実は3週間前に到着していたが、クリスマス連休まで家のメイン・ガレージで眠っていた。購入先は [こちら]
。
購入したのは 6.8ft x 3ft (厚さ4") のフォーム2枚、6.8ft x 2ft (厚さ同) のフォーム2枚、及び 25ft x 2.5ft (厚さ1") の [ファイバー・フィル] 。註文後、どのような形で送って来るのだろうかと思っていたら、このとおり。
がんじがらめに丸め込んだ包みが2ヶ。 1ヶ約16kg。
どのような機械を使って梱包するのだろう。
リビング・ルームで開梱する。
先ずは小さい方から開いてみる。
外側から締め込んであった7本のタガをカットする度にどんどん膨らむ。その下に幾重にも丹念にぐるぐる巻きにしたプラスティック・ラップを除去する時も同様。
ラップを剥がすとタガ1本に締められたプラスティック袋が出て来る。
その袋の天辺の結び目をカットすると瞬く間にさらに膨張。
最後にこの袋のタガをカットするとアッと言う間もなく袋が破けんばかりに拡がる。
二人がかりで袋から出すと、伸びをするように本来の大きさに戻る。
実際にやってみるとランプの中から巨人が出てくるのを手伝っているみたいで大変おもしろい。
しばらくこの部屋が工房になる。
尚、このフォーム [HD36-HQ] の寿命は12~18年。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
⇒ フリッカ・データベース
2012年12月31日月曜日
2012年12月30日日曜日
セレニティー テーブル・キャッチ装着 2
クッション用テンプレイトのファイナライズの同日、テーブル・キャッチのテーブル側金具も装着。
壁側の金具はネジ2本と接着剤で固定してから約1週間、接着剤も完全にキュアして、金具、台座ともビクともしない。
テーブル側金具は当初予定していた3/4インチの木ネジではなく、1/2インチ長のもので留めた。こちらは留先が厚い木なので木ネジだけで充分。
早速試してみたが、使い勝手は良好。
良く見ないと分からないが、テーブル側金具の方が2~3mm低い。
右側の辺をティークの端(白い合板部との境目)に持って来ればちょうど良かった計算。
しかし機能的に問題はないのでこれで良しとする。
両側ともこの後ティークを軽くサンディングした後アルコール清拭し、エピファンを2~3回塗布する。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
壁側の金具はネジ2本と接着剤で固定してから約1週間、接着剤も完全にキュアして、金具、台座ともビクともしない。
テーブル側金具は当初予定していた3/4インチの木ネジではなく、1/2インチ長のもので留めた。こちらは留先が厚い木なので木ネジだけで充分。
早速試してみたが、使い勝手は良好。
良く見ないと分からないが、テーブル側金具の方が2~3mm低い。
右側の辺をティークの端(白い合板部との境目)に持って来ればちょうど良かった計算。
しかし機能的に問題はないのでこれで良しとする。
両側ともこの後ティークを軽くサンディングした後アルコール清拭し、エピファンを2~3回塗布する。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
2012年12月29日土曜日
セレニティー 室内クッション用テンプレイトを作る 3
クリスマス・イブの月曜日、久しぶりの晴天。艇でクッション用テンプレイトのフィットを確認、その場で最終補正を行う。
Vバース左舷側、クッション底部のテンプレイト(型紙)。艇のセンターラインをベースにして各辺に補正を加えた。
余分な箇所はカット、不足箇所は紙をテープで継ぎ足してテンプレイトの最終版が完成。
フォア・ピーク部分は実際は左右舷を合わせた1枚の台形状のクッションを作る。
Vバース手前部分。
左隅の三角形の斜めの盛り上がり部分はファクトリー製品では特別何も手当てをしてなかったので、それに習う。
ひっくり返して裏表逆にすると右舷側のテンプレイトになる。
しかし、どういう訳か、一等手前のフィラーに隣り合わせの部分が完全な左右対称ではなく、右舷側の方が左舷側より少しづつ末広がりになっており、手前の端で1/4インチ広いことが分かった。フォームやカバーをカットする時、右舷側だけその分裁断用の線を補正することにする。
尚、この日は厚さ4インチのクッションの上面の広さのテンプレイトも同様にファイナライズしたが、写真は省略する。
これはフィラーの合板用テンプレイト。
合板は当初ファクトリー製クッションの合板をそのまま継続して使おうと思っていたが、フォームを取り外した時、合板の質の悪さにあきれてしまった。クッション・カバーはその合板に無数のステイプル(ホッチキスの針)で留めてあったのだが、それを1本1本抜く程の価値が全く無い代物。よって厚さ1/2インチ合板で新作する。
この部分のフォームは底面も上面も同サイズで、各辺をこの合板より3/4インチ外に押し出した形で一回り大きくカットする。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
Vバース左舷側、クッション底部のテンプレイト(型紙)。艇のセンターラインをベースにして各辺に補正を加えた。
余分な箇所はカット、不足箇所は紙をテープで継ぎ足してテンプレイトの最終版が完成。
フォア・ピーク部分は実際は左右舷を合わせた1枚の台形状のクッションを作る。
Vバース手前部分。
左隅の三角形の斜めの盛り上がり部分はファクトリー製品では特別何も手当てをしてなかったので、それに習う。
ひっくり返して裏表逆にすると右舷側のテンプレイトになる。
しかし、どういう訳か、一等手前のフィラーに隣り合わせの部分が完全な左右対称ではなく、右舷側の方が左舷側より少しづつ末広がりになっており、手前の端で1/4インチ広いことが分かった。フォームやカバーをカットする時、右舷側だけその分裁断用の線を補正することにする。
尚、この日は厚さ4インチのクッションの上面の広さのテンプレイトも同様にファイナライズしたが、写真は省略する。
これはフィラーの合板用テンプレイト。
合板は当初ファクトリー製クッションの合板をそのまま継続して使おうと思っていたが、フォームを取り外した時、合板の質の悪さにあきれてしまった。クッション・カバーはその合板に無数のステイプル(ホッチキスの針)で留めてあったのだが、それを1本1本抜く程の価値が全く無い代物。よって厚さ1/2インチ合板で新作する。
この部分のフォームは底面も上面も同サイズで、各辺をこの合板より3/4インチ外に押し出した形で一回り大きくカットする。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
2012年12月28日金曜日
セレニティー 室内クッション用テンプレイトを作る 2
旧フォームから取ったアウトラインの補正作業。
赤いラインが旧フォームのアウトライン。
青いラインが艇で採寸した数字に基づく補正ライン。
このように激しくずれている部分も多い。
補正ラインに沿ってカットしていく。
前述の様にVバース・クッションは底面と上面の2枚。片舷のみの型だが、両舷対称なのでいずれも裏表をひっくり返すと反対舷の型として使える。
上に乗っている小さい2枚はVバースのフォア・ピーク部分の底面と上面。今回燃料タンクの上部分は独立させる。
セッティーのシートは底面と上面が同寸なのでテンプレイトは1枚で足りる。背もたれも同様。
上に乗っている台形の紙はVバースのフィラー・クッション部。
***
これらのテンプレイトを使ってフォームやカバーの生地をカットする前に、テンプレイトを実際に艇内に持ち込んで最終チェックと再補正を行う。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
⇒ フリッカのスペック
赤いラインが旧フォームのアウトライン。
青いラインが艇で採寸した数字に基づく補正ライン。
このように激しくずれている部分も多い。
補正ラインに沿ってカットしていく。
前述の様にVバース・クッションは底面と上面の2枚。片舷のみの型だが、両舷対称なのでいずれも裏表をひっくり返すと反対舷の型として使える。
上に乗っている小さい2枚はVバースのフォア・ピーク部分の底面と上面。今回燃料タンクの上部分は独立させる。
セッティーのシートは底面と上面が同寸なのでテンプレイトは1枚で足りる。背もたれも同様。
上に乗っている台形の紙はVバースのフィラー・クッション部。
***
これらのテンプレイトを使ってフォームやカバーの生地をカットする前に、テンプレイトを実際に艇内に持ち込んで最終チェックと再補正を行う。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
⇒ フリッカのスペック
2012年12月27日木曜日
セレニティー 室内クッション用テンプレイトを作る
クッションを新作する場合、決して今まで使っていた古いクッションから型取りすべきではない。古いクッションは方々にガタが来て、形が崩れているので、新作用の型取りには使えない。実際の艇内スペースの実寸からテンプレイト(型紙)を起こすべきだ。というより、テンプレイト作りそのものを現場の艇内で行うのがベスト。
今回は(1) 古いクッションからカバーを外してフォームのアウトラインを紙に取る、(2) それを艇内スペースから採寸した数字で補正、 (3) それを艇内で最終チェックして仕上げる、という3工程を踏んで作業してみる。
先ずはガレージ・フロアーをきれいに清掃後、塗装屋さんなどの使うプラスティック・シートを敷き詰める。
シート上に乗っているのはラージ・フォーマット(大判)プリンター用の紙のロール。
これをテンプレイト用紙として使う。
旧フォームからアウトラインを取る。
Vバース・クッションは4インチの厚みの底面と上面で幅が異なるので型が2枚必要。
このアウトラインを艇内スペースから採寸した数字で補正しながら整形していく。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ (2~3年新しい号が出ていなかったが、先月編集者が以前の人物に戻り、復活した。復活版第1号の写真特集号も既にアップロードされている。)
今回は(1) 古いクッションからカバーを外してフォームのアウトラインを紙に取る、(2) それを艇内スペースから採寸した数字で補正、 (3) それを艇内で最終チェックして仕上げる、という3工程を踏んで作業してみる。
先ずはガレージ・フロアーをきれいに清掃後、塗装屋さんなどの使うプラスティック・シートを敷き詰める。
シート上に乗っているのはラージ・フォーマット(大判)プリンター用の紙のロール。
これをテンプレイト用紙として使う。
旧フォームからアウトラインを取る。
Vバース・クッションは4インチの厚みの底面と上面で幅が異なるので型が2枚必要。
このアウトラインを艇内スペースから採寸した数字で補正しながら整形していく。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity 関連の品物です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ (2~3年新しい号が出ていなかったが、先月編集者が以前の人物に戻り、復活した。復活版第1号の写真特集号も既にアップロードされている。)
2012年12月26日水曜日
テキサス州の自作フリッカ 仕上がりか 3
キャビントップの写真2枚。
メイン・ハッチ上方を横切るメインシート・トラヴェラー。
ここのウィンチも非セルフ・テイリング。ウィンチ周辺にラインを留めるクリートやクラッチの類が見られないが、これからの装着かも知れない。
サイドデッキには既にジブシート・トラックが敷設されている。
メイン・ハッチを格納するシーフッドの前方にあるマスト配線のボックスとマストを立てるターバナクル。
早くスパー(マスト、ブーム)、リギング、セイルをセットした写真を見たいものだ。
(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ USヤフー!フリッカ・グループ
メイン・ハッチ上方を横切るメインシート・トラヴェラー。
ここのウィンチも非セルフ・テイリング。ウィンチ周辺にラインを留めるクリートやクラッチの類が見られないが、これからの装着かも知れない。
サイドデッキには既にジブシート・トラックが敷設されている。
メイン・ハッチを格納するシーフッドの前方にあるマスト配線のボックスとマストを立てるターバナクル。
早くスパー(マスト、ブーム)、リギング、セイルをセットした写真を見たいものだ。
(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ USヤフー!フリッカ・グループ
2012年12月25日火曜日
テキサス州の自作フリッカ 仕上がりか 2
コックピット・シートと背もたれに自作クッションを設置完了。
コーミング上や外にジェノア用シート・トラックが見当たらない。
昨日の話しの続きだがジェノアやドリフターなど大きいセイルのシートはコーミング後方のウィンチに直接巻くのかも知れない。
リギングの写真がまだ無いが、新春には進水、カリブ海への処女航海を考えているらしい。
(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。
コーミング上や外にジェノア用シート・トラックが見当たらない。
昨日の話しの続きだがジェノアやドリフターなど大きいセイルのシートはコーミング後方のウィンチに直接巻くのかも知れない。
リギングの写真がまだ無いが、新春には進水、カリブ海への処女航海を考えているらしい。
(写真は元々ミシガンで建造され、テキサスで仕上げ中の自作フリッカです。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。
2012年12月24日月曜日
テキサス州の自作フリッカ 仕上がりか
[テキサス州の自作フリッカ] が殆ど仕上がっている。
手前のフリッカはパシフィック・シークラフト製(PSC) フリッカ、[インプ] 。
画面奥が殆ど仕上がった自作フリッカ。
そのコックピット。
コックピット・コーミング上のプライマリー・ウィンチが各舷二つづつ。
スターンにも左舷側にウィンチが一つ。いずれもセルフ・テイリングではない。これらのウィンチ、どういう使い分けをするのか興味深い。
(写真は元々ミシガンで建造されテキサスで仕上げ中の自作フリッカと、PSC製434艇中098番 Imp です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。
手前のフリッカはパシフィック・シークラフト製(PSC) フリッカ、[インプ] 。
画面奥が殆ど仕上がった自作フリッカ。
そのコックピット。
コックピット・コーミング上のプライマリー・ウィンチが各舷二つづつ。
スターンにも左舷側にウィンチが一つ。いずれもセルフ・テイリングではない。これらのウィンチ、どういう使い分けをするのか興味深い。
(写真は元々ミシガンで建造されテキサスで仕上げ中の自作フリッカと、PSC製434艇中098番 Imp です。)
⇒ www.yachtworld.com キーワード欄にFlickaと入れてサーチ・ボタンをクリック。
2012年12月23日日曜日
セレニティー テーブル・キャッチ装着 1
[準備しておいたキャッチ] を装着。
装着位置の真ん中の縦線はギャリー壁のフォア・エンドから11.5インチの場所。
アフト側にあるシンク下ドアのフレーム端からもちょうど11.5インチと、壁の中心にあたる。水平方向上下2線の中、下の線は壁の下辺から4インチの高さ。
ドライ・フィットで壁に木ネジ用ガイド・ホウルを開けてからティーク裏側に接着剤を塗った。
壁側用の木ネジはスペイサーが厚いため金具に付いてきた3/4インチ長のものでは短かく、1インチ長のものを使用。
テーブル下の位置関係。
接着剤が完全にキュア(乾燥)するまで1週間待つ。テーブル側金具は次週末装着予定。
(尚、この日は雨のためハッチやポートを開けられず、インテリア・エピファンの2コート目塗布は次週末に延期した。)
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧
装着位置の真ん中の縦線はギャリー壁のフォア・エンドから11.5インチの場所。
アフト側にあるシンク下ドアのフレーム端からもちょうど11.5インチと、壁の中心にあたる。水平方向上下2線の中、下の線は壁の下辺から4インチの高さ。
ドライ・フィットで壁に木ネジ用ガイド・ホウルを開けてからティーク裏側に接着剤を塗った。
壁側用の木ネジはスペイサーが厚いため金具に付いてきた3/4インチ長のものでは短かく、1インチ長のものを使用。
テーブル下の位置関係。
接着剤が完全にキュア(乾燥)するまで1週間待つ。テーブル側金具は次週末装着予定。
(尚、この日は雨のためハッチやポートを開けられず、インテリア・エピファンの2コート目塗布は次週末に延期した。)
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ 今フリッカ・ホームページで売りに出ているフリッカ一覧
2012年12月22日土曜日
セレニティー 通気孔拡大 4
開口部断面の処理。冬季結露などで合板内に湿気が入ることを防ぐ。
掃除機できれいにした後アルコール清拭。
その後エピファンの1コート目を塗布。
アウトボード側収納スペースの通気孔断面も同様に処理。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
掃除機できれいにした後アルコール清拭。
その後エピファンの1コート目を塗布。
アウトボード側収納スペースの通気孔断面も同様に処理。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・データベース
2012年12月21日金曜日
セレニティー 通気孔拡大 3
個室ヘッド内の孔の位置。
個室ヘッド内から収納スペース内を覗いたところ。
これで換気が良くなってくれることが期待できそう。
収納側から個室ヘッド側を覗いたところ。
(右下の棒は掃除機の筒。)
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカ・ブローシュア(14頁版)
2012年12月20日木曜日
セレニティー 通気孔拡大 2
白い表層板の付いたラミネート部(厚さ3~4mm)がポンと外れた。
ファクトリーはなぜここに白い化粧板の付いた合板を仕込んだのだろう。
この白い化粧板自体は厚さ1mmもない程。セッティー・アウトボード側収納用に [同径の孔] を開けた時にはこの白い表層は確認できなかった。位置的には合計約1インチ厚の積層の [真ん中に見える黒い部分] (接着用レジン層)のあたりと思われる。
ホウル・ソーから外した時の白い化粧板の付いた薄い合板の反対側。ファイバーグラスが見える。
収納スペース側の厚い合板もカットして貫通。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
ファクトリーはなぜここに白い化粧板の付いた合板を仕込んだのだろう。
この白い化粧板自体は厚さ1mmもない程。セッティー・アウトボード側収納用に [同径の孔] を開けた時にはこの白い表層は確認できなかった。位置的には合計約1インチ厚の積層の [真ん中に見える黒い部分] (接着用レジン層)のあたりと思われる。
ホウル・ソーから外した時の白い化粧板の付いた薄い合板の反対側。ファイバーグラスが見える。
収納スペース側の厚い合板もカットして貫通。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカの歴史 (History of the Flicka)
2012年12月19日水曜日
セレニティー 通気孔拡大 1
セッティー下の収納スペース用に [直径1インチの通気孔] を開けてから2週間後、やはり [セッティー後ろの収納スペース用] と同じ直径3.75インチの孔に拡大することを決定。
12月15日土曜日、先ずはこの壁の向こう側(収納スペース側)からドリルで孔の中心点を決めるパイロット・ホウルを開けた。
一番右下に見えるのが最初に試削したパイロット・ホウル。貫通後この個室ヘッド側からホウル・ソーを当てて確認してみたところ、左上の1インチ孔のエッジが新しい3.75インチ孔のエッジととぎりぎり重なるか外に出てしまう位危ういところなので、その分修正して2番目のホウル(クリーンに見える方の小孔)を開けた。
パイロット・ホウルにホウル・ソーのアーバー(真ん中の黒いドリル・ビット)を当てて掘削開始直後。
個室ヘッド側合板が取れた。
取れた合板の向こうには白い板。
[1インチ孔掘削] はドリルで行ったので掘った部分が全ておが屑になり、この白いラミネート板は確認できなかった。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
12月15日土曜日、先ずはこの壁の向こう側(収納スペース側)からドリルで孔の中心点を決めるパイロット・ホウルを開けた。
一番右下に見えるのが最初に試削したパイロット・ホウル。貫通後この個室ヘッド側からホウル・ソーを当てて確認してみたところ、左上の1インチ孔のエッジが新しい3.75インチ孔のエッジととぎりぎり重なるか外に出てしまう位危ういところなので、その分修正して2番目のホウル(クリーンに見える方の小孔)を開けた。
パイロット・ホウルにホウル・ソーのアーバー(真ん中の黒いドリル・ビット)を当てて掘削開始直後。
個室ヘッド側合板が取れた。
取れた合板の向こうには白い板。
[1インチ孔掘削] はドリルで行ったので掘った部分が全ておが屑になり、この白いラミネート板は確認できなかった。
(写真はPSC製434艇中295番 Serenity です。)
⇒ フリッカのリグ
2012年12月18日火曜日
1973~74年頃建造の Fer-a-lite フリッカ5~6艇 4
『ワイヤー・プランク+フェラライト』 法によるフリッカの写真全7枚中、最後の2枚。
ハルだけ購入して後は自作したのだろうか。
角ばったキャビンが特徴的。
艤装はこれからのようだ。
このギャーフ・リグ艇は上の写真とは明らかに別艇。
艇名もフリッカ。
デッキの造作はプロによるものと見受けられる。
***
さて 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 法の現オーナーはUSヤフー・フリッカ・グループにこれらの写真(艇)に見覚えのある人はいないだろうか、と都合7枚の写真を投稿した訳だが、返答が一つだけあった。
Ferro Boat Company という名の造船所製のハルID 『FRW 100011173』 のフリッカが自分と同じマリーナに居るというのだ。手元に写真はないが、緑のハルでギャーフ・リグだという。(IDから1973年11月にハルが完成、その前の001からして同ファクトリー製フリッカ1号艇であることが分かる。)
この返答者は上の2枚目の写真を見て返答したのだろう。実は73年製フリッカでフェロセメント・ハルと言われ、艇名もフリッカというフリッカは当ブログに過去何回か登場している ( [1]、 [2]、 [3]、 [4] )。上の2枚目の写真の艇と、この今まで何回も見て来た艇が同一艇であることはまず間違いない。はからずも同艇の素性が明らかになったと言えよう。
Ferro Boat Company がプラット・モンフォートのファクトリーだったか否かはともかく、この艇のハルが単なるフェロセメントではなく、 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 で造られたハルであることも分かった。
***
以前登場した Ryan Marine 製フェロセメント艇の [Wren] は74年3月のハル完成だが、Wren も 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 ハルである可能性が無きしも非ずだ。
(写真はWire Plank & Fer-a-lite によるフリッカ中の2艇です。)
⇒ フリッカのスペック
ハルだけ購入して後は自作したのだろうか。
角ばったキャビンが特徴的。
艤装はこれからのようだ。
このギャーフ・リグ艇は上の写真とは明らかに別艇。
艇名もフリッカ。
デッキの造作はプロによるものと見受けられる。
***
さて 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 法の現オーナーはUSヤフー・フリッカ・グループにこれらの写真(艇)に見覚えのある人はいないだろうか、と都合7枚の写真を投稿した訳だが、返答が一つだけあった。
Ferro Boat Company という名の造船所製のハルID 『FRW 100011173』 のフリッカが自分と同じマリーナに居るというのだ。手元に写真はないが、緑のハルでギャーフ・リグだという。(IDから1973年11月にハルが完成、その前の001からして同ファクトリー製フリッカ1号艇であることが分かる。)
この返答者は上の2枚目の写真を見て返答したのだろう。実は73年製フリッカでフェロセメント・ハルと言われ、艇名もフリッカというフリッカは当ブログに過去何回か登場している ( [1]、 [2]、 [3]、 [4] )。上の2枚目の写真の艇と、この今まで何回も見て来た艇が同一艇であることはまず間違いない。はからずも同艇の素性が明らかになったと言えよう。
Ferro Boat Company がプラット・モンフォートのファクトリーだったか否かはともかく、この艇のハルが単なるフェロセメントではなく、 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 で造られたハルであることも分かった。
***
以前登場した Ryan Marine 製フェロセメント艇の [Wren] は74年3月のハル完成だが、Wren も 『ワイヤー・プランク+フェラライト』 ハルである可能性が無きしも非ずだ。
(写真はWire Plank & Fer-a-lite によるフリッカ中の2艇です。)
⇒ フリッカのスペック
2012年12月17日月曜日
1973~74年頃建造の Fer-a-lite フリッカ5~6艇 3
『ワイヤー・プランク+フェラライト』 法によるフリッカ・ハル、続き。
昨日のハルのひとつか否かは不明だが、ハルが完成してターン・オーバーされた立ち姿。
プロペラ・アパチャーは無いようだ。
こちらはアパチャーがある。
このハルは塗装まで終わり、オーダーした人の元に送られるところと見える。
この後はデッキ、キャビンその他の工作物をオーナーが自作するか、ボート・カーペンターなどに依頼するのだろう。
(写真はWire Plank & Fer-a-lite によるフリッカ中の2艇です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ (2~3年新しい号が出ていなかったが、先月編集者が以前の人物に戻り、復活した。復活版第1号の写真特集号も既にアップロードされている。)
昨日のハルのひとつか否かは不明だが、ハルが完成してターン・オーバーされた立ち姿。
プロペラ・アパチャーは無いようだ。
こちらはアパチャーがある。
このハルは塗装まで終わり、オーダーした人の元に送られるところと見える。
この後はデッキ、キャビンその他の工作物をオーナーが自作するか、ボート・カーペンターなどに依頼するのだろう。
(写真はWire Plank & Fer-a-lite によるフリッカ中の2艇です。)
⇒ フリッカ・ニューズレターのページ (2~3年新しい号が出ていなかったが、先月編集者が以前の人物に戻り、復活した。復活版第1号の写真特集号も既にアップロードされている。)
2012年12月16日日曜日
1973~74年頃建造の Fer-a-lite フリッカ5~6艇 2
『ワイヤー・プランク+フェラライト』 法によるフリッカ・ハル写真の続き。
昨日のハルとは別の2艇。
どこかの造船所(プラット・モンフォートのファクトリーかも知れない)で製作中のハル。
プロペラ用切り込み(アパチャー)がある点に注意。
こちらもどこかのファクトリーのようだが、このハルにはプロペラ・アパチャーがない。
これらの写真はノー’スター製やパシフィック・シークラフト製が登場する前にバック・ヤードや各地の造船所で造られたフリッカが決して少なくなかったことを示す好例と言えるだろう。
(写真はWire Plank & Fer-a-lite によるフリッカ中の2艇です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。
昨日のハルとは別の2艇。
どこかの造船所(プラット・モンフォートのファクトリーかも知れない)で製作中のハル。
プロペラ用切り込み(アパチャー)がある点に注意。
こちらもどこかのファクトリーのようだが、このハルにはプロペラ・アパチャーがない。
これらの写真はノー’スター製やパシフィック・シークラフト製が登場する前にバック・ヤードや各地の造船所で造られたフリッカが決して少なくなかったことを示す好例と言えるだろう。
(写真はWire Plank & Fer-a-lite によるフリッカ中の2艇です。)
⇒ フリッカ・パッセージのページ フリッカ各艇の長距離航行記録を載せるページ (全6ページ、各ページ一番下の Next>> をクリック)。
登録:
投稿 (Atom)