを戴いた。

修理キット。

問題のゴム製部品は薄型のダイアフラムではなく、完全に蛇腹状のベローズ(bellows) である事が分かる。





キットの値段は約6ドル。アメリカからの送料は約17ドル。仕入先は [こちら]

この部品は Walbro の古い型の WEP シリーズの燃料ポンプに共通使用できるものの様で "This is a bellows rebuild kit for old-style Walbro WEP fuel pumps." と書いてある。

***

マリタイムではエンジン用のみでなく、室内暖房ディーゼル・ヒーター用にも別個に同型ポンプが装着されており、今年春1か月の間に何と2台共にポンプが空回りし続けるようになり、分解してみたところ、いずれもゴムの蛇腹(べローズ)に孔が開き、ハウジング(ケース)が軽油で満たされた状況だったとの事で、ティーカップとほぼ同じ壊れ方だったと思われる。

マリタイムは1995年製(426番艇)、ティー・カップは1993年製(421番艇)。90年代に造られたPSC製後期艇の外付け燃料ポンプが押し並べて [このWalbro 製ポンプ] である確率は高そうだ。両艇共建造からほぼ20年が経過したところでゴムのベローズが破損したことから、同年代の他のフリッカでも遅かれ早かれこのポンプの修理または換装が必要になることが考えられる。

マリタイムでは立て続けに2個修理が必要だったことから今はこのキットのスペアも購入・保存されている由。組立直しには多少苦労が伴うかも知れないが、ありがたい選択肢だ。

尚、このポンプはイグニッションをオンにするだけでいつも動いている常時稼動型ではなく、必要な時のみ稼動するタイプで、修理後のマリタイムではエンジン起動時のみ、たまに2~3回カタカタとソレノイドの音がするだけで、後は沈黙していることが多く、壊れているのかと思う位との事。(ちなみにディーゼル・ヒーター用の同型ポンプは、10秒に1回位の稼動。)

***

またマリタイムでは今コンパニオンウェイ梯子の後ろにあるエンジン・アクセス口の板の裏に貼ってある銀色カバーの付いた防振・防音ウレタンの処理中。問題はウレタンが劣化して粉が出ることで、カバーを一度板から剥がして劣化したウレタンを除去し、芯のみ残して再接着中との事。(セレニティーの板には何も貼られていない。これは後期艇またはアラスカに居たマリタイムの様な寒冷地仕様艇だけのものかも知れない。)ともかく建造後20年を経る頃からゴムやプラスティックなど化学製品の劣化には充分注意した方が良さそうだ。

他のフリッカのオーナーの方々のためにこの情報を送信戴いたマリタイムのオーナーK氏に感謝したい。他のオーナー諸氏も事の大小を問わずメンテその他の経験をシェアして戴ければ有り難い。どうぞ boatlife2go @ yahoo.co.jp (@ の前と後ろのスペースは削除され度)まで。

(写真はPSC製434艇中1990年代製等後期建造艇に標準装備されていると思われる Walbro WEP シリーズ燃料ポンプ用リビルド・キットです。写真・情報提供: 426番艇 Maritime のオーナーK氏。)
フリッカの歴史 (History of the Flicka)