2012年6月18日月曜日

インプ 1979年製PSCフリッカ

このフリッカはノース・カロライナ州ワシントン(現在パシフィック・シークラフトの本社・工場のある街)で6月初旬craigslistを通じて5000ドルで売りに出された。

オーナーはすぐに買ってくれる相手を探していたらしく即話しがまとまった。








実はその買い手というのは昨日見たテキサスの自作フリッカのオーナー、ビルである。あの自作フリッカの仕上げをしつつ、ヤフー・フリッカ・グループでこのフリッカが売りに出されたというニュースを知るや、即購入を申し込み交渉を成立させたそうだ。トレイラーでテキサスまで運ぶと言う。

このPSC製フリッカはハリケーンのためマリーナで沈没した過去があり、船内機は錆付き、船体もかなりの手入れが必要らしい。


船好き工作好きのビルは、昨年リタイアしたばかりで体力も時間もある。これも絶好のプロジェクト・ボートという訳だ。

この艇もビルの手で立派に甦るにちがいない。










ところで、アメリカのヤフー・フリッカ・グループで新作のティーク製スライディング・ハッチを探している人も居たが、ビルはこの艇のファイーバーグラス・ハッチから型取りし、必要な人には得意の木工でティーク製ハッチを作ってくれると言う。

ちなみに別人がPSCに問い合わせたところ新作ティーク製スライディング・ハッチは2600ドル。






ビルの場合、材料費と送料だけでOKだそうだ。

既にテキサスの自作フリッカの仕上げで見て来たように相当の技術の持ち主だ。アメリカのフリッカ・コミュニティーにはこういう人がいるのでおもしろい。

(写真はPSC製434艇中098番 Imp です。)
フリッカのスペック